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更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.01.25
新型ブロンコ ラプター発表 フォード 400馬力超の本格SUV

フォードは現地時間の1月24日、同社のレーシング部門であるフォード・パフォーマンスが設計・デザインを手掛けた本格オフローダーの新型「ブロンコ ラプター」を発表した。同モデルは米国にて、今夏より発売予定。
アメリカンSUVの代表格に高性能モデル登場

ブロンコは1966年に誕生したSUV。1996年を最後に販売終了となっていたが、2020年に復活を遂げていた。今回発表されたのは、同ブランドではF-150にも設定される“ラプター”を冠した高性能モデルで、砂漠や岩場など過酷なオフロードにも堪える走行性能が特長だ。フォードモーターカンパニーの最高経営責任者であるジム・ファーレイ氏は「ラプターは当社のオフロードラインナップの頂点であり、レースで実証済みの内容やデザインなど、フォードにしか作れないフルラインナップとなりました」と語る。
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競技レベルのオフロード技術を搭載

同モデルは欧米を舞台に繰り広げられるオフロードレース「ウルトラ4レーシング」での走破を想定し、オフロード性能、敏捷性、操縦性をさらに向上させるとともにスピードにもこだわって開発が進められた。砂漠での高速走行を実現するため、高強度スチールフレームを採用。さらにフォード・パフォーマンスが開発した競技用アクスルを搭載するなど、足回りを中心に競技レベルのオフロード技術が注ぎ込まれた。
エンジンは400馬力を超える3.0L ツインターボエンジンに10速ATを組み合わせ、タイヤは37インチオールテレーンタイヤを採用している。
過激でワイルドなデザイン




デザインはシンプルながら筋肉質なディテールが印象的なものに。フロントはブランドロゴを中央に据えて上下に二分されたグリルや、アンバーカラーのLEDヘッドライトが力強さを表現。牽引フックやLEDフォグランプ、オフロードランプなどを一体化したフロントバンパーも、タフな印象を強めている。また、ボンネット上の左右に設けたフードベント近くにラプターロゴを配し、ツインターボのパワーを表現した。ボディカラーはフォード・パフォーマンス専用色となるコード・オレンジをはじめとした全10色を用意する。
オフロードレース仕様のインテリア



インテリアはダークカラーを基調とし、伝統的な水平基調のダッシュボードに12インチのデジタルクラスターを搭載。タコメーターやギアの表示を強調した専用パフォーマンスビューをはじめ、メーター表示のカスタマイズも可能としている。
デザインでは、G.O.A.T.モードのロータリーダイヤル、ダッシュベント、ドアネット、ステアリングホイールのステッチ、インパネのブロンコロゴにフォードパフォーマンスコードオレンジがアクセントに。また、プッシュボタンイグニッションもコードオレンジでライトアップされる。グラブハンドル、ステアリングホイールベゼル、ギアシフターなどのタッチポイントには、光沢を抑えたカーボンファイバーのアクセントをあしらった。さらに専用仕様として、マグネシウム製パドルシフトと、グロスブラックのラプターロゴを中央に配した、厚みのあるスポーツタイプのステアリングホイールも用意される。

先進機能では、スワイプ機能付き12インチタッチスクリーン、インフォメーションオンデマンドパネル、音声認識機能付SYNC4などを含むハイパッケージが標準装備。そのほか、360度ビューエクステリアカメラを採用。さらに、10スピーカーのB&Oオーディオシステムやアダプティブクルーズコントロールなどがオプションとして用意される。