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更新日:2018.11.25 / 掲載日:2018.08.03

新型ジムニーvs先代ジムニー徹底比較

この記事の目次

新型登場で気になるのは、従来型との違いだろう。20年ぶりの大刷新ゆえメカニズムや機能装備が進化しているのは当然だが、エクステリアやインテリアのデザインやレイアウトも少なからず変更があるようだ。公開されたばかりの新型と従来型の最終仕様を比べて、その違いを浮き彫りにしてみよう。

  • 新型ジムニー

    軽規格の制約があるため、全長と全幅は従来型とほぼ同じサイズになるはずだ。キネティックイエローなど、ボディカラーは合計13色が用意されることも、新型のトピックスだ。

  • 先代ジムニー

    やや丸みを帯びたボディラインが与えられてた従来型。力強い新型のルックスと比べると、洗練された印象が強い。特別仕様車はグリルやバンパーにも加飾がされている。

icon 新型ジムニー

20年ぶりに設計が行われたキャビン空間。写真で見る限りでは、加飾パネルなどは特に用いず、実用車らしくシンプルにまとめている印象が強い。

icon 先代ジムニー

従来型の最後期には、パネル加飾や撥水ファブリックシートが標準となる、特別仕様車が販売の主力だった。シックな雰囲気が強い新型と比べると、やや派手に見える。

icon フロントマスク

  • 新型ジムニー

  • 先代ジムニー

新型はフロントグリルに丸型ライトが埋め込まれる個性的なレイアウト。それに比べると従来型は乗用車ライクに見えてしまう。グリルに刻まれる5本ラインはジムニーのデザインアイコンの一つだ。

icon フェンダー&ホイール

  • 新型ジムニー

  • 先代ジムニー

共に軽規格枠を守るため、フェンダーはすっきりとしたデザイン。16インチホイールと組み合わされる新型の純正タイヤのサイズは従来型と同じ175/80R16だ。

icon フロントウインドウ

  • 新型ジムニー

  • 先代ジムニー

新型のフロントウインドウは、従来型と比べると角度が立ったデザイン。ウインドウ上にはデュアルセンサーブレーキサポートのユニットが備わっていることが確認できる。

icon サイドウインドウ

  • 新型ジムニー

  • 先代ジムニー

ウインカー機能付きのドアミラーや固定式のリヤガラスなど、基本的なパッケージは共通だが、新型のサイドボディに直線のスリットが刻まれるなど、スパルタンな印象が高まった。

icon メーター&ステアリング

  • 新型ジムニー

  • 先代ジムニー

新型はメーター中央部にインフォメーションディスプレイを配置。クルマが発信する様々な情報を視覚的に確認できるようになった。従来型のメーターもデジタルインジケーターなどが備わる。

icon インパネ

新型はナビモニターがパネル最上部に移動し、エアコンの操作スイッチもダイヤル式に変更。助手席前にはグリップが配置されるなど、使いやすさを意識した工夫が施されている。

icon シフトレバー

  • 新型ジムニー

  • 先代ジムニー

ATのシフトも異なる。ギヤごとにレバー位置が左右にずれる従来型に対して、新型はストレートタイプを採用。トランスファーの選択も、従来型はスイッチ式だが、新型は手動レバー式に変更された。

icon シャシー

  • 新型ジムニー

  • 先代ジムニー

共にラダーフレーム構造を採用しているが、新型のフレームにはX字メンバーやクロスメンバーが追加され、改良が施されていることを確認することができる。

歴代ジムニーモデルヒストリー

初代

初代ジムニーは1970年に登場。当初からリジッドアクストと頑強なラダーフレームが組み合わされた、小さいながらも本格的な悪路走破が可能なクロカン4WDであった。1976年にエンジンは539ccに拡大されている。

  • 最初期のLJ10型に搭載されていたエンジンは、360ccの2ストローク空冷2気筒。25PS/3.4kg・mの出力特性は、600kg超の重い車重を引っ張るには役不足。

  • 1972年のマイナー時に投入されたLJ20型は、エンジンを水冷化。出力特性も28PS/3.8kg・mに僅かながらも高まり、信頼性も向上した。

2代目

オンロード性能を向上させた2代目は1981年に登場。当初は、初代譲りのリーフサスやMT車のみのラインナップが踏襲されたが、1990年代前後から装備の近代化も積極的になり、より多くのジムニーファンを生み出した。

  • 1981年に登場したSJ30型はリーフスプリングのソフト化や内装に乗用車テイストを注ぐなど、オンロード走行も考慮した設計も見所。

  • 1990年に発売が開始されたJA11型は、エンジン排気量が657ccに拡大。前後バンパーが大型化されるなどの改良も受けている。

3代目

1998年の軽規制の変更に合わせてフルモデルチェンジ。当初からバランスの良いパッケージが与えられたこともあり、マイナーチェンジ&改良を受けながら、国産車としては異例の20年にも及ぶ歴史を紡ぐことになった。

  • 1998年に登場したJB23型は、オフロード性能を失うことなく、オンロード性能を大幅に強化。ジムニーファンの裾野を大きく広げた。

  • 豪華装備を備える特別仕様車の充実もジムニーの魅力。ワイルドウインドやランドベンチャーなどは、事実上のカタログモデルとして販売された。

提供元:月刊自家用車

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グーネットマガジン編集部

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