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更新日:2022.01.25 / 掲載日:2021.12.09
魅力たっぷり! スバル現行モデル一気レビュー【その2】
レヴォーグの発表以降、矢継ぎ早にニューモデルをリリースし続けているスバル。
そんな今勢いのあるスバルの既存ラインナップを一気に振り返ってみよう。
●文:川島茂夫
スバルXV
●車両本体価格:220万〜292万6000円 ●発表年月(最新改良):’17年4月(’20年9月)
2ℓハイブリッド×4WD 1.6ℓ×4WD
コンパクトでカジュアルなSUV
それでいて悪路対応能力も上々
インプレッサの5ドアバリエーションとなるスポーツをSUVに仕立て直したモデル。ボディシェルは共通であり、キャビンスペースも同様。ただし、悪路踏破性は同車格のSUVでもトップレベル。専用サスと大径タイヤの採用により最低地上高は200㎜を確保。電子制御4WDシステムを全車に採用し、最廉価仕様以外は2モード型のX-MODEを備えている。
パワートレーンはNA仕様のみで2ℓのe-BOXERと1.6ℓを用意。1.6ℓ車は車格や用途に対して余力不足の感もあるが、e-BOXER車はツーリング&ラフロードに不足ない動力性能を備えている。SUVとしてはアイポイントが低いのだが、セダン等の一般的な乗用車から乗り換えても違和感なく馴染め、タウンユースにも使いやすい。
インプレッサ スポーツ/G4
●価格:200万2000〜292万6000円/200万2000〜270万6000円 ●発表年月(最新改良):’16年10月(’20年10月)
1.6ℓ×FF / 4WD 2ℓ×FF / 4WD 2ℓハイブリッド×4WD
●インプレッサ スポーツ
コストパフォーマンス良好
現行スバル唯一のFFもある
スバルが開発したモデルでは最小クラスとなる人気のコンパクト。5ドア(スポーツ)とセダン(G4)で構成し、どちらも1.6ℓと2ℓの構成だが、5ドアの2ℓにはe-BOXERも用意されている。また、セダンは全グレードでFFと4WDが用意されるが、スポーツは標準2ℓ車はFF、e-BOXER車は4WDに限定。なお、4WDシステムは電子制御カップリング型を用いる。
カテゴリーも設計も一般用途のウェルバランスを求めたモデル。ファントゥドライブや踏破性で突出した魅力はないが穏やかな乗り味と滑らかなパワーフィールが見所。もちろん、全車にアイサイトを標準装着し、1.6ℓ車では約200万円からの設定。プレミアム感や装備、性能など総合的なコスパの高さが魅力だ。
●インプレッサ G4
BRZ
●価格:308万〜343万2000円 ●発表年月(最新改良):’21年7月(未実施)
2.4ℓ×FR
排気量アップと独自の足回りで
操る愉しさが増したFRスポーツ
トヨタとの協業で開発されたFRスポーツクーペ。エンジンを後方低くにマウントした水平対向4気筒の利点を活かしたFRレイアウトを採用。7月のFMCでは従来型のプラットフォームをベースに車体全体に改良を加えるとともに搭載エンジンを2ℓから新開発の2.4ℓにアップ。切れ味よく高回転まで軽快なエンジンフィールをそのままに動力性能を大幅に向上させている。
また、リヤサス等にBRZ専用の設計変更を加えて、GR86とは方向性の異なるファントゥドライブを求めているのも見逃せない。後輪のトラクションを重視した特性が与えられ、スリップアングル増加時の失速の抑制やラインコントロール性の維持能力を向上。スポーツ走行からツーリングまで幅広く適応するのも見どころ。
ライタープロフィール
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。