車種別・最新情報
更新日:2022.05.12 / 掲載日:2022.05.12
キャデラック 新型「エスカレードV」発表 Vシリーズ初のSUV

キャデラックは現地時間の5月11日、フルサイズSUVの新型「エスカレードV」を発表した。同モデルは米国にて、今夏より発売予定で、価格は149,990ドル(日本円約1,943万円)。
キャデラック120周年の節目に誕生した5番目のVシリーズ

同モデルは、キャデラックのフルサイズSUV「エスカレード」のハイパフォーマンスモデルで、同ブランドが展開するVシリーズでは5番目のモデルとなる。同社のローリー・ハーヴェイ副社長は「多くのユーザーの要望を受け、キャデラック120周年の年にこのハイパフォーマンスSUVを市場に投入できることを大変嬉しく思います」とコメントを寄せる。
6.2L V型8気筒スーパーチャージャーエンジン搭載 ロングホイールベースモデルも用意


同モデルの心臓部には、最高出力682PS、最大トルク653 lb-ftを発揮する6.2L V型8気筒スーパーチャージャーエンジンを搭載、専用の10速ATを組み合わせる。また、フルタイムアクティブ全輪駆動システム、専用サスペンションハードウェアおよびソフトウェアキャリブレーションなどの性能要素を標準装備として揃える。今回はロングホイールベース版である「エスカレードV ESV」も用意されている。
センターコンソールにはVモードボタンを配置しており、ツアー/スポーツ/スノー・アイスの3種類から好みのドライビングモードを選択できる。
大胆で重厚なエクステリアデザイン




エクステリアは、ベースモデルが持つ大胆かつ重厚感のあるデザイン性を強調し、ダイナミックな魅力を見せている。フロントフェイスは、キャデラックブランドの特徴であるスポーツメッシュグリルが、その存在感を強調。リアでは4本出しのエキゾーストパイプが目を引く。サイドではVシリーズの一員であることを示すバッジが装着されるほか、専用デザインの22インチアルミホイールが個性を主張。スポークの間から覗くブレンボ製フロントブレーキとエッジレッドキャリパーを採用した高性能ブレーキシステムも印象的だ。
先進性とラグジュアリー感が共存したインテリア





インテリアは、エスカレードのPlatinumグレードをベースに、ブラックとダークオーバーンの2色を設定し、ゼブラウッドをアクセントに使用。シート表皮はセミアニリンレザーを用い、フロントシートはパワーマッサージ機能を装備、ステアリングヒーターも標準装備で備えた。
また、ディスプレイは4Kテレビの2倍の画素密度を持つという、対角38インチの曲面有機ELディスプレイを標準装備。ダッシュボード中央には16.9インチカラーディスプレイや音声認識機能、ワイヤレスApplePlayおよびAndroidAuto機能などを備えたプレミアムインフォテインメントエクスペリエンス。運転席正面の14.2インチセンタークラスターディスプレイは、車両前方の映像を投影する拡張現実機能を備える。
さらに、トレールや自動車線変更機能を含むハンズフリー運転支援技術「スーパークルーズ」も用意される。