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更新日:2020.10.27 / 掲載日:2020.10.27
ヤリスクロス・魅力大研究【3】ベストグレード選定
中心になるのはハイブリッド車。価格のバランスの良さが光る

コンパクトSUVの新たなエントリーモデルとして人気を集めそうなヤリスクロス 。SUV入門クラスとみなして、価格を重視するならばガソリン車の方が魅力的だ。しかし、4WD車の踏破性能を除けば、性能&機能のすべての面でハイブリッド車の方が上回っている。圧倒的な燃費性能を引き合いに出さなくても、ハイブリッド車は上級設定車としてふさわしい実力を持っている。
さらにグレードごとの装備展開も悩ましい問題。多くのモデルは多少の加飾や利便装備の違いをグレードの差別点としているが、ヤリスクロスは最上級のZと、その他のグレードではメーターパネルのデザインが別物。コックピット周りの違いとはいえ、運転時に視線が入る部分だけに、車格感や購入満足度に大きく影響する。ちなみにヘッドアップディスプレイもZ限定のOP装備だ。
価格と走り質感のバランスが良いのは、ハイブリッド車の中間グレードのG。これを選択の基本とするのが、ヤリスクロス選びの鉄則になるだろう。もう少し予算が出せるならば装備充実のZを選べばいいし、ハイブリッドにこだわらないならばガソリン車にシフトしてもいい。現代のSUVとして求められる基本機能は、トヨタセーフティセンスがレス仕様となるX“Bパッケージ”を除けば、どのグレードも一通りは揃っている。
ただ少し気になるのはDA(ディスプレイオーディオ)周りの機能設定。DAはスマートフォン接続を前提としたシステムのため、AV関連機能は素の状態ではラジオくらいしか備わっていない。独立型のナビやフルセグTVなどを求める場合は、別途OPとして追加費用が必要になる。全グレードに7インチもしくは8インチモニターが標準装備されるのは良いが、従来のナビ&オーディオシステムと同様の使い勝手を求める場合は、購入時にはプラスαの費用がかかることも覚えておきたい。
オススメグレードは?
ハイブリッド車
ハイブリッド G(FF)
価格:239万4000円
灯火類がハロゲンタイプとなり、スピードメーター中央のディスプレイが4.2インチカラーになるが、シート地はファブリックながらも質感高い上級タイプ。8インチのDAに、トヨタセーフティセンスやクリアランスソナーなどの安全機能も一通り揃う。価格と装備のバランスはピカイチだ。
価格:239万4000円
ガソリン車
Z(FF)
価格:221万円
202万円のプライスが付くGも魅力的だが、ガソリン車のスポーティキャラを堪能するならば、7インチフルカラー液晶メーターやLEDライトが標準となるZまで奢ってみたくなる。この価格帯で手に入るSUVとしては、性能と装備機能の面でライバル勢を大きくリードできる存在だ。
価格:221万円
ボディーカラー
モノカラー
ホワイトパール クリスタルシャイン
ベージュ
ブラックマイカ
プラスゴールド メタリック
ダークブルー マイカメタリック
センシュアル レッドマイカ
シルバー メタリック
グレイッシュ ブルー
ツートーンカラー
ブラックマイカ×ホワイト パールクリスタルシャイン
ブラックマイカ× ベージュ
ブラックマイカ×プラス ゴールドメタリック
ブラックマイカ× センシュアルレッドマイカ
ブラックマイカ× シルバーメタリック
ブラックマイカ× グレイッシュブルー
プラスゴールドメタリック×ブラックマイカ
主要諸元&主要装備

東京・お台場メガウェブで GRヤリスに試乗できる!

9月4日に正式発売されたGRヤリス。ラリーレース譲りの本格スポーツメカニズムが注がれた稀有な一台だけに気になって仕方ないという人も多いはずだ。
そんな注目度抜群のGRヤリスだが、東京・お台場のメガウェブ内のトヨタシティショウケース1階に展示されているほか、全周1.3kmの試乗コースを2周できるメガウェブ ライドワンでもGRヤリスの試乗車(RZ High Performance)が用意されているのだ。試乗には1台300円の費用がかかるが、GRヤリスの雰囲気を楽しむには十分。興味がある人はメガウェブのホームページを見てほしい。