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更新日:2021.11.16 / 掲載日:2021.11.16
マスタング 2022年モデルに2つの特別仕様車を追加 米で発表

フォードは現地時間の11月12日、2022年モデルのマスタングに2台の特別仕様車「マスタング・シェルビーGT500・ヘリテージエディション(Mustang Shelby GT500 Heritage Edition)」と「マスタング・コースタル・リミテッドエディション(Mustang Coastal Limited Edition)」を追加したと発表した。また、マスタング・シェルビーGT500で選択可能なボディカラーに、フォード・パフォーマンス専用カラーのコード・オレンジを追加したことも併せて発表した。2つの特別仕様車は米国のディーラーで受注を開始、2022年春の発売を予定している。価格は、「マスタング・シェルビーGT500・ヘリテージエディション」が75,040ドル(約856万円)から、「マスタング・コースタル・リミテッドエディション」は74,895ドル(約854万円)から。
車名に名を遺す伝説的レーサーに敬意を表した特別限定モデル
マスタング・シェルビーGT500は1967年に初代モデルが登場、来年で55周年を迎える、マスタング・パフォーマンスの頂点を象徴するモデル。1950年代後半にレーサーとして活躍し、引退後はカーデザイナーとして様々なモデルの製作に携わったキャロル・シェルビーが手掛けたものの一つで、彼が「私が本当に誇りに思っている初めての本物の車」と呼んだという逸話も残っている。現在はフォードのレーシング部門であるフォード・パフォーマンスが設計を手掛け、世界初の7速デュアルクラッチトランスミッション、レース用のコントロールストラテジー、高度なドライブモードなどを採用。誕生当時と変わらず最もパワフルで最先端のマスタングに位置付けされている。
今回発表されたヘリテージエディションは、その初代モデルに敬意を表し、2022台限定での発売となる。クラシカルかつ高級感のあるブリタニー・ブルーの外装色と、2本の大きな白いストライプの組み合わせが印象的なデザインとなっている。また、サイドにはGT500ロゴ入りのストライプが施される。

海岸線でのスタイリッシュなドライブをコンセプトにした特別仕様車
エンブレム ライト付きシルプレート インストルメントパネルバッジ
2022年モデルの特別仕様車として設定されたコースタル・リミテッドエディションは、エコブースト・プレミアム・ファストバックおよび、エコブースト・コンバーチブルがベース。フォード車が体現してきた自由さを表現し、海岸線でのドライブをよりスタイリッシュに楽しみたいユーザーに応えるデザインを施した。
ボンネットからサイドをなぞるように施されたロゴ入りストライプや、ライト付きシルプレートなどが特別仕様車のキャラクターを強調。そこへ、マスタングの特徴であるサイドスクープやブラックグリル、ペデスタルリアスポイラーなどが組み合わされる。また、インストルメントパネルにも専用のバッジが施された。ボディカラーはブリタニー・ブルー、サイバー・オレンジ、ラピッド・レッドの3色が用意される。
フォード・パフォーマンス専用色“コード・オレンジ”が加わる
また、2022年モデルのマスタング・シェルビーGT500で選択できるボディカラーに、フォード・パフォーマンス専用の“コード・オレンジ”が追加。これは新型フォード・F-150 ラプター、ブロンコ・ラプター、そしてフォードGTといったハイパフォーマンスモデルで選択可能な専用色となっている。