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更新日:2022.03.23 / 掲載日:2022.03.23
マセラティ 新型SUV「グレカーレ」発表 国内受注は6月開始予定
マセラティジャパンは3月22日、新型SUV「グレカーレ」を発表した。日本国内での販売価格は消費税込で800万円台後半~となる見込みで、6月上旬頃よりマセラティ正規ディーラーでオーダー受付、2023年上旬デリバリー開始をそれぞれ予定している。
内燃機関&マイルドハイブリッドをラインアップ 電気自動車も今後追加へ
新型グレカーレは、マセラティとしては「レヴァンテ」に続くSUVモデルの第2弾。“The Every day Exceptional(毎日が格別)” をコンセプトとし、エレガンス、パフォーマンス、汎用性、革新性の4つバランスを取りながら、性能、快適性、安全性をも追求した。イタリア・モデナのマセラティ・イノベーション・ラボで開発、生産はカッシーノ工場で行われる。
同モデルのラインアップはブランド史上、最も充実した内容になるとしており、MC20に搭載されたマセラティ独自のネットゥーノエンジンをベースにした530馬力の高性能3.0LガソリンV6を搭載したパワフルな「トロフェオ」、300馬力の4気筒マイルドハイブリッドエンジンを搭載した「GT」、330馬力の4気筒マイルドハイブリッドエンジンを搭載した「モデナ」の3モデルをスタートで展開。さらに、時期は明らかにされていないが、今後は400Vの100%電気自動車「フォルゴーレ」も加わり、全4モデル展開となる予定だという。
走行性能においては、トロフェオについて0-100km/h加速3.8秒、最高速度285km/h(すべて欧州仕様での値)というハイパフォーマンスを実現している。また、マセラティが開発した新システム、ヴィークルダイナミックコントロールモジュール(VDCM)がもたらす卓越したハンドリングと360°の車体制御により、ダイナミックな快適性を実現。走行環境に合わせて、コンフォート、GT、スポーツ、コルサ(トロフェオのみ)、オフロードの各ドライブモードを設定し、より快適な走行を楽しめる。
流線的なフォルムが特徴 スポーツカーのようなフォルムに
コンセプトに基づき、同モデルは広さと快適性にこだわった作りに。GTでは、全長4,846mm×全幅2,163mm×全高1,670mm、ホイールベース2,901mm、リヤホイールトレッド1,948mmというサイズで、トロフェオはリヤホイールトレッドがさらに大きくなるという。
エクステリアデザインは、MC20以降の全ての新型車に共通した特徴となるマセラティの新しいビジュアルシンボルを採用。フロントでは低く構えたグリルが存在感を放ち、側面は流線的なフォルムをもつボディと、カーボンファイバーを用いたテクニカルな技術的構成要素を特徴とする。リアは、名車ジウジアーロ3200GTから着想を得たブーメラン型のテールライトが台形ラインにフィットし、印象的なビジュアルに仕立てられた。
最新鋭の技術を取り入れたインテリア
キャビンはクーペ効果により、スポーツカーのような仕上がりに。ダッシュボード中央にはマセラティ車伝統の時計盤が鎮座。時計はデジタル仕様となっており、音声コントロールによって車載コンシェルジュの機能も併せ持つ。
主な操作はディスプレイを介したタッチ式となっており、ブランド史上最大級の12.3インチの大型センタースクリーン、その他のコントロール用の8.8インチディスプレイ、そしてリアシート専用の3番目のディスプレイからも、各種機能をコントロール可能としている。コネクティビティは、マセラティ・インテリジェント・アシスタント(MIA)マルチメディア・システムと、最新鋭のインフォテインメントであるマセラティ・コネクトを採用する。
また、音響面はイタリアのハイエンドオーディオメーカー「ソナス・ファベール」の3Dサウンドシステムを採用、プレミアム・レベルでは標準で14スピーカー、ハイ・プレミアム・レベルでは必要に応じて21スピーカーが搭載される。