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更新日:2022.04.15 / 掲載日:2022.04.15
ヒョンデ 改良新型「パリセード」ニューヨークモーターショーで公開

ヒョンデは現地時間の4月13日、同社のフラッグシップSUVである「パリセード」の改良新型モデルを、ニューヨークモーターショーで初公開した。今回の改良では、内外装デザインを刷新するとともに、先進のインフォテインメント機能や安全機能、運転支援システムを搭載したとしている。
プレミアム感を強調したエクステリアデザイン


パリセードは2018年に誕生し、韓国および北米を中心に市場展開されている大型クロスオーバーSUV。米カリフォルニア州のビーチ「パシフィック・パリセーズ」が名前の由来で、同社北米拠点のオラビシ・ボイル副社長は今回の大幅改良について「新型パリセードは、フラッグシップSUVにふさわしいデザインの魅力と機能を備えています。これまで以上に、パリセードは日常的な使用や思い出作りのドライブ旅行のための究極のファミリービークルです」と語っている。
エクステリアでは、同ブランドのアイコンであるカスケードグリルにパラメトリックシールドのエレメントが配され、よりプレミアム感を強調したビジュアルに。また、グリルを囲むようなLEDコンポジットライトが、シャープな印象を与える。さらに、フロントスキッドプレートも新たな意匠でタフさを表現する。リヤビューでは、縦長のLEDテールランプとロアスキッドプレートの組み合わせにより、ワイド感と安定したスタンスを強調した。そのほか、空力性能にも配慮し、Aピラーの角度変更やリアスポイラーなど新デザインの採用などが行われている。
ユーティリティとプレミアム感を兼ね備えたインテリア

インテリアでは、フロントシートにエルゴシートを採用するとともに、3列目シートでは同社初というヒーター機能を、2列目シートにはシートベンチレーションが採用され、快適性を向上させた。また、エアベントを横長のスリムなデザインに刷新し、広々とした空間とプレミアムな雰囲気を演出する。そのほか、フルディスプレイセンターバックミラーや15Wにアップグレードされたワイヤレス充電機能を採用するなど、ユーティリティ性も高められている。
インフォテインメント機能では、同社のコネクテッドカーサービスであるBluelinkに対応、シートヒーターやベンチレーション機能などを遠隔操作したり、ドアロック解除や窓の開閉を知らせる車両状態通知機能などを利用できる。
最高出力291psを発揮するパワートレイン


パワートレインは3.8L V6デュアルCVVTエンジンを搭載、最高出力291ps/6,000rpm、最大トルク262lb.-ft/5,200rpmを発生する。また、高い静粛性を確保するために遮音性の高いカーペットを使用。さらにエンジンチューニングによってスムーズかつリニアなレスポンスを実現した。
同モデルにはヒョンデのAWDシステムであるHTRACも搭載、牽引モードも追加された。そのほか走行環境にあわせて、ノーマル、スポーツ、スマートなどの各モードを選択することもできる。
安全技術/運転支援システムを多数採用

同モデルには安全装備として、リアサイドインパクトエアバッグを標準装備。さらに運転支援システムでは、前方衝突回避支援システム(FCA)、レーンキーピングアシスト(LKA)、ブラインドスポット衝突回避アシスト、セーフエグジットアシスト(SEA)、ドライバー・アテンション・ウォーニング(DAW)、ハイビームアシスト(HBA)、スマートクルーズコントロール(SCC)、ハイウェイ・ドライビング・アシスト(HDA)リモートスマートパーキングアシスト(RSPA)といった機能が搭載されている。