アウディ、エクステリアを大幅に刷新するなど「Q5」をマイナーチェンジ【改良新型】

アウディ ジャパンは、ミドルサイズSUV「Q5」をマイナーチェンジし、3月8日から発売する。今回のマイナーチェンジでは、ラインナップは「40 TDI クワトロ アドバンスト」「40 TDI クワトロ Sライン」「45 TFSI クワトロ アドバンスト」「45 TFSI クワトロ Sライン」「SQ5」の5グレードとし、「アドバンスト」モデルは「Q8」と同様のグリッド形状のグリルにマットアルミルックの力強い垂直ライン、「Sライン」モデルはよりスポーティなハニカムメッシュグリル、ダイナミックインディケーター内蔵の前後LEDライト、Sルーフスポイラーを採用したほか、「アドバンスト」モデルにはSラインの要素を加え、より魅力を高める「plusパッケージ」、全車にアウディ エクスクルーシブによる「ブラックスタイリングパッケージ」をオプションとして用意している。

エクステリアは、デザインを刷新し、よりフラット＆ワイドにした八角形シングルフレームグリル、開口部を広げ、台形をモチーフにしたデザインを採用したサイドインテーク、視覚的により軽快な印象を与える新デザインのシルインサートを備えたサイドビュー、新デザインのリヤライト、左右のライトクラスターを繋ぐ新トリムエレメントを配したリヤビューなど、SUV「Q」シリーズのデザインコンセプトをさらに進化させ、パワー、堅牢性、安全性を力強く表現した。LEDヘッドランプは、上部に新しいライトシグネチャーを備えたデイタイムランニングライトを組み込んだ。

インテリアは、最新のインフォテインメントシステム MIB3を採用し、10.1インチにサイズを拡大したセンターディスプレイはタッチパネル式として操作性を向上させるとともに、よりシンプルでクリーンなコックピットを実現している。さらに、「Hey Audi」と呼びかけるだけで音声入力が開始され、目的地、エアコンの温度などの設定をすることができるほか、「アドバンスト」モデルにはドアアームレストやセンターコンソールにアーティフィシャルレザーを使用し、リヤシートヒーターなどをセットにした「ラグジュアリーパッケージ」をオプション設定している。

「SQ5」を除くパワートレーンは、「40 TDI クワトロ アドバンスト」「40 TDI クワトロ Sライン」が2.0L直4DOHC直噴クリーンディーゼルターボエンジン（最高出力204PS／最大トルク400N・m）、「45 TFSI クワトロ アドバンスト」「45 TFSI クワトロ Sライン」が2.0L直4DOHC直噴ターボエンジン（最高出力249PS／最大トルク370N・m）を搭載し、それぞれベルト駆動式オルタネータースターター（BAS）、リチウムイオンバッテリーを用いたマイルドハイブリッドシステム（MHEV）、より効率を高めたAWDクラッチ付き四輪駆動システム「クワトロ」、7速Sトロニックトランスミッションを組み合わせる。四輪駆動システム「クワトロ」は、システムが4WD走行を不要と判断したときには、AWDクラッチによりプロペラシャフトと、リヤディファレンシャル内のデカップリングクラッチによりリヤドライブシャフトをそれぞれ切り離すことで、前輪にのみトルクを配分し、コースティング（惰性走行）時にはエンジンを完全停止するなど、燃料消費量を抑制しながら快適なドライビングを実現することができる。

高性能モデル「SQ5」は、左ハンドル仕様を追加し、アルミルックインサートを施したSモデル専用のハニカムメッシュシングルフレームグリル、マトリクスOLEDリヤライト、ダイナミカ／レザーのコンビネーションシートなどを標準装備する。さらに、オプションの「レザーパッケージ」を装着すると、ダイヤモンドステッチ付きのレザーにすることができる。パワートレーンは、3.0L V6DOHC直噴ターボエンジン（最高出力354PS／最大トルク500N・m）を搭載し、四輪駆動システム「クワトロ」、8速ティプトロニックトランスミッションを組み合わせる。足回りは、ダイナミックなハンドリング性能と上質な乗り心地の両立を実現するダンピングコントロールSスポーツサスペンション、5ツインスポークデザインの20インチアルミホイール（21インチアルミホイールをオプション設定）を標準装備する。

ボディカラーは、「Sライン」「SQ5」の専用色として、クワンタムグレー、ウルトラブルーメタリック、ディストリクトグリーンメタリックを新規設定した。