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更新日:2021.06.03 / 掲載日:2021.06.03
新型「C40 リチャージ」 欧州で受注開始 ボルボ初の電気自動車専用モデル
ボルボ C40 リチャージ
ボルボ・カーズは6月3日、新型SUV「C40 リチャージ」の受注を欧州で開始したと発表した。
「C40 リチャージ」はボルボ初の電気自動車専用モデル。
欧州では店頭に加えてオンラインでの注文も受け付けているが、日本導入は今年の秋頃を予定している。
“ボルボの未来”と称されるブランド初の電気自動車専用モデル
航続距離は約420kmを想定
「C40 リチャージ」はボルボにおける新たな商業戦略のランドマークに位置付けされており、ボルボ・カーズのグローバル・コマーシャル・オペレーション責任者のレックス・カーセメーカーズ氏は今回の発表に際して「C40 リチャージを私たちは“ボルボの未来”と呼んでいます」と語る。
続けてレックス氏は「C40 リチャージは単なる新車ではなく、ボルボ初の電気自動車専用モデルであり、消費者の利便性を高めるためにオンライン化するという計画の重要なステップを担っている。つまり、全く新しいボルボなのです」と述べた。
C40 リチャージの動力源は、前輪と後輪に1つずつ搭載されたツイン電気モーターで構成され、約40分で80%まで急速充電できる78kWhのバッテリーを搭載。
航続距離は約420kmを想定しているが、今後ソフトウェアのアップデートによってさらに向上していく予定だという。
デザインについても新しさと洗練性を前面に押し出し、SUVの利点を備えつつもより低いものとなった。
リアは、低いルーフラインに合わせて印象的なリアエンドデザインを採用、新しいフロントデザインは電気自動車であるボルボの新しい顔として、最先端のピクセル技術を用いたヘッドライトを採用した。
インテリアにおいては、ボルボの多くのドライバーが好む高いシートポジションを実現しているほか、このモデル独自のカラーやデコレーションのオプションも用意される。
また、ボルボのモデルとして初めて完全なレザーフリーを実現しているという。
インフォテインメントシステムはXC40 リチャージと同様に、Googleと共同開発したAndroid OSをベースにしたものを搭載。
Googleマップ、Googleアシスタント、Google Playストアなど、Googleのアプリやサービスに加えて、自動でソフトウェアのアップデートが行われる機能も内蔵される。
C40 リチャージはゼロエミッションの未来に向けたボルボ・カーズのコミットメントの表れとも謳っており、ボルボはこれを皮切りに今後数年間でさらにいくつかの電気自動車モデルを展開し、2025年までに全世界の販売台数の50%を完全な電気自動車で構成することを目指すとしている。
さらに、2030年までには、販売するすべてのクルマを完全な電気自動車にする計画を示している。