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更新日:2019.01.29 / 掲載日:2019.01.29

ホンダ「SPORT HYBRID i-MMD」とは?その仕組みや特徴を解説!

運転席の様子

各自動車メーカーから販売されているハイブリットカーですが、そのシステムの内容は、メーカーによって全く異なるということをご存知でしょうか?この記事ではホンダのハイブリッドカーに搭載されているハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」についてご紹介します。
その独自システムの仕組みやメリット・デメリット、搭載車種など「SPORT HYBRID i-MMD」の魅力をチェックしましょう!

SPORT HYBRID i-MMDとは

「SPORT HYBRID i-MMD」は、ホンダが搭載するハイブリッドシステム。公式サイトでは「高い環境性能と走りの楽しさを実現した2モーター ハイブリッドシステム」と紹介されています。「駆動用」と「発電用」の2つのモーターを搭載し、さらに高効率のエンジンを組み合わせることで、より自由度の高い走行を実現しました。発進時の低速走行から通常運転時の高速走行まで、効率良く走り切れることが特徴です。

そもそもi-MMDってどういうもの?

「i-MMD」は、正式名称を「Intelligent Multi-Mode Drive」といいます。3つの走行モードをマルチに使いこなすことで、より効率の良い走行を実現するシステムです。自動車の発進後、「i-MMD」システムが作動することで、燃費と走りのよさを両立させながら走行することができるのです。

「SPORT HYBRID i-MMD」の仕組みを簡単に説明します!

前述した通り、「SPORT HYBRID i-MMD」は、3種類の走行モードをシーンに合わせて使いこなす仕組みです。

EV DRIVE

「EV DRIVE」は、バッテリーの電気だけで走る「電気自動車」モードです。バッテリーの電気を走行用モーターに送り、その力でタイヤを回します。

HYBRID DRIVE

「HYBRID DRIVE」は、バッテリーの電気だけでは力不足になる時にエンジンを併用するモードです。ただし、エンジンで直接自動車を動かすのではなく、あくまでも発電用モーターを動かすためだけに働きます。そこで発電した電力で走行用モーターを動かし、EV DRIVEと同様に走行し、余った電力は蓄電されるのが特徴です。

ENGINE DRIVE

高速走行(70km/h以上)時のみ使用されるモードです。エンジンの力を直接タイヤに伝えるという点では通常の自動車と同じですが、i-MMD搭載の「ENGINE DRIVE」の場合は、あくまでもエンジンをメインに置きながら、加速時にはさらにモーターが駆動力を供給するという「アシスト機能」が作動します。

このように、「SPORT HYBRID i-MMD」は走行する状況に応じてメインとなる動力が変わるというマルチシステムとなっています。

「SPORT HYBRID i-MMD」のメリット・デメリット

「SPORT HYBRID i-MMD」における最大のメリットは上記したようなマルチシステムが使用できるということです。低速走行時は電気、中速走行時はエンジンが電気をアシスト、さらに高速走行時にはエンジンをメインに使用することで、走りやすさはもちろん、驚くほどの燃費性能を備えます。
一方、バッテリー自体の電力の小ささから、モーター走行時の走りに物足りなさを感じることも。ここに大容量のバッテリーを搭載するとなると価格も高騰してしまうため、そのバランスが難しいといったところでしょう。

「SPORT HYBRID i-MMD」を搭載している代表車種

インサイト

インサイト

・全長:4,675mm
・全高:1,410mm
・全幅:1,820mm
・総排気量:1,496cc
・JC08モード燃費:31.4~34.2km/L
・乗車定員:5名
・価格:326万円~

ホンダのハイブリッドカーの象徴とも言える「インサイト」。ミドルクラスのハイブリッドセダンとして、4年ぶりのフルモデルチェンジを果たしました。高級感のある専用インテリアに、正面には操作しやすい8インチ大画面ディスプレイを搭載。さらに、世界基準の衝突安全性能に加えて10の運転支援機能を備える「ホンダセンシング」を標準装備するなど、安全面でもしっかりとサポートしてくれます。

ホンダ インサイトのカタログ情報はコチラ♪

オデッセイ・ハイブリッド

オデッセイ・ハイブリッド

・全長:4,840mm
・全高:1,685~1,695mm
・全幅:1,820mm
・総排気量:1,993cc
・JC08モード燃費:24.4~26.0km/L
・乗車定員:7~8名
・価格:375万円~

ホンダのミニバン最高峰と言われる「オデッセイ・ハイブリッド」。5代目となる現行モデルは車高が高く、後部座席にはスライドドアを採用したことで、さらに室内空間が広くなっています。ラゲッジスペースには床下格納が採用され、大人数で出かける時にも困らないほど十分な容量を確保。こちらも「ホンダセンシング」を搭載し、ミニバントップレベルの燃費性能を誇りながら、安心・安全なドライブを楽しむことができます。

ホンダ オデッセイ・ハイブリッドのカタログ情報はコチラ♪

CR-V ハイブリッド

CR-V ハイブリッド

・全長:4,605mm
・全高:1,680~1,690mm
・全幅:1,855mm
・総排気量:1,993cc
・JC08モード燃費:25.0~25.8km/L
・乗車定員:5名
・価格:378万円~

他メーカーのSUV車と並んで人気の高いホンダ「CR-V ハイブリッド」。重厚感のあるボディでありながら非常に滑らかな走り出しが魅力で、ストレスを感じることなく運転することができます。自由度の高いシートアレンジやワンアクションで大空間が出現する後部座席ダイブダウンは、アウトドア派にも大人気。もちろん、安全支援システム「ホンダセンシング」は全グレードに標準装備となっています。

ホンダ CR-V ハイブリッドのカタログ情報はコチラ♪

アコード

アコード

・全長:4,945mm
・全高:1,465mm
・全幅:1,850mm
・総排気量:1,993cc
・JC08モード燃費:30.0~31.6km/L
・乗車定員:5名
・価格:385万円~

ラインナップにはこだわりの装備であるLXに加え、LKAS、ACCなどの先進的な装備を搭載したEXが用意されています。また、デザイン性にも優れており、ボディカラーは5種類あります。まさにホンダの技術が結集された1台であると言えます。

ホンダ アコードのカタログ情報はコチラ♪

ステップワゴンスパーダ

ステップワゴンスパーダ

・全長:4,760mm
・全高:1,840~1,855mm
・全幅:1,695mm
・総排気量:1,496~1,993cc
・JC08モード燃費:15.0~25.0km/L
・乗車定員:7名
・価格:273.1万円~

まるでリビングのような機能性をとスポーティな迫力を兼ね備えた5代目ステップワゴンです。4種類のボヂィカラーに加え、2種類のインテリアカラーが用意されています。直噴1.5L VTECターボエンジンを搭載することで、力強いドライブを実現できます。

ホンダ ステップワゴンスパーダのカタログ情報はコチラ♪

ホンダのハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」の仕組みやメリット・デメリットをご紹介しました。2つのモーターを搭載し、3種類の走行モードを駆使するハイブリッドシステムは、走行性を良くするだけでなく、これまでの燃費性能を覆すほどの高効率です。
自動車の購入を検討する際は、ぜひ一度試乗で体験してみてはいかがでしょうか。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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