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更新日:2019.06.25 / 掲載日:2019.06.25
上位クラスを脅かすアンダー300万円台下剋上モデル一挙紹介!【200万円台編】

【200万円台】TOYOTA カローラ スポーツ[ターボ車]
車両本体価格 210万6000~261万3600円
18年6月にTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)に刷新され、プリウスやC-HRの兄弟車となった。優秀な実用車という伝統は維持しながら、車名の通りこれまでよりもスポーティ&プレミアム寄りなキャラクターに生まれ変わった。新開発サスペンションを採用するほか、同時発表のクラウンとともに全車に通信機能を搭載するコネクティッドカーでもある。
欧州ではオーリスを名乗ることでも分かる通り、従来のカローラより格上感がある。
【下剋上ポイント:走行性能/パワートレーン】上質感をともなうスポーティな乗り味
ポート内噴射と筒内直噴を併用し、1500~4000rpmで18.9kg・mの最大トルクを発生。
CVTと6速MTのうち、CVT車のみ4WDも設定される。JC08燃費は17.2~19.6km/Lだ。
モード切り替えで好みの走りに
ドライブモードはエンジンだけでなくステアリングやエアコンを含めて統合的に制御する。電子制御サスのAVS装着車はサスの減衰力制御も選択したモードに連動する。
6速MTも。ターボ車にのみ、発進アシストやエンジン回転数の同調を自動で行う6速のiMTも設定される。
インテリアもスポーティ。インテリアはブラックパネル×シルバー加飾で構成。一部グレードではブラウンやレッドのツートン内装を選べる。上位グレードはホールド性の高いスポーツシートとなる。
新開発ショックアブソーバ。
リニアソレノイドAVS。
新開発サスペンション
サスはF=ストラット/R=ダブルウィッシュボーン。車体剛性強化のほか、タイヤやブッシュなどの総合バランスに注力した設計が特徴だ。
トヨタブランドの国内FF車初採用となるリニアソレノイド式AVSは状況に応じ4輪それぞれの減衰力を切り替える。また、標準サス車も新型ダンパーを採用している。
KYBと共同開発した新開発サス。
圧力で摺動抵抗が変化するオイルを使用。
売れスジのハイブリッドは……カローラ スポーツ[ハイブリッド車]

車両本体価格 241万9200~268万9200円
プリウスやC-HRと同型のユニットを搭載、ターボに比べてプレミアム感重視の走りだ。
搭載される1.8Lハイブリッドはプリウスと同型であり、パワースペックも共通である。ハイブリッド用バッテリーはニッケル水素を用いるが、ドライブフィールはプリウスと変わらない。神経質な反応を抑えて扱いやすい追従感を示すドライバビリティが特徴だ。負荷変動に対してエンジン回転数が変化しやすいのが気になるが、路面当たりが穏やかで乗り心地もハンドリングも落ち着きのあるフットワークと相まって心地よいツーリングが楽しめる。ただ、スポーティ感覚ではターボに負けるが、プレミアム志向には適している。
プリウス譲りの1.8LTHS-2を搭載するが、動力用電池はリチウムではなくニッケル水素。出力はエンジン98PS+モーター72PSだ。
センターコンソールのドライブモードセレクターの脇に配したEVモードスイッチにより、モーターのみで走行することが可能。
1.8L車をしのぐ動力性能を持ち足回りの仕立ても凝っている
1.2LターボはNA仕様1.8L車にも勝るトルクを広範囲で発生。回転を抑えた力感とターボらしい伸びやかさをCVTの巧みな変速制御で両立。悠々としたクルージングも活発なスポーティドライビングもこなす。付け加えるなら最上級グレードは電子制御サスのAVSの選択も可能。標準サスの乗り心地と粘り腰の按配がいいので必要性はあまり感じないが、スポーティ感を高めるならこれも魅力のひとつだ。キャビンはスペースもプレミアム感の演出も標準的。多用途性もグローバル2BOX車の平均点だが、4名乗車の機会が多くても問題ない。
なお、ターボ車に限らないことだが、新世代カローラが上級クラスを喰える要因は先進安全&運転支援機能にある。採用しているトヨタ・セーフティセンスは同時に発売されたクラウンと同等であり、スムーズな追従走行を行う全車速型ACC、前走車追従等の走行軌跡維持能力に優れたLKA(LTA)は同系機能でもトップレベルの性能だ。
上級クラスのような高級感の演出はないが、スポーティ&カジュアルを好むツーリング派には車格を超えて勧められるモデルである。
【200万円台】HONDA フリード+

車両本体価格 190万~274万8200円
ミニバンの3列目シートレス仕様のフリード+(プラス)は、ユーティリティボード/ナットやテールゲートランプ、タイダウンフックなど3列仕様にはない荷室装備が充実。荷室関連以外は3列ミニバンのフリードと基本的に共通で、1.5L直4+CVTまたは1.5L直4ハイブリッド+7速ATを搭載。多くのグレードに先進安全・運転支援パッケージの「ホンダセンシング」が標準装備される。
【下剋上ポイント:パッケージング/コンセプト】ミニバン特有の空間設計を定員ではなく積載性の充実に活用

積載性や多様性で選ぶなら上級クラスも敵わない実用ワゴン
4.3m弱の全長に実用的な3列シートを実現したフリードの2列シート仕様である。サードシートに振り向けられていたスペースをそのまま荷室とするだけでなく、脱着ボードによる多彩な積載性や簡易ベッドのような使い方も可能としている。レジャー用途のスペシャリストとも言えるモデルである。
トールに対して全長は565mm、ホイールベースは250mm長く、ひと回り大きい。込み入った市街地でも扱いやすいサイズだが、車体寸法の制限が厳しいユーザーは要チェックである。
パワートレーンは全車1.5Lで、標準仕様とハイブリッドを用意。長距離レジャー用途には余力を高めたハイブリッド車でも余裕はないが、ここに挙げたBOX型の3車では最もゆとりがある。
また、ACCとLKAをベーシックグレード以外に設定。動力性能と先進運転支援機能の相乗効果で長距離レジャー適性に優れる。
上級ミニバンほどの広さは不要だが、レジャー用途に使いやすいワゴンを求めるユーザーには最も適したモデル。雰囲気ではなく、積載性や多用途性でワゴンを選ぶなら上級クラスも敵わない実用性を備えている。
各部の寸法はトールやソリオより大きくなるが、ホンダ得意の低床設計によって床面地上高は低い。
高さを分割して使えるなど、単なる収納スペース以上の使い勝手を実現。
【200万円台】TOYOTA アクア

車両本体価格 178万5240~232万2000円
排気量こそ1.5Lとなるが、プリウスと同じTHS-2を搭載する本格ハイブリッドモデル。登場は’11年と相応に車歴を重ねているが、数回のマイナーチェンジが実施されたこともあり、今なお一線級の実力を持つ。最新改良ではプリクラッシュブレーキが歩行者対応型にアップデートされるなど、エコ性能のみならず、安全機能の充実ぶりも魅力となっている。
【下剋上ポイント:走行性能/パワートレーン】ナリは小さくとも本格ハイブリッドこの価格はバーゲンプライスだ!
1.5LのTHS-2システムは、数度の改良を経て柔軟な変速制御を手に入れた最新仕様。ドライバビリティ面で弱点とされていたラバーバンドフィールも、巧みに押さえられていることが魅力。
燃費性能にクローズアップされがちだが、モーターアシストが加わるトルクフルな走りも魅力のひとつ。専用エアロ&足回りでスポーティさを際立たせたGR SPORTも設定されるなど走りも侮れない実力を持つのだ。
搭載されるトヨタセーフティセンスには、ACCなどの運転支援は省かれているが、レーザーレーダーと単眼カメラにより歩行者検知まで対応。
最新の衝突被害軽減ブレーキを備える。
通常ボディ仕様に加えて、車高を上げてSUV風味を追加したクロスオーバーも用意。ユーザーの趣味趣向に応じたグレード選びができる点も嬉しいポイントだ。
プリウスに迫る燃費性能 小気味好い走りも見逃せない
エコ性能のコスパの良さが最大のセールスポイント。JC08モード燃費の最高数値を叩き出しているのはプリウスだが、その次がアクアなのだ。最も燃費が良いグレードならば38.0km/L。他のグレードでも34.4km/Lとなっている。気になるプリウスとの価格差は、ざっくり30万円以上。エコ性能のトップクラスの1台が約180万円から選べるのは大きな強味といえよう。電動車的なシリーズ式の走りも、エンジンパワーに乗せたパラレル式の走りも味わえる、最新仕様のTHS-2のドライブフィールを楽しめることも魅力。ハイブリッド専用というイメージもプラス要素だ。
サスチューニングは高速安定性を重視したものであり、1.5Lクラスとしては長距離走行は得意としている。ただ、安全&運転支援機能は元「C」相当のトヨタセーフティセンスであるため、ACCの設定はなく、車線維持支援も逸脱警報止まり。高速長距離走行適性の上乗せがないのは残念だ。
下克上という考え方で見ると、最高水準の燃費性能を手頃な価格で得られる点が嬉しい。ダウンサイジングでハイブリッド車を狙うユーザーには最適な一台だ。
【200万円台】NISSAN ノート e-POWER

【下剋上ポイント:走行性能/パワートレーン】近未来の電動走行をリーズナブルに提供 このおトク感は、売れるのも当たり前
リーフ譲りの走りはなかなか楽しい!
搭載される1.2Lエンジンは発電を担当。駆動そのものはモーターが担当するため、登り坂や高速走行時は燃費が悪化する難点もあるが、安価に未来のクルマを提供した功績は大きい。
運転感覚は電気自動車のリーフに近い。発進直後からの強烈な加速はガソリン車では味わえない。アクセル操作のみで車両速度を調整できる1ペダルドライブなども慣れると便利だ。
単眼カメラを用いた衝突被害軽減ブレーキに加えて、上位グレードには全車速追従型のACCや車線逸脱警報など、最新の運転支援機能も装着される。
キャビン空間のゆとりはトップクラス。
特に後席は足元も広々としており、フル乗車も苦にしない。
豪華仕様のメダリストや特別仕様車が選べるなど、ダウンサイザーの乗り換えにも最適だ。
小気味好い加速性能は圧巻 本格電動走行、侮りがたし
リーフのノウハウを注ぎ込んだハイブリッドシステムが最大のセールスポイント。次世代のパワートレーンを先取りしたモデルともいえる。
搭載されるe-POWERはエンジンで発電を行い、その電気で電動モーターを駆動する、シリーズ式ハイブリッドだ。駆動用電力はエンジンやバッテリーから供給されるが、駆動力そのものは100%モーターが賄う。駆動系だけ見れば電気自動車と同じなのだ。当然、動力性能や効率は、電気自動車とよく似た特性になる。
大出力モーターは低回転域で極めて力強く、また加速レスポンスがエンジンとは比べものにならないほど鋭いため、低中速域でのダッシュ力は相当スゴイ。油圧回生協調ブレーキは採用しないが、代わりに回生領域を拡大したeペダルを採用。穏やか市街地走行ではアクセルペダルのみの操作で停止まで制御できる、1ペダルドライブも特徴的機能のひとつである。その半面、高速域での動力性能の物足りなさや、燃費の低下などがウイークポイントになるが、ACCやLKAなどの運転支援機能も設定されているので、コンパクトクラスとしては長距離用途適性も良好だ。
【200万円台】MITSUBISHI エクリプス クロス

車両本体価格 253万9080~310万7160円
2018年に発売されたコンパクトクロスオーバーSUV。インフォテインメントや安全運転支援には最新機能が採用されるほか、4WDモデルにはS-AWCなどの本格駆動制御技術も採用。クーペルックな外観とは裏腹に、三菱らしい悪路走破性能も併せ持つ。パワートレーンは1.5Lターボ車のみの設定だが、近い将来、欧州市場で展開しているディーゼルターボ車の投入の噂も……。
【下剋上ポイント:走行性能/パワートレーン】走りも装備機能もなかなかの優等生 上位モデルを楽々食える、実力派SUV
雪路&悪路を苦にしない走破性能にも注目。
2000回転前後から豊かなトルクを発生する1.5L直噴ターボと、変速機構を備えるCVTのマッチングは絶妙。高速道路から一般道まで幅広い道路状況で素性の良さを体感できるはずだ。
四輪を積極的に使うS-AWCは、四輪から得たリアルタイムの情報を元に道路状況を瞬時に判断し、最適な駆動力制御を行う。不安定な雪道でも安定した走りを披露してくれる。
居心地とユーティリティを配慮したキャビン設計も強みのひとつ。
パネルやパッドなどの素材感の良さに加えて、細部の造りも丁寧な仕立て。
1クラス上のSUVに迫る上質感を実現している。
【200万円台】TOYOTA C-HR

車両本体価格 229万~292万9200円
16年に発売されたC-HRはTNGAプラットフォームや最新仕様のTHS-2ハイブリッドなど数々の新技術が投入されたトヨタの新世代クロスオーバーSUV。17年、18年と2年続けてSUV販売ナンバー1を獲得するなど、ジャンルを代表するモデルとして君臨している。開発時にはニュルブルクリンクで徹底的に走りを煮詰めるなど、スポーティカーとしても高い資質を持っている。
【下剋上ポイント:デザイン/質感】1ランク上のプレミアムを感じる新世代のスペシャリティモデル
クーペグラフィックを巧みに盛り込んだスタイリングは、SUVらしさは希薄。キャビン後方からラゲッジにかけては明らかに手狭だが、完全に割り切ったデザインを採用していることが分かる。
SUVのイメージを一変させる近未来的デザインに注目。
インパネ周りは加飾パネルやソフトパッドが巧みに用いられ、スポーティな雰囲気を演出。丁寧な仕立ても好印象だ。
ニュル仕込みのハンドリングは安定性優先の味付け。硬さの中にも落ち着きのある乗り心地が楽しめる。
THS-2ハイブリッドのモーターも53kW/163N・mを発揮するなど、アシストパワーも十分。
スタイリングからも分かるように、キャビン設計も前席最優先が貫かれている。
後席の居住性は明らかに手狭。後席の開口部も狭く、乗り降り時には窮屈な格好を強いられる。
2名乗車に割り切った設計思想が唯一無二の個性派を誕生させた
一昔前は低全高の2ドアクーペがスペシャリティカーの常識。しかし、ミニバンやSUVの台頭で背高車が一般化し、クルマに対する価値感も大きく変わっている。そんな時代の変化に呼応したスペシャリティカーの新しいカタチがC-HRである。
4WD車でも全高は1565mm、最低地上高は155mmでしかなく、FF車の最低地上高に至っては国産一般乗用車の標準よりも低い140mmである。プラットフォームはカローラスポーツと共通し、相応の有効室内長を備えているが、後席は視角的圧迫感が強く、乗降性もいまひとつ。実用性よりもデザインのインパクトを優先した設計だ。
とはいえ2ドアクーペに比べれば実用性は高い。2名乗車ならばタウン&ツーリングにも悪くない。力感と活発なドライブフィールが楽しめるターボとプリウス由来のハイブリッドが選べるのも魅力だ。
新時代のスペシャリティに割り切ったところがC-HRの最大の特徴であり、この割り切りとコンパクトなサイズが、上級クラスでは得難いキャラを生み出している。SUVとしてはオススメしにくいモデルだが、ポストファミリーのダウンサイジング車として魅力的である。
【200万円台】MAZDA CX-3

車両本体価格 212万7600~309万4480円
CXシリーズの最小モデルだが、内外装を上位モデルと同一イメージでまとめ、装備差も最小限として、廉価版的な残念さを払拭している。2L直4ガソリンNA(150PS/19.9kg・m)と1.8L直4ディーゼルターボ(116PS/27.5kg・m)をラインナップし、それぞれFFと4WDが選べる。特にディーゼルはクラス唯一の設定で、その大トルクがもたらす走りがCX-3のハイライトのひとつとなっている。
【下剋上ポイント:デザイン/質感/走行性能/パワートレーン】上位クラスに負けない質感&作り込みとディーゼルの余裕ある走りを兼ね備える
ベース車(CX-3はデミオ)にちょい足しでSUV風に…といった手法とは一線を画す。
ベース車の制約は受けながらもCX-8/CX-5と同じCXシリーズとしてのプレミアム感を追求している。
ディーゼルエンジンやGVC(G-ベクタリングコントロール/下の図版)のように上位車向けとなりがちな装備・機能も入門車から積極採用するのがマツダ流だ。
プレミアムなデザイン。
走りもプレミアム感覚。
ガソリン2.5Lを上回る大トルク。スカイアクティブ-D1.8を搭載。国内コンパクトSUV唯一となるクリーンディーゼルは、ガソリン2.5L/NAを上回る大トルクを誇る。
G-ベクタリングコントロール。
荷物満載アウトドアといった用途には向かないがツーリング派には文字通りの下剋上モデルだ
マツダはクルマ造りの基本思想からスペシャリティ志向が強い。となると、GVC等々の一般ユーザーにも心地よい運転感覚等のこだわりもあるが、走りとデザインを優先するのが常套である。したがって、キャビンユーティリティやスペース効率を優先して選ぶには不向き。マツダSUV系で最小となるCX-3なら尚更だ。
逆に考えれば4名乗車で沢山の荷物を乗せるような用途でなければ、同車格相対でのデザインや内装の仕立てのよさ、良質な走りは大きなアドバンテージになる。要点を絞れば高コスパというわけだ。
CX-3の実利面での車格を超えた部分は走りである。高速域での安定性と据わりに優れたフットワークも見所のひとつだが、圧倒的なのはディーゼルの存在だ。1.8Lとはいえ最大トルクは27.5kg-mに達し、しかも浅いアクセル開度から力強い反応を示す。ディーゼルが苦手な高回転も綺麗に回り、都市/山岳路/高速を余裕でこなす。SUVとしては最低地上高が低めで、車線維持支援が逸脱警報に限定されるのが気になるが、走行性能面からもプレミアムを実感できるコンパクトSUVであり、ツーリング派には正に下克上である。
【200万円台】SUBARU インプレッサ スポーツ/G4

車両本体価格 194万4000~261万3600円
16年デビューの現行インプレッサはSGP=スバルグローバルプラットフォームに1.6&2Lの水平対向4気筒を搭載し、走りの質感が大幅にアップしている。2BOXのインプレッサスポーツとセダンのインプレッサG4は、グレード体系も価格も同一のラインナップとなっている。セールスポイントのアイサイトバージョン3は運転支援機能付きで、全車に標準装備される。
【下剋上ポイント:走行性能/パワートレーン】停止維持付き全車速ACC&LKAの進化型アイサイトを標準装備
アイサイトバージョン3を搭載。
LKAや停止保持機能付ACCを含む、衝突回避と運転支援のアイサイトコアテクノロジーを標準搭載。
後側方警戒支援やハイビーム自動切り替え等を追加するアイサイトセイフティプラスをオプション設定する。
夜間の安心感もアップ。
アイサイトセイフティプラスは夜間や後側方の死角など、見落としが発生しがちな場面で有効。
運転者の認識範囲を広げ、安全と疲労軽減をもたらす。
4WDシステム。
アクティブ・トルク・ベクタリング。走行性がアイサイトとともに安心と快適を支えている。
アイサイトによる運転支援もあって全天候ツアラーとして優れている
今やアイサイトはスバル車の代名詞と言ってもいいほど。周知性だけでなく、スバル車選択の具体的な長所でもある。安全&運転支援機能は単なる提案ではなく、確定した未来へのステップアップ技術。ここで遅れを取れば近々に時代遅れのクルマとなってしまう。
ステレオカメラだけで全車速型ACCと前走車追従機能付LKA(ツーリングアシスト)などのトップレベルの運転支援機能を実現するシステムは、突出した機能はないが、トップレベルなのは間違いない。
加えてコスパも魅力だ。インプレッサの場合は194.4万円から最新のアイサイトを装備したモデルが選べる。2L車でも220万円未満からの設定である。もちろん、内外装や走行性能が車格に充たなければ話は別だが、プレミアムコンパクトとして不足ない内装や装備が用意され、走行性能は今さら述べるまでもないだろう。
先進運転支援機能は高速長距離用途が多いユーザーほどメリットが多く、ツーリング性能の要点のひとつでもある。インプレッサは4WDによる全天候ツーリング性能の高さも加わり、長距離走行性能を基準に選ぶならクラス水準を大きく超えている。
【スバルXV】車両本体価格 213万8400~282万9600円
インプレッサのほか、200万円台から手に入るアイサイト搭載車として、インプレッサのクロスオーバー仕様であるスバルXVとアクティブSUVのフォレスターがある。
【フォレスター】車両本体価格 280万8000~309万9600円