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更新日:2022.09.13 / 掲載日:2022.09.13
VW ID.5 GTXエキサイト公開 ドイツのインターンらが制作

フォルクスワーゲンは現地時間の9月9日、BEVの「ID.5 GTX」をベースとしたコンセプトモデル「ID.5 GTX “Xcite”(エキサイト)」を公開した。
ドイツ・ザクセン州のインターン生ら14名が制作

ID.5 GTX エキサイトの制作に携わったのは、ドイツ・ザクセン州内の3拠点(ツヴィッカウ、ドレスデン、ケムニッツ)で働くフォルクスワーゲンの職業実習生(インターン)14名。フォルクスワーゲン・ザクセンGmbHのロバート・ヤンセン氏ら同社のスペシャリストの指導の下、設計からスタートし、1年間かけて完成に至った。職業実習生らによるコンセプトモデル制作は2014年に開始して以来、今回で8回目を数えるという。
内装にヴィーガンレザーを採用 サスティナブルなコンセプトモデル


ID.5 GTX エキサイトは82kWhのバッテリーを搭載し、最高速度は180km/h。内外装は実習生らのアイデアを全面的に取り入れ、個性的なビジュアルが作り上げられた。
外装は、ホイールハウスを改造してドアシルを拡大。これに合わせて、フロントフェンダーとリアフェンダーの調整も行われている。また、塗装にはランボルギーニ車にも使われているマット塗装を施した。さらに、22インチ鍛造アルミホイールのリムにはパウダーコーティングを施し、存在感を表現している。
一方の内装は、アルカンターラとヴィーガンレザーを採用し、サステナビリティを表現。コックピットやステアリングホイール、ドアトリム、ルーフライナーも独自の改造が施された。また、シートは個性的なアイデアを多く盛り込み、座席中央のハニカムパターンはフロントグリルのIDハニカムをモチーフとした。フロントヘッドレストの刺繍はプロジェクトロゴで、IDのロゴとプロジェクトナンバーの8を組み合わせたものだという。
車内にはGladen、Musway、Bang & Olufsenの機器を用いて設計した10台のアンプとサブウーファーを搭載。トランクには駐車場から目的地までの数メートルの移動に使うという電動スケートボードも積載し、ユニークさを強調している。

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