車種別・最新情報
更新日:2022.04.19 / 掲載日:2022.04.19
マルチスズキ 改良新型「エルティガ」発表 インドの最量販ミニバン

スズキのインド子会社マルチ・スズキ・インディア社(マルチ・スズキ)は現地時間の4月15日、インドの最量販ミニバン「エルティガ」の改良新型モデルを発表、販売を開始した。車両本体価格は835,000ルピー(日本円約138万円)から。
発売10周年 ファミリー層に人気のモデルが大幅改良
エルティガは、2012年よりインドで販売されているコンパクトミニバン。インドにおいては最量販モデルとしてファミリー層を中心に親しまれており、同社によればCAGR(年平均成長率)4.7%という数値を算出しているという。今回の改良新型は、同モデルが発売10周年の節目を迎えたことを記念し、エクステリアデザインを始め、大幅改良を受けた。
次世代パワートレイン×新開発トランスミッション



同モデルのパワートレインは、スマートハイブリッドテクノロジーを採用した新型Kシリーズ1.5L デュアルジェットVVTガソリンエンジンと、CNG(圧縮天然ガス)の2種類を用意。ガソリンエンジンは最高出力75.8kW / 6,000rpm、最大トルクは136.8Nm / 4,400rpmを発生する。また、燃費はそれぞれ20.51km/l(ガソリン)、26.11km/kg(CNG)となっている。トランスミッションは、ガソリン車には5速MTに加え、新開発の6速ATを選択可能。6速ATにはパドルシフトが装着されている。
デザインを大幅刷新 エレガントさを強調



今回の改良に伴い大幅刷新されたエクステリアデザインでは、新たに採用されたクロームウィングフロントグリルが印象的。このほか、ツートンアルミホイール、クロームインサート付きバックドアガーニッシュなどを採用し、よりスタイリッシュかつエレガントなスタイルを獲得した。また、ボディカラーはスプレンディッドシルバーとディグニティブラウンの2色を新色として追加、全6色展開としている。
プレミアム感と高い利便性が共存するインテリア





インテリアでは、メタリックチークウッド仕上げのダッシュボード、デュアルトーンシートファブリックなどを採用し、プレミアム感を高めた。
また、ミニバンとしての利便性も高められ、2列目シートにはワンタッチリクライニング&スライド機構を採用、50:50分割可倒式3列目シートはシートバックリクライニングとフラットフォールド機構を採用し、荷物積載時など柔軟な利用を可能とした。そのほか、空冷式ドリンクホルダーやユーティリティボックス付きフロントアームレスト、ボトルホルダー、スマートフォン収納など、小物の収納スペースも各所に設けられている。
さらに、快適性を高める装備として後席用ルーフマウントエアコンを装備した。
新型インフォテインメントシステム搭載 スズキコネクトにも対応


インフォテインメントシステムは、7インチディスプレイを備えた新型「スマートプレイプロ」を搭載。直感的な操作に配慮したユーザーインターフェースを実現し、音声認識機能による音声アシスタントでコマンド起動させることも可能。また、スズキコネクトにも対応し、専用アプリをスマートフォンにダウンロードすることで、車両のセーフティ&セキュリティ設定やステータスアラート、各種リモート操作などの機能を利用できる。
【あわせて読みたい】