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更新日:2021.11.18 / 掲載日:2021.11.18
T-Roc 改良新型を欧州で発表 フォルクスワーゲン

フォルクスワーゲンは現地時間の11月17日、クロスオーバーSUV「T-Roc」の改良新型モデルをドイツで世界初公開した。T-RocおよびT-Roc カブリオレは今週末から、T-Roc Rは年明けからそれぞれ欧州で受注開始され、全モデルとも2022年春より販売される。T-Rocのエントリー価格は23,495ユーロ(約303万円)から、同じくT-Roc カブリオレは31,850ユーロ(約411万円)から。
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4年間で世界販売台数100万台達成! ベストセラーモデルの最新章
T-Rocは、2017年より欧州で販売されているコンパクトサイズのクロスオーバーSUV。先進的なスタイルとスポーティな性能が支持を集め、4年間で世界販売台数100万台を達成するなど、ベストセラーモデルの一つに成長した。日本でも2020年7月より販売され、2021年上半期(1~6月)の登録台数が輸入車でT-クロスに次ぐ2位にランクインするなど人気を博している。なお、欧州では2019年末に走行性能を高めたT-Roc R、2020年春にはオープントップのT-Roc カブリオレがモデルレンジに追加されている。
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今回の改良新型では、内外装のデザインを一新。フォルクスワーゲンの先進運転支援システムである「IQ.Drive」を搭載するなど、上位クラスの先進技術が採用されている。グレードはベースモデルのほか、「Life」「Style」「R-Line」の3種を設定。「Style」はツートンカラーの塗装、クロームエレメントの追加、背景照明、コンビニエンスシートなどを採用したインテリアが特徴で、「R-Line」はT-Roc Rをベースとしたエクステリアデザインや装備を採用している。
洗練されたインテリア エクステリアもよりスタイリッシュに
新たなデザインとなったインテリアは、モダンな雰囲気を漂わせたものに。インフォテインメント・ディスプレイはタブレットのようなデザインに変更され、ステアリング・ホイールの後ろにあるインストルメント・クラスターと目線が合うような配置に調整。装備に応じて、8.0インチまたは9.2インチのディスプレイが用意される。また、デジタルインストルメントクラスターが標準装備されており、オプションで最大10.25インチのデジタルコックピットProが選択可能。マルチファンクションステアリングホイールも新デザインが採用され、直感的な操作性を実現した。
ドアトリムはファブリック仕様だが、グレードによりレザーを採用。上級グレードのR-Lineには、オプションで運転席と助手席をナッパレザー仕様のスポーツシートに設定することも可能となっている。
エクステリアはラインをシャープにし、クロスオーバーならではのデザイン性を際立たせた。LEDヘッドライトと暗所用リアライトを標準装備するが、オプションでLEDマトリクスヘッドライトとイルミネーテッドラジエターグリルストリップを備えたIQ LIGHTや、ダイナミックターンシグナルを備えたテールライトクラスターを選択することも可能としている。また、ボディカラーに5色の新色を用意、17インチおよび19インチアロイホイールも新デザインを採用した。
先進のアシストシステムを採用 第3世代のMIB搭載でより便利に

運転支援システムでは、先進のアシストシステムであるフロントアシストとレーンアシストを標準装備。さらに、新しいIQ.DRIVEトラベルアシストとプレディクティブ・クルーズ・コントロールは、最高速度210km/hでのステアリング、ブレーキ、加速のアシストを可能にする。また、車両制御システムは、フロントカメラからの信号、GPSや地図データを統合することで、現地の制限速度情報、町の境界標識、ジャンクション、ラウンドアバウトなどの情報を入手可能にした。
コネクティビティにおいては、第3世代のMIBを搭載し、オンラインで様々な機能やサービスを利用可能に。Apple CarPlayやAndroid Autoの機能は、必要に応じてApp-Connect Wirelessによりワイヤレスでコントロールシステムに統合することができる。
5種類のエンジンをラインアップ 4MOTION搭載車も用意

エンジンは、ガソリンエンジンのTSIエンジンとディーゼルエンジンのTDIエンジンをラインアップ。それぞれ駆動方式に応じて6速MT、もしくは7速DSGが組み合わされる。TSIエンジンは、最高出力81kWの1.0L TSI 3気筒エンジン、同110kWの1.5L TSI 4気筒エンジン、同140kWの2.0L TSI 4気筒エンジンの計3種を用意し、2.0Lエンジンには全輪駆動の4MOTIONが標準で搭載。2.0L TDI 4気筒エンジンは最高出力85kWと110kWの2種が用意される。
スポーティ仕様のT-Roc R
フロントシート コックピット フォルクスワーゲン T-Roc R
T-Rocファミリーの中でも最もダイナミックな走行性能を持つ新型T-Roc Rは、最高出力221kWの4気筒エンジンを搭載。スポーツ・ランニング・ギアと4MOTIONが標準装備に設定される。内外装にはスポーティな要素を強調する専用装備を多数用意、さらに新デザインのスポーツレザーステアリングホイールには、タッチコントロールと、ドライビングプロファイルの選択にダイレクトにアクセスできるモデル専用のRボタンが搭載される。
SUVの堅牢さとコンバーチブルの楽しさを融合したT-Roc カブリオレ
SUVの堅牢さとコンバーチブルの楽しさを融合したオープントップの新型T-Roc カブリオレは、「Style」と「R-Line」の2グレードを設定。ファブリック仕様のソフトトップは電動式・3層構造、9秒で開くことが可能。エンジンは1.0リッターTSI(81kW)と1.5リッターTSI(110kW)が設定される。
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