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更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.01.26
新型SUV「セコイア」発表 全車ハイブリッド仕様 米国トヨタ発表

米国トヨタは現地時間の1月25日、フルサイズSUVの新型「セコイア」を初公開した。同モデルは、このほど発表された新型タンドラにも採用された新ハイブリッドパワートレイン「i-FORCE MAX」が全車搭載される。発売は2022年夏を予定。
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ツインターボV6ハイブリッドパワートレイン「i-FORCE MAX」搭載

セコイアは2000年登場の北米向けフルサイズSUV。3代目となる新型モデルは完全刷新が図られ、全く新しいSUVとなった。
パワートレインは、ツインターボV6ハイブリッドエンジン「i-FORCE MAX」を全車に搭載。これはツインターボエンジンと10速オートマチックトランスミッションの間にあるベルハウジングに、独自のモータージェネレーターを搭載したもので、最高出力437ps、最大トルク583lb.ft.を発生するパフォーマンス性と環境性能を兼ね備える。また、ドライブモードセレクトも新たに採用され、走行環境に応じてEcoモードやSportモードといった走行モードを選択可能とした。
グレード構成はSR5、リミテッド、プラチナム、TRDプロ、キャップストーンの全5種。TRDプロは4WDのみとなり、他の4グレードは2WDと4WDが用意される。




3列シートを備えた車内空間 上位グレードは2列目がキャプテンシート仕様に


車内は3列シート構成になっており、プラチナム以上のグレードは2列目シートがキャプテンシート仕様に。リクライニング機構を備えるほか、前方へ折りたたんで荷室を拡大させることも可能としている。3列目シートもリクライニング機構を備え、荷室として利用する際には高さを3段階で変えられる「アジャスタブルカーゴシェルフシステム」を新たに採用。状況に応じて柔軟に利用でき、SUVとしての利便性を向上させた。

グレード別に多様な装備を設定




新型セコイアは、グレード別に備えられた装備も特徴となっている。
最上位グレードのキャップストーンは、各所にクロームアクセントをあしらい、高級感を演出。ホイールも専用の22インチクロームホイールを装着している。インテリアカラーはブラックとホワイトのツートンカラーでスタイリッシュな装いとし、ダッシュボードのLEDイルミネーションがアクセントとして加えられた。また、フロントドアに遮音ガラスを採用し、車内の快適性が高められた。
TRDプロは、荒れた路面に対応するFOXインターナルバイパスショックや、1/4インチのアルミ製TRDフロントスキッドプレート、セレクタブルロック式リアデフ、マルチテレインセレクト、CRAWLコントロール、ダウンヒルアシストコントロールなど、オフローダーならではの装備を多数用意。その一方で2列目キャプテンシート、TRDヒーテッドステアリングホイールなど快適性を高める装備を採用しているのも特徴となっている。
ボディカラーについても、TRD専用色のソーラー・オクタンや、プレミアムペイントカラーとして設定されたウインドチル・パール、スーパーソニックレッドなど多彩な11色を設定する。
新型トヨタオーディオマルチメディアを搭載

新型セコイアにはタンドラで初めて導入された新しいマルチメディアシステムを採用。14インチの大型タッチスクリーン(SR5は8インチ)で操作でき、音声認識機能を備えたインテリジェントアシスタント、ナビゲーションシステムを利用可能。また、AppleCarPlayやAndroidAutoのワイヤレス通信に標準対応する。
安全面では、トヨタ・セーフティ・センス2.5を全車標準装備。歩行者検知機能付プリクラッシュシステムやエマージェンシー・ステアリング・アシストなどといった先進機能で、安全な運転をサポートする。