米国トヨタ シエナ2023年モデル　25周年記念特別仕様車を発売

　米国トヨタは現地時間の5月19日、ミニバン「シエナ」の2023年モデルと併せて、発売25周年を記念した特別仕様車「シエナ25thアニバーサリーエディション」を設定したことを発表した。この特別仕様車は2,525台の限定販売となる。

発売から25年　米国で好調な販売を続けるシエナの2023年モデル

　2021年に4代目となったシエナは、1997年のデビュー以来、220万台以上を販売。4代目からはハイブリッドモデルのみとなり、2021年のアメリカのミニバン販売台数のトップに立ったという。

　米国で設計・製造される4代目シエナは、TNGA-Kプラットフォームを使用した全く新しいミニバン構造を持ち、そのデザインにはSUVの大胆さと堅牢さが取り入れられた。2023年モデルのグレードには、LE、XLE、スポーティなXSE、アウトドア志向のウッドランドエディション、ラグジュアリーなLimitedに加え、さらに豪華なPlatinumをラインナップする。
　LEと一部のXLEモデルには、収納可能なミドルシートを備えた8人乗り仕様が用意される。また、7人乗りモデルの一部で採用されているスーパーロングスライドの2列目キャプテンシートは25インチ（約63.5cm）スライドし、オットマンと併用することで十分な足元のスペースを確保し自由に快適性を高めることができる。

　車内エンターテイメントとして、LEグレードのベースとなるトヨタオーディオシステムでは9インチのタッチスクリーン、6スピーカーを備え、Android Auto、Apple CarPlay、Amazon Alexaに対応し、7つのUSBメディアポートやハンズフリー電話機能など、多くの機能を満載している。

　安全装備はToyota Safety Sense 2.0 (TSS 2.0)を全車に標準装備するほか、360度ビューを提供する最新の「ペリメータースキャン付きバーズアイビューカメラ」がオプション設定された。
　その他、キック開閉式スライドドアとリアゲートなどの機能や、4ゾーンクライメートコントロールシステムにオットマン付ヒーター付2列目キャプテンシート、ヘッドアップディスプレイやプレミアムオーディオシステムなどがグレードにより装備される。

スポーティさを強調した「シエナ25thアニバーサリーエディション」

　スポーティなXSEグレードをベースとする「アニバーサリーエディション」は、ダークカラーの20インチスプリット5スポークホイールに大胆なスタイルのフロント＆リアバンパー、ブラック塗装のキャップ、スポーツチューンドサスペンションなど、XSEならではのスポーティさを強調。前輪駆動と全輪駆動から選べ、ルーフレールやプレミアムオーディオ、ワイヤレス充電などを装備したXSEプラスパッケージが含まれているという。

　また、ボディカラーはセレスティアルシルバーとウィンドチルパールを設定。エクステリアトリムやバッジをブラックで統一し、外観にアクセントを加えている。
　その他にも、Limitedグレードの装備を追加した記念モデルとなっており、インテリアにはシルバーカラーのステッチを施したブラックレザーシート、メモリー付きフロントシートヒーター＆ベンチレーションを採用。メモリーステアリングやオットマン付き2列目シートや「25th Anniversary」専用フロアマットを備える。