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更新日:2022.06.06 / 掲載日:2022.06.06
ジャガー Eタイプのワンオフ エリザベス女王在位70年式典に登場

ジャガー・ランドローバーは現地時間の6月5日、イギリスで開催されたエリザベス女王の在位70周年記念式典「プラチナ・ジュビリー・ページェント」にて、ジャガーのクラシックスポーツカーである1965年製「シリーズ1 Eタイプ ロードスター」のワンオフモデルを公開した。
個人所有車を入魂レストア ユニオンジャックをモチーフにしたメタリックブルーが輝く




同モデルは、I-ペイス eTROPHYレースカーやコンバーチブルジャガーなど、同式典のパレードに参加した15台のうちの一つとして登場。当日は同車両のオーナーとバレエダンサーのエリック・アンダーウッド氏を乗せ、女王の記念すべき日を祝った。
同モデルのレストアは、ジャガー・ランドローバーのクラシックカーのレストアなどを手がける「クラシック・ワークス」が手掛けた。ボディカラーはユニオンジャックにインスパイアされたという、深みのあるメタリックブルーを採用。この色合いを完成するまでには数か月もの時間が掛けられたという。また、内装はイギリスを象徴するピラーボックス(円筒型のポストボックス)からインスピレーションを得たという赤色で仕上げられたレザーを使用、伝統的な手法を用いて手作業で仕上げられた。
そのほかにも、2021年発表の「Eタイプ 60コレクション」に着想を得た装飾品をあしらい、スペシャリティのあるビジュアルを完成させている。
エンジンは4.2Lから4.7Lへ 見えない部分に先進技術を駆使



メカニックの要素は、大胆な改良が加えられた。エンジンはオリジナルの4.2L に代わり、4.7Lへ置き換え。公道走行用に最適化されており、特別開発の5速ギアボックスを組み合わせて、スムーズかつ洗練されたドライビングエクスペリエンスを演出する。また、サスペンションやホイール、タイヤ、ブレーキ、ヘッドライトといったパーツもアップグレードが施された。さらに、タッチスクリーンコントロールやサテライトナビ、ブルートゥースといった機能を内蔵するインフォテインメントシステムも装備するが、クラシカルな内装との調和を図ったデザインとなっている。




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