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更新日:2021.03.10 / 掲載日:2021.03.10

DS、PHEV・4WDの「DS7 クロスバック E-TENSE 4×4」を発売【新型】

グループ PSA ジャパンはフレンチラグジュアリーブランドであるDSのフラッグシップSUV、DS7 クロスバックにプラグインハイブリッドシステムを搭載した4WDモデル、「DS7 クロスバック E-TENSE 4×4」を追加し、3月10日に発売した。グレード展開はGrand Chic(グランシック)のモノグレードで、価格は732万円。なお、CEV補助金の支給対象となる(金額は4月に確定)。

DSの電動化技術であるE-TENSEテクノロジーにより、最先端テクノロジーとエレガンスの融合による新たなラグジュアリーSUVを提案。システム総合出力300ps/520Nm、フロント&リアの2モータープラグインハイブリッド(PHEV)4WDによる卓越したドライビング体験をもたらす。エレクトリックモードでの走行距離は56kmを確保している。

フランスのオートクチュールやジュエリーに見られるサヴォア・フェールの精神を具現化したデザインやパールグレー(オフホワイト)のインテリアに、DSアクティブスキャンサスペンション、DSコネクテッドパイロットなどの最先端テクノロジーが融合。フランスの伝統的精神と最先端技術による新時代のラグジュアリーSUVとなっている。

DS 7 CROSSBACK E-TENSE 4X4 Grand Chic (クリスタル パール)

DS7 クロスバック E-TENSE 4X4「ラグジュアリーSUVの革新」【新型】

DSオートモビルのフラッグシップSUV「DS7 クロスバック」のデビューから2年が過ぎ、いよいよ日本でもE-TENSEを搭載するフラッグシップモデルがデビュー。フランスの文化に立脚した意匠性と伝統的装飾技法であつらえたエクステリア&インテリアと、ADASやサスペンションの最先端テクノロジーとを備えたDS7 クロスバック。今回加わったプラグインハイブリッド(PHEV)4WDシステム搭載モデルは、同ブランドを象徴する存在となる。

DSオートモビルには、ふたつの相反する要素が内包されている。ひとつはヘリテージ、そしてもうひとつはアヴァンギャルドだ。

ヘリテージとはDSオートモビルの伝統の継承のみではなく、サヴォア・フェールという概念としてフランスに独自に存在する伝統をも指している。このサヴォア・フェールは、作品のクオリティを裏付ける経験や修練、加えて創造性やクリエイティビティ、そしてそれらを希求する心持ちや“よりよいものを、より美しいものを、創造せずにはいられない”という美学、美意識のようなものだ。

一方、テクノロジー面でのアヴァンギャルドの大きな要素が”E-TENSE”だ。E-TENSEとはPHEV、BEVなどのDSオートモビルの電動化テクノロジーの総称であり、フォーミュラEのドライバーズ&チームのダブルチャンピオンの栄冠を2019年、2020年の2年連続で勝ち取ったテクノロジーがベースとなっている。

DS7 クロスバック E-TENSE 4X4は2基の電動モーターを搭載し、システム最高出力300ps、最大トルク520Nmのハイパフォーマンスを発揮する。13.2kWhのリチウムイオンバッテリーによりエレクトリックモードで56kmのゼロエミッション走行(EV走行)が可能。ドライブトレインはアクセルを踏み込んだ瞬間に反応し、0-100km/hを5.9秒というハイパフォーマンスが卓越した静粛性とともに発揮され、Dynamic Serenity(静謐なるダイナミズム)というDSならではのスポーティーな世界を体現する。

用意されるドライブモードは4つ。効率の最大化を図るハイブリッドモード、DSアクティブスキャンサスペンションのハイブリッドモードとなるコンフォート、内燃機関のポテンシャルを最大限に引き出すスポーツモード、前後のモーターを独立して制御しトラクションを最大化する4WDモード、そしてデフォルトの電動モーターのみで走行するエレクトリックモードがそれだ。

これらのモードとは別に、フォーミュラEからインスパイアされたDモードとBモードの2つのエネルギー回生システムが実装されており、ドライバーは好みに応じてシフトレバーの操作により随時選択することができる。リアシート下に格納される容量13.2kWhのリチウムイオントラクション(走行用)バッテリーの満充電に要する時間は、3kW/200Vで約5時間、6kW/200Vで約2.5時間である。

  • 3kW 15A 200V充電ケーブル(標準搭載)

無料のスマートフォン用アプリ「MyDS」を用いて、充電予約と状況の確認、エアコンのプリコンディショニングの遠隔操作が可能だ。

エクステリアはE-TENSEならではのアクセントとして各部にE-TENSEのマークを配するとともに、ハイライト部分がシャンパンゴールドに輝くE-TENSE専用ボディカラー、「クリスタルパール」を新設定。精緻にレーザーカットされたテールライト、システムオン時に回転してドライバーを迎えるヘッドライトなどがDSのテクノロジーを静かに主張する。

インテリアはDSオートモビルの真骨頂、「DS LOUNGE」コンセプトによるフレンチラグジュアリーそのものの空間が広がる。品格を感じさせるパールグレーのレザー、そのレザーやメーター、モニターのグラフィックに施されるひし形の反復グラフィック、そして各部に記されるオリジナルフォントなどが、アール・デコ様式の系譜を彷彿とさせる。

8インチのタッチスクリーンの上部中央には、B.R.M製のアナログ時計を配し、その下にタッチコントロールスイッチとひし形に掘り込まれたボリュームダイヤルが備わる。このスクリーンには主要なコントロールパネルが表示され、車輌セッティングなどが一箇所にまとめられている。また、タイヤ空気圧モニタリングシステム、回生ブレーキと統合されたABS、ESP(横滑り防止装置)、レーンキープアシスト、ヒルスタートアシスト、リアパークアシスト、オートエアコン、本革ステアリングホイール、6個のエアバッグなどが標準装備となっている。

DSコネクテッドパイロット

純内燃機関仕様のDS7 クロスバックと同様のテクノロジーも満載。マルチファンクションカメラの画像解析で前方の路面状況をセンシングしてフィードフォワードでサスペンションを自動制御するDSアクティブスキャンサスペンション、アクティブクルーズコントロールとレーンポジショニングシステムを統合制御するDSコネクテッドパイロット、3つの回転LEDモジュールとメインLEDプロジェクターで構成されたDSアクティブLEDビジョン、駐車可能なスペースを検知し、必要なステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジ操作のすべてをサポートするDSパークパイロットなどがそれにあたる。

  • DS アクティブLEDビジョン(イメージ)

  • DS アクティブスキャンサスペンション(イメージ)

DS7 クロスバック E-TENSE 4X4 車両本体価格【新型】

●DS7 クロスバック E-TENSE 4X4:7,320,000円

DS7 クロスバック E-TENSE 4X4 主要装備【新型】

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グーネットマガジン編集部

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