クルマ徹底解説
更新日:2020.01.14 / 掲載日:2019.12.25

BMW3シリーズをローンやリースで買うメリットやデメリット!BMWが用意するファイナンシャ

文●工藤貴宏 写真●ユニット・コンパス、BMW

 新型3シリーズを購入するために知っておきたいのが、BMWが用意するファイナンシャル・プログラム。ライフスタイルに合わせていくつもの商品が用意されているので、ぜひチェックしておきたい。

BMWのローン・プログラムについて

「BMWバリューローン」のイメージ(写真:BMW)

 BMWにはいくつかのローン・プログラムが用意されていて、ライフスタイルやカーライフに合わせてプランを組み立てられる。

 設定されているローンは4タイプ。

 もっともスタンダードなのが、ローン元金を分割して月々均等で支払う最もベーシックなタイプの「BMWスタンダードローン」。もっとも基本的なプランである。
 残価設定タイプは「BMWバリューローン」と「BMWフューチャーバリューローン」の2タイプ。違いは据え置き額(いわゆる残価設定額)の補償があるかないかで、前者は据え置き額を自分で設定して支払プランが自由に設定できるかわりに、最終時の支払い時にはあらかじめ設定した据え置き額との清算が必要。いっぽう後者はBMWが算出し補償する据え置額に基づいてローンプランを立てるので、(車両が走行距離や程度などの基準を満たす限り)最後の清算が不要だ。
 もうひとつは「BMWアクセサリーローン」で、これは純正アクセサリーやパーツの購入に加え、車検、整備、修理などに活用できる。

BMWをローンで購入する際のメリットやデメリット

 大きなメリットは、国産正規ディーラーのローンに比べて金利が低く設定されていること。ときには車種やグレード限定で驚きの金利が用意されることもある。
 もうひとつのメリットは、残価設定ローンとして据え置き額が保証されるプラン(BMWフューチャーバリューローン)が用意されていることだ。据え置き額が保証されることで、多くの輸入車の残価設定ローンプランとは異なり乗り換えの際に清算が不要となる。
 また、BMWでローンを組む場合はローン契約中でもBMW車への乗り換えがスマートにできるのも見逃せないメリットである。
 デメリットとしては、現金一括での支払いに比べると金利手数料が発生すること。「BMWバリューローン」などの残価設定型ローンで延長ローンを組む際、金利が高く設定されるケースがある。また、年間走行距離が多いドライバーにとっては、基準を満たさず結果として割高になる可能性も存在する。

BMWのリース・プログラムについて

リース費用には車両代のほか、自動車にまつわる税金や自動車保険が含まれる(写真:BMW)

 車両代だけでなく税金やメンテナンス費用まで含めたパッケージとして毎月の支払いを定額にできるのがリース。毎月定額で車両を使う権利を得ていると考えればわかりやすい。
 BMWでは二つのタイプのリースを用意している「オープンエンド・リース」と「クローズドエンド・リース」だ。
 違いは、最後に残価清算が必要か否か。「オープンエンド・リース」は最初に残価を契約者自身で指定するので毎月の支払プランの自由度が高いが、最後に残存清算が必要となる。
 3年や5年など(もしくはそれ未満)のスパンで車両を入れ替えるのなら、「クローズドエンド・リース」とのマッチングがいい。いっぽうで1台のクルマに長く乗り続けることを前提に、最後にクルマを買い取ることを視野に入れているのなら「オープンエンド・リース」を選ぶといいだろう。

BMWをリースで購入する際のメリットやデメリット

 リースを選ぶ最大のメリットは、整備や税金まで含めた毎月の支払額を一定にできること。リース代のほかに必要となるのは保険代、駐車場代、そしてガソリン代や有料道路代程度だ。
 さらに一般的なリース会社ではなくBMWのプログラムを利用するメリットは、メンテナンスなどクルマに関わることのすべてをBMWディーラーでサポートしてもらえることである。
 デメリットは傷や汚れをつけてしまった場合の報告義務など、「車両を借りている」という意識の高さ。また年間走行距離についても制限が加えられてしまうことも、ひとによってはデメリットだろう。

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グーネットマガジン編集部

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グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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