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更新日:2021.09.27 / 掲載日:2021.09.27
米国ホンダ 新型「パスポート・トレイルスポーツ」発表 オフロード仕様SUV

米国ホンダは現地時間の9月22日、SUV「パスポート」の2022年モデルと、そのオフロード仕様車となる新型車「パスポート トレイルスポーツ」を発表した。
同車両は今冬に米国で発売予定。
逞しさ増したエクステリアデザイン

ホンダ「パスポート」は海外向けに展開しているSUVで、2019年に3代目となる現行モデルが登場している。
新型「パスポート」は、車両の持つオフロード性能を反映させたタフなデザインが特徴。
グリルの上には、ヘッドライトレンズを二分するクロスバーをあしらい、“EX-L”グレードはクローム仕上げ、“トレイルスポーツ”と“エリート”のグレードはグロスブラック仕上げに。このクロスバーはワイド感を強調するだけでなく、スキッドガーニッシュのデザインを際立たせ、新デザインのフロントバンパーにタフな印象を持たせる効果ももたらす。
広いサイドベントは、バンパー内の空気をフロントホイールとタイヤの周りに送り込み、エアカーテンを作ることで空力性能を向上させる。
リアバンパーはアグレッシブさを増したデザインを採用、大型のツインエキゾーストアウトレット用のカットアウトが設けられ、ヒッチカバーとスキッドガーニッシュを組み合わせて無骨なフロントエンドのスタイリングとマッチさせた。
また、全グレードに新デザインのアロイホイールを採用し、“トレイルスポーツ”には18インチ、“EX-L”と“エリート”には20インチのものが設定される。
インテリアでは、“EX-L”にパーフォレーテッドレザーシートとハイコントラストステッチを採用したほか、全車にグレーのメータークラスターイルミネーションとホワイトのメーターニードルを取り入れ、よりスポーティなオフロードキャラクターを演出した。
さらにパワーテールゲートを標準装備したほか、床下収納を設けるなど利便性を高める装備も搭載した。
パワフルな走行性能

走行性能においては、最高出力280馬力を発揮する3.5リッターV6エンジンを搭載、滑らかで応答性の高い9速オートマチックトランスミッションを組み合わせ、起伏の多い悪路にも対応できる最大8.1インチ(約200mm)の最低地上高を設定した。
また、“トレイルスポーツ” と “エリート”に標準装備、“EX-L”にオプションで設定されるi-VTM4トルクベクタリング四輪駆動システムは、路面状況に合わせて前後輪の駆動力を電制制御し、オフロードでの走破能力を高めている。
そのほか、強固なユニボディ構造と独立したフロント・リアサスペンションにより、オンロードでの乗り心地とダイナミクスを向上、シャープで正確なステアリングスポーティなドライビングキャラクターを発揮する。
安全性能についてはホンダ センシングを標準装備としたほか、リアシートリマインダー、リアシートベルトリマインダーをを標準装備に加えている。
ホンダのライトトラックのオフロード性能を強調する“トレイルスポーツ”シリーズ
“トレイルスポーツ”は、ホンダのライトトラックに搭載されてきたオフロード性能、多用途性、耐久性をさらに強調する新シリーズ。
その第一弾となる「パスポート トレイルスポーツ」は、シルバー塗装のスキッドガーニッシュ、オレンジカラーのTrailSportバッジ、専用の18インチ切削加工ホイールなどを採用、逞しさを強調した。
インテリアにはステアリングホイール、ドアパネル、シートにオレンジ色のコントラストステッチを施し、フロントシートのヘッドレストにはTrailSportのロゴをあしらったほか、メーター周りをブラッククローム仕上げに、そして専用のアンビエントライティングを施している。