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更新日:2018.12.02 / 掲載日:2018.06.21
新型ジムニーシエラ・フルモデルチェンジの詳細は?お披露目は7月に

ジムニーシエラ JC(ジャングルグリーン)
人気の軽自動車、スズキ・ジムニーが1998年に登場した3代目から20年を経て、7月に待望のフルモデルチェンジ。ジムニーの発表と同時に、新型ジムニーシエラも登場することも確定している。世界最小クラスのクロスカントリー4WDの新型がついにベールを脱ぐ。
フルモデルチェンジされる新型ジムニーシエラの主な変更点。モデルチェンジのポイントは?

ジムニーシエラ JL(シフォンアイボリーメタリック)
ジムニーの伝統を守りつつ、さまざまな新機軸が盛り込まれるであろう新型ジムニーシエラ。伝統とは頑強なラダーフレーム構造を継続採用し、パートタイム4WDであること。だが、そのラダーフレームは新開発となり、さらに頑強さが増すという。軽自動車の新型ジムニーをベースにワイドフェンダー、前後のバンパーなどで差別化されたスタイルは現行モデルよりもさらにスクエアになる。現行モデルは1.3Lエンジンだが、新型では新開発の1.5Lエンジンを搭載するという。
スズキ ジムニーシエラとはどんな車種?

ジムニーと同様にコンパクトSUVながら高い走破性をもつ
1970年に軽自動車ながら本格派のジープタイプのクルマとして登場したのが初代ジムニー。だが海外では軽自動車の規制はないため、海外向けのジムニーには800ccエンジンを搭載していた。そのクルマを国内向けにアレンジして登場したのが1977年のジムニー8。これがジムニーシエラの先祖だ。以降、ジムニーの普通車版としてジムニー1000、ジムニー1300、ジムニーワイドなど車名を変えながら現在に至っている。海外でもその本格的なクロスカントリー性能で人気を集めている。

ジムニーシエラ JC(ジャングルグリーン)
新型ジムニーをベースに、ワイドフェンダーや前後の大型バンパーを装着し小型乗用車化している。ジムニーと同様に、現行型よりボディはスクエアとなる見込み。ただし縦櫛のグリルなど、ジムニー伝統のイメージはジムニーシエラでも踏襲される。
新型ジムニーシエラの内装は?

直線を基調としたデザインのインパネ(画像は新型ジムニー)
フェンダー等でジムニーのサイズを拡大したモデルなので、基本的に室内の広さ&使い勝手は新型ジムニーに準じている。インパネのデザインも外観同様、直線基調となる。ボディがよりスクエアになるため、室内の開放感が増すはずだ。さらに荷室が多彩にアレンジできるなど、実用性も向上しているという。

黒をベースにシンプルにまとめられた室内(画像は新型ジムニー)
新型ジムニーシエラのエンジンと燃費はどうなる?

搭載されるエンジンは1.5L4気筒DOHCエンジン。なんとジムニーシエラが初搭載になるという新開発のエンジンだ。組み合わせられるミッション5MTと4AT。AGS(オートギアシフト)の搭載も噂されていたが、搭載は見送られるようだ。気になる燃費については、現行型は1.3Lで13.6km/L(JC08モード)とあまりいいとはいえなかった。新型は1.5Lエンジンとなるが、実用燃費に近いWLTCモードで現行型より、当然良い燃費になっているという。
先進安全装備で新型ジムニーシエラの安全性はどう進化する?
現行モデルは設計年時の古さから安全装備の面ではもの足りなくなっていたが、新型では大きく改善される。デュアルセンサーブレーキサポートなどスズキの最新衝突回避支援システムが搭載される見込み。さらに「車両進入禁止」「最高速度」「ハミ出し通行禁止」などをカメラで認識し、メーター内でドライバーに通知するシステムも搭載されるという。
ジムニーシエラ伝統のラダーフレームを継続採用!

伝統のラダーフレームは新開発となる
本格的クロスカントリー4WDには欠かせないラダーフレーム構造。このフレームを新設計し、ねじれ剛性を大幅に高めているという。急な上り坂や下り坂で効果を発揮するヒルホールドコントロールやヒルディセントコントロールも新設定され、SUVとしてのパフォーマンスが向上しているのは間違いないだろう。
新型ジムニーシエラの価格はどうなる?

左から、キネティックイエロー、シフォンアイボリーメタリック、ブリスクブルーメタリックにブラックルーフを組み合わせた2トーンカラー(画像はジムニー)
デュアルセンサーブレーキサポートなどを標準装備した上級グレード「JC」と安全装備がメーカーオプション設定の標準グレード「JL」の2グレードが用意される。ともにミッションはMT、ATが用意されている。また、ボディのカラーバリエーションを豊富に用意。新型ジムニーシエラのモノトーンカラーは全9色となる。また、新型には流行りのツートーンカラーも4種類設定。いずれも上級グレード「JC」のみの設定。気になる価格については、残念ながらまだ公式発表が出ていないが、従来型の新車価格(177万9840円から)を加味すれば、コンパクトSUVながら現実的な価格設定になると思われる。