車種別・最新情報
更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.01.26
今買うべき本命10車【4】プレミアムなら『ノート オーラ』
2022年に向けた新型が出揃いつつある中、今現在のラインナップで“買い”なモデルとは——。
ポピュラーなカテゴリーやキャラクター、あるいは用途ごとに、価格を上回る価値をもたらす「本命」を厳選し、その本命にぶつける対抗馬とともに紹介する。
狙っているジャンル、重視するキャラや用途をしっかりチェックして、クルマ選びの参考にしていただければ幸いだ。
●文:川島 茂夫
キャラで選ぶ【1】プレミアム
【本命】NISSAN ノート オーラ

「大きくて高価でプレミアム」なら当たり前。走りと質感を凝縮
e-POWERの走りが
プレミアム感をもたらす
高級を求めれば価格もクラスも上がっていく。単純にプレミアム性だけを評価するなら上級クラスの高価格モデルを選ぶことになるが、ここでは視点を変えてプレミアムを求める部分を絞り込んでオーラを選択した。
オーラは外板パネルの変更等でノートを3ナンバー化したモデル。モーター出力の向上などの手も加えられているが、プレミアムの要点は大きく変わらないので、ノートを選んでもいいだろう。
駆動力をすべてモーターで賄うシリーズ式の特徴を活かし、トルク変動を抑えた加速の心地よさや挙動安定化などを駆動力の精密制御で向上させている。とくに後輪にも大出力モーターを用いた4WD車はプレミアムコンパクトクラスでもレベル違いと言えるほどの洗練されたドライバビリティと落ち着いた乗り味を示す。しかもエンジン稼働中の静粛性もクラス水準を大きく超えている。
同クラスのハイブリッド車にしては高速長距離燃費がイマイチなのが泣き所だが、得られる走りのプレミアム感からすれば十二分に省燃費。上級クラスからのダウンサイジングを考えているが走りの質や余裕はあまり落としたくないと考えているユーザーには最適だ。










【ノート オーラのベストグレード】G FOUR

一般的に降雪地域以外で4WDを選ぶメリットはあまりないのだが、オーラの4WDは走りの質感向上にも効果的。4WDシステムの内容を考えても買い得な値付けである。
【対抗】ミライ/ハリアー
インフラ未整備なのが痛いが
ミライはまさにザ・プレミアム
重質な乗り味と際立つ静粛性。悠々たるパワーフィールで瞬発力にも優れる。プレミアムカーに求められるすべての要件を最高水準で達成しているミライだが、水素インフラ未整備なのが泣き所。ハリアーはキャビンスペースも余裕のミドルSUVに上手に高級感を演出。快適性寄りのフットワーク設定など、人気の高いミドルSUVの価格レンジで効率的にプレミアム要素を盛り込んだモデル。実用性やコスパなどウェルバランスの選択でもある。
TOYOYA ミライ

TOYOTA ハリアー


ライタープロフィール
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。