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更新日:2022.06.08 / 掲載日:2022.06.08
北米ホンダ 新型「HR-V」発表 サイズ増でよりスポーティに変身

ホンダの米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは現地時間の6月7日、新型「HR-V」を発表した。今月上旬より北米市場向けに販売開始予定で、現地での価格帯は24,895ドルから(日本円約331万円)。
全長&全幅をサイズアップ より快適な室内空間に



同モデルは11代目シビックと同様に、新型グローバルアーキテクチャーをベースとして開発。先代に比べて全幅を約60mm、全長を約240mm拡大し、より広い室内と荷室を実現するとともに、ホイールベースの延長とトラック幅の拡大によって安定性の向上と滑らかな走りを実現しているという。
アメリカン・ホンダモーター販売部門副社長のマイケル・キステメイカー氏は「新型HR-Vは、スポーティな走りを求める若いアクティブなユーザーにちょうど良いサイズで、週末のロングドライブに十分なスペースと実用性を備えています。この新型車は新たな顧客層を獲得し、セグメントリーダーとしての地位を築く事でしょう」と述べている。
グレード別に異なるデザインを採用したエクステリア


エクステリアデザインは、ボンネットからリアフェンダーにかけて水平に伸びた力強いベルトラインが特徴。ヘッドランプやリヤランプはワイドなデザインを採用し、肩幅の広いスタンスを強調する。また、グリルの両脇にエアインレットを配置し、見た目のワイド感を強調するとともに空力効率の向上に寄与。リヤでは、彫りの深いハッチと標準装備のテールゲートスポイラーが印象的だ。
また、新型車ではグレード別に異なるデザインを採用。最上位グレードのEX-Lはハニカムグリル、ドアピラー、フロント/リヤバンパーをグロスブラック仕様とし、シャークグレーの17インチアルミホイールを装着。一方でSportグレードはグリルのメッシュ形状を変更、テールゲートスポイラーはグロスブラック仕様で、リヤバンパー下部にガンメタリック塗装を施した。また、ホイールはグロスベルリナブラック仕上げの専用18インチ5本スポークホイールを採用している。



シンプルかつスポーティな広々インテリア


インテリアは、2022年型シビックから採用している「シンプル&サムシング」のデザイン方針に沿ったものに。インパネ上部はフロントガラスの反射を抑えるため、最小限のカットラインでデザイン。広く設計されたフロントガラスなどと相まって、良好な視界に配慮されている。また、メタルハニカムメッシュのアクセントは外観との共通性を表現するだけでなく、オーディオやインフォメーションディスプレイとクライメートコントロール間の境界線を作り、調和のとれた景観を作っている。新開発のボディスタビライジングシートは、体をしっかりとホールドし、長時間のドライブでも疲れにくく、快適な乗り心地を実現する。
コックピットでは、デジタルメーターディスプレイをモデル初採用、全グレードに7インチカラー液晶ディスプレイを搭載した。インパネ中央のカラータッチスクリーンは最上位グレードで9インチ、その他のグレードで7インチサイズを採用している。
エンジンもパワーアップ


走行性能においては、よりスポーティな走りを実現するため、サスペンションやエンジンを刷新。新開発の完全独立サスペンションは、フロントにマクファーソンストラット、リアにマルチリンクを採用し、乗り心地の向上とスポーティなドライビングフィールを実現。エンジンは最高出力158psを発揮する2.0L 4気筒エンジンを搭載、先代の1.8L 4気筒エンジンに比べ最高出力を17psアップするなどパワーアップが図られた。
また、悪路の走行に対応するインテリジェントコントロール付きリアルタイムAWD、ヒルディセントコントロールなども採用されている。