新型アウトランダーPHEV〜進化の全て〜その２：内容紹介

ミツビシ初のPHEVが
デビュー9年でフルチェン！
先に発表された北米仕様は
ガソリン車だったが、
国内仕様はPHEVのみだ。

●文：川島茂夫　●写真：澤田和久

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新世代PHEV搭載！　その実力は!?

主要諸元（P）　※オプションを含まず
●全長×全幅×全高（㎜）：4710×1860×1745　●ホイールベース（㎜）：2705　●最低地上高（㎜）：200　●車両重量（㎏）：2110　●パワーユニット：2359㏄直列4気筒DOHC（98kW［133PS］／195N・m［19.9㎏・m］＋フロントモーター（85kW／255N・m）＋リヤモーター（100KW／195N・m）　●WLTCモード総合燃費：16.2㎞／ℓ　●使用燃料・タンク容量（ℓ）：レギュラー・56　●タイヤサイズ：255／45R20

プロフィール

MITSUBISHI新型アウトランダーPHEV

ロングセラーが最新技術で全面刷新
　ミツビシの独自開発だった先代とは異なり、新型はルノー・日産との協業を活用。プラットフォームは北米日産のSUV・ローグと共用する一方、エンジンは旧アウトランダーがベースで、型式も同じ4B12型だ。日産・プロパイロットと同様のマイパイロットの搭載により、フラッグシップにふさわしい装備内容ともなった。

エクステリア

従来同様の実用的なパッケージ
個性あふれる新世代デザイン

　ホイールベースも全長も先代より多少拡大しているがプロポーションに大きな変更はなく、リヤエンド近くまで水平に伸びたルーフラインやクオーターウインドウまで大きく開口したサイドウインドウなど、レジャー用途での実用性を重視しているのが外観にも表れている。新旧で大きく印象が異なるのはフロントマスク。ボンネット前端のデイライトと三段型ヘッドランプなど、デリカD:5やエクリプス クロスと同系デザインとなり、オリジナリティのあるタフネスを演出。また、最低地上高は20インチホイール車では従来型よりも10㎜拡大して200㎜となった。

ボディカラー

インテリア

ブラインドタッチが容易なメカニカルな操作系を集中配置。質感の高い素材で見映えも◎。

■シートカラー／素材

■シフトパネル

メカニズム／装備

エンジン直動機構付きの
シリーズ／パラレル併用方式

　ハイブリッドの基本システムは2.4ℓエンジンを発電機として用いるシリーズ式だが、高速巡航時のみエンジン直動機構によりパラレル式で制御。また、駆動モーターを前後に備え、後輪側を高出力としたのも新型の特徴。外部充電システムは普通充電のほか急速充電にも対応している。安全＆運転支援システムは日産のプロパイロットと実質的には同じだが、カメラに加えてミリ波レーダーを採用し検知性能と制御精度を向上した最新仕様を導入。PHEVでは初採用となったサードシートは前倒反転床下格納型を採用し、格納作業性を改善するとともに格納時の見栄えも向上。

■PHEVシステム（2.4ℓ＋モーター）

高出力モーターや大容量バッテリーでリニューアル

■S-AWC

悪路対応に留まらず、舗装路での走りにも大きく貢献

■ドライブモード

わかりやすいモード設定で操る愉しさや安心を選べる

■MI-PILOT

日産プロパイロットと同様の最新版運転支援

■荷室／ユーティリティ

段差のないフラットな荷室。シートアレンジもしやすい

新型アウトランダーPHEV　主要諸元＆装備

おすすめグレード

　全グレードともDA（ディスプレイオーディオ）およびナビ、マイパイロットを標準装着。G以上になるとハンズフリー機能付きパワーリヤゲートやコネクティッド機能も標準採用される。走行性能に違いはないのでベーシックのMが買い得感が高いが、3列シート仕様狙いならG以上。利便快適装備の充実とシート仕様の設定から、Gが最も一般性が高い。

G（7人乗り）

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