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更新日:2023.05.17 / 掲載日:2023.05.17
アウディ EV充電器100基無償設置へ 全旅連と目的地充電インフラ整備協力

アウディ ジャパンと全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(以下、全旅連)は5月15日、電気自動車の目的地充電インフラ整備に関して双方協力して設置を推進することに合意したと発表した。
両者は今後、2023年末までに50か所100基の設置を目指すとしている。
旅館・ホテルにアウディ純正のEV充電器を無償で設置

日本政府は脱炭素社会の実現のために、「2035年までに乗用車新車販売で電動車(EV、PHV等)100%」にすることを目標としており、2030年までに公共用の急速充電器3万基を含む充電インフラ15万基を設置すると発表している。
その一方で、EV普及の初期に設置された普通充電器は3kWh、また、高速道路のサービスエリア等に設置された急速充電器は40~50kWhが一般的であり、旅館・ホテルでは、電気自動車をつかって長距離移動をする、宿泊客の利便性を高めるために、チェックインの際に充電を開始、翌朝には十分な充電状態で出発できるようにすることが、今後ますます重要になる。
このようなことを背景に、アウディ ジャパンと全旅連は、全旅連加入宿泊施設に対して、アウディ純正のEV充電器(8kW)を無償で設置(1か所に充電器2基設置)することにより、目的地充電における電気自動車の充電インフラ整備を促進。
脱炭素社会においても、バッテリー残量を気にすることなく、電気自動車で安心して旅行ができる環境づくりに取り組むことに同意したという。
アウディ 2033年以降は全モデルの販売を電気自動車へ

アウディは電動化戦略「Vorsprung 2030」に基づき、持続可能なプレミアムモビリティを提供する企業への変革を続け、2033年以降は全モデルの販売を電気自動車とする計画を発表。現時点で、国内計8車種の電気自動車を販売している。
2023年は全国のアウディe-tron店に既に設置されている50基の50kW-90kW急速充電器を150kW急速充電器に置き換え、150kW急速充電器を全国合計で102基にすることで急速充電ネットワークをさらに拡大するとしている。
また、アウディ ジャパンがポルシェ ジャパン、フォルクスワーゲン ジャパンと事業展開している日本最大級の急速充電ネットワークサービス「プレミアム チャージング アライアンス」や、旅行先などにおける目的地充電を可能にする「デスティネーションチャージ」によるネットワーク構築を導入するなど、日本でも独自にユーザーが電気自動車を検討しやすい環境作りを行っている。
今回、電気自動車の目的地充電インフラ整備に関して双方による設置推進の合意は、さらなるユーザー満足の向上に貢献するとともに、アウディ ジャパンのEVシフトへのコミットメントを示している。
アウディ公式HP
https://www.audi.co.jp/jp/web/ja.html
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