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更新日:2026.09.08 / 掲載日:2026.09.08

新型フェアレディZの「温故知新」ぶりに心が騒ぐ【九島辰也】

 あまりニュースになっていませんが、8月終わりに日産はフェアレディZのマイナーチェンジを発表しました。現行型は7世代目のRZ34型と呼ばれ、2022年にリリースしたものです。なので時期的には予定通りのマイチェンということになるでしょう。

 そもそも息の長いモデルですから、6年でフルモデルチェンジするようなサイクルではありません。さらにいえば、このクルマ自体常に話題にあがるものではないので、このニュースはそれほど騒がれません。SUV全盛の今、2ドアスポーツカーは特殊なのでしょう。ネットサーフィンして遭遇するようなクルマとは一線を画します。

日産 フェアレディZ

 ではどこが変わったのか。ニュースリリースを読むと今回は細かく手が入ったのがわかります。エクステリアデザインや足回りが主なポイント。具体的にはノーズ先端が延長され、シルエットがよりロングノーズ&ショートデッキになりました。個人的に長いボンネットが大好きなので、これは刺さります。FRスポーツの美点ですね。スポーツカーはミッドシップに注目が集まりますが、美しさでいえばFRに軍配が上がります。

 その先端に「Z」マークが復活したのもニュース。「Z」マークは1969年の初代S30型から1989年リリースのZ32型まで採用されていました。つまり、歴代モデルへのオマージュ。今回のコンセプトの中に“ヘリテージデザイン”というのがありますが、まさしくそれに当たります。

日産 フェアレディZ

 S30型からは新色のボディカラーと内装色もインスパイアされています。当時のグランプリグリーンから発想を得た新色の雲龍グリーンがそうです。それにスーパーブラックを掛け合わせツートンにしています。結果、ツートン5色、モノトーン5色の10通りのボディカラーが設定されました。台数が出るクルマではないのに、これだけ用意したのはあっぱれ。カスタマーには嬉しい配慮です。ちなみに、人気色は、第1位がホワイトとブラックのツートン、2位がミッドナイトブラック、3位が前述した雲龍グリーンとブラックのツートンだそうです。

 ホイールは3代目Z31型のエアロディッシュホイールデザインをオマージュしました。リムが削り出しでスポークはブラックに塗装されます。サイズは19インチ。レイズ製の鍛造です。

 ハードウェアでは6MTが話題です。ムービーを観る限り、かなりショートストロークでダイレクト感のあるものに仕上がっていそうです。これ用にスロットルやエンジンの点火タイミングを最適化することで、アクセルレスポンスが良くなったそうですから期待できます。早くステアリングを握りたくなりました。この他では、乗り心地の向上を目指したダンパーの変更とブレーキシステムの見直しなどが施されています。バネ下の軽量化でハンドリングを良くする作戦です。

日産 フェアレディZ NISMO

 そんな新型フェアレディZのグレードはスタンダードモデルをエントリーとし、バージョンS、バージョンST、それとトップグレードにNISMOを設定します。走りを鑑みれば当然NISMO一択となりますが、普段乗りをメインステージにするならその必要はないでしょう。今回は“ヘリテージデザイン”がコンセプトですから、その辺を味わうのはアリ。そう考えると、ボディカラーは雲龍グリーンかバーガンディですかね。ついでにホイールもインチダウンしたりして。ただ、その場合ブレーキキャリパーが入るかどうかわかりませんが。

 いずれにせよ、新型はかなり好みです。もう30年くらい前になりますが、Z31後期型を買う機会を逃していますからフェアレディZには心残りがあります。そういえば、SR型ダットサンフェアレディを買う時もそうでした。S30型の左ハンドルと悩み、結局SR(L)型にしました。なので、今回のロングノーズは興味津々。カッコ良く見えます。あとは乗ってどうかですかね。近々日産から広報車をお借りして撮影したいと思います。その時はまた感想をレポートするのでお楽しみに。

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九島辰也(くしま たつや)

ライタープロフィール

九島辰也(くしま たつや)

外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX(世界文化社 刊)」副編集長、「アメリカンSUV(エイ出版社 刊)」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON(主婦と生活社 刊)」副編集長なども経験する。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。趣味はサーフィンとゴルフの”サーフ&ターフ”。 東京・自由が丘出身。

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外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX(世界文化社 刊)」副編集長、「アメリカンSUV(エイ出版社 刊)」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON(主婦と生活社 刊)」副編集長なども経験する。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。趣味はサーフィンとゴルフの”サーフ&ターフ”。 東京・自由が丘出身。

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