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更新日:2022.03.22 / 掲載日:2021.09.27
ココが決め手!! のSUV選び【NISSAN キックス】
【国産全ブランド代表戦! 人気モデルのキャラ&適性早わかり!】 ニューモデルが続々登場のSUVカテゴリーは現行モデルも百花繚乱。 国産全ブランドの人気モデルをピックアップして、特徴をわかりやすくまとめた。 自分にピッタリの一台を見つけていただければ幸いだ。
●文:川島茂夫
NISSAN キックス【電気モーター:FF】※発電用エンジンは1.2ℓ直3
【PROFILE】海外で実用SUVとして展開していたモデルだが、日本向けは大胆なキャラ変を実施。専用の制御を採用するe-POWERのみを搭載し、日産で唯一、プロパイロットを標準装備。内外装や装備もグレードアップして、プレミアムコンパクトSUVとして展開している。もちろん実用性はキープだ。
【ココが決め手!!】e-POWER+プロパイロットで使い勝手も上々
狙いはアウトドアよりも上級なメカ&装備だ 先代ノートe-POWERをベースに開発されているが、e-POWERは改良型を採用。現行ノートの第2世代型とは異なるが、1.5世代と呼べるタイプである。セールスポイントは純電動駆動を活かした力強いドライバビリティ。高速域での余力が多少気になるものの、同車格のSUVではクラス上のドライブフィールを示す。 しかし、SUVとしての悪路対応力はあまり期待できない。最低地上高は170㎜を確保しているが、駆動方式がFFに限定されている。悪路対応向けの制御機能も降坂制御くらいであり、泥濘やモーグル路には厳しい。鼻打ち腹打ち対応以外は一般的な乗用車並みと考えるのが無難である。 高い全高とボクシーなキャビン周りのパッケージングにより後席居住性と荷室積載性は同クラス2BOX車の標準を上回り、キャビン実用性に注目して選ぶにもいいモデルである。要するに背の高いノートという感じだ。ノートではOPのプロパイロットが標準装備されるため高価格に見えるが、コンパクトSUVのハイブリッド車の上級グレードとしては価格も納得。アウトドア趣味目的に選ぶタイプではないが、タウン&ツーリングには見所多いモデルである。
【おすすめグレード】X(標準仕様) ●価格:275万9900円
寒冷地仕様が標準かOPかの違いはあるが、グレードの差異はインテリアの設え。実用性や走行性能に影響はないので、内装に強い思い入れがなければベーシック仕様で十分だ。
【シーン別/用途別】キャラクターグラフ
降雪も含めて4WDの必要性が大きく影響する。アウトドア趣味用途でも荒れた林道レベルの走破性を求めると心許ない。コンパクトサイズで車両感覚も掴みやすいスタイルなのでタウンユースも得意。4名乗車+大荷物は厳しいが、タウン&レジャー用途にはいい。
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