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更新日:2021.01.29 / 掲載日:2021.01.28
ポルシェ、EVタイカンのエントリーグレード「タイカン」を発売
ポルシェは1月28日、同社初のフル電動スポーツカー「タイカン」に新グレード、「タイカン」を設定し予約受注を開始した。
2020年、ポルシェは世界中で20,000台を超えるタイカンを販売。ついにポルシェも、フル電動時代をスタートさせたわけだ。42.171kmをノンストップでドリフト走行するという、電気自動車で最長のギネス世界記録も獲得している。
そんなタイカンシリーズの中で、タイカンターボS・タイカンターボ・タイカン4Sに続く、4番目のバリエーションとして導入されたのが後輪駆動モデル「タイカン」。名前の通り、エントリーグレードにあたるモデルだ。
なおバッテリーには2つのサイズを用意。標準装備されるパフォーマンスバッテリーは、ローンチコントロールとオーバーブーストモード使用時で最高出力300kW(408PS)を発生。オプションのパフォーマンスバッテリー プラスならば、最高出力は350kW(476PS)にアップ。またほかのタイカンモデルと同様に、カラーヘッドアップディスプレイと最大22kWのオンボードチャージャーがオプション装備に含まれている。バッテリー総容量は79.2kWhで、パフォーマンスバッテリー プラスは93.4kWh。航続可能距離(WLTP)はそれぞれ431km・484kmとなる。どちらを選択しても、0-100km/h加速は5.4秒、最高速度は230km/h。なお最大充電容量は225kWと270kWだ。
リヤビュー
リヤエンブレム部
インテリア
給電部
エクステリアでのタイカンの特徴は、空力を最適化した「19インチ タイカン エアロ ホイール」とブラックアルマイトのブレーキキャリパー。なおブラックのフロントエプロン、サイドシル、リヤディフューザーなどは、タイカン4Sと同じだ。また、LEDヘッドライトは標準装備となっている。
インテリアでは「パーシャルレザー インテリア」と8WAY電動調節機能付きフロントコンフォートシートを標準装備。フロントが84リッター、リヤが最大407リッターとなる2つのラゲッジスペースも備えている。
シャシーには中央ネットワーク制御システムを採用。4Dシャーシコントロールが、全シャシーシステムをリアルタイムに分析。PASM(ポルシェ アクティブサスペンションマネジメント)電子制御ダンパーシステムが、標準装備のスチールスプリングサスペンションや、オプションの3チャンバーテクノロジー アダプティブエアサスペンションの機能をさらに補完。
アダプティブエアサスペンションにはスマートリフト機能も装備。段差の大きいところなど、ある特定の場所で車高を自動的に持ち上げるようにプログラムできる。高速道路でも車高に介入し、走りのよさと走行快適性をバランスさせるように車高を調整。
ブレーキは、フロントが対向6ピストン式アルミニウム製モノブロックキャリパー、リヤが対向4ピストン式ユニット。ベンチレーテッドのブレーキディスクは、フロントが360mm、リヤが358mm。
ポルシェ サーフェスコーテッドブレーキ(PSCB)はオプションで用意されていて、ディスクの外径はフロント410mm、リア365mm。
タイカンシリーズ