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更新日:2023.06.10 / 掲載日:2023.06.10
【2023年版】高級感あふれる外車SUVおすすめモデル7車種
世界的なSUVブームが勢いを増す中、ベンツ・BMW・ポルシェなどの高級自動車メーカーも続々と新型モデルをリリースしています。
そこで今回は、高級感あふれる人気の外車SUVを紹介した上で、それぞれのスペックや特徴、中古車相場などを比較していきます。
SUVは搭載されているエンジンの排気量が大きく最大出力も高いため、持ち味であるスポーティさを求めるにはうってつけです。
また、高級外車SUVはどれも押し出しの強い、個性的で迫力満点のデザインをしています。
このように、高級外車SUVには国産SUVでは得られないパワーと迫力があるため、根強い人気を誇っているのです。
そのため、海外の高級自動車メーカーは、シートの座り心地やホールド感、内装カラーの統一感や内張りの材質選定など細部に至るまでインテリアの質感を上げる工夫を凝らしています。
インテリアの質感が高いと、ロングドライブも楽しく快適になります。この点も、高級外車SUVが人気を得ている理由の1つです。
しかし、大切なドライバーや同乗者の命を乗せているため、やはり安全装備は必要です。そのため、現在の車には数多くの安全装備や予防安全技術が搭載されています。
高級外車SUVはどれも販売価格が段違いに高い分、製造コストもふんだんに使われているため、最先端の安全装備や予防安全技術はもちろん、材料費のかさむ強度の高い鋼材などが随所に採用されています。
通常価格帯のSUVを上回る値段に見合った高い安全性能を持っていて、万が一の際は命を守ることができるのも高級外車SUVが人気を博している理由です。

最大の特徴は見る者を圧倒するその巨大なボディで、ワンランク下のGLAが全長4430mm、全幅1805mmなのに対し、GLSは全長890mm、全幅225mmも上回ります。
また、ホイールベースが3135mmもある上、通常グレードの「GLS 400 d 4MATIC」でも搭載エンジンの最高出力は330psです。そのため、現在海外で人気上昇中となっています。
GLSは「3列・7人乗りSUV」ですが、満員の7人乗っても室内スペースには十分のゆとりを感じ、走りがもたつくなんてこともありません。
メルセデスベンツはGLSを「ファーストクラスSUV」と称しています。その名に恥じない最上級の乗り心地と迫力、さらにパワーを感じさせる高級外車SUVとなっています。
<年式:予算目安>
2020年式:949万円~1498万円
2021年式:1000万円~1530万円
2022年式:1178万円~1545万円
2023年式:1498万円~1538万円
メルセデスベンツ GLSの中古車は、現時点の中古車市場には全グレードトータルで65台以上が流通しています。
最上級SUVだけあって、最低でも949万円と中古でも簡単に手の届く価格ではありません。ただし、状態は良いものばかりですし、走行距離も5万kmを超えている車体は稀です。
・オブシディアンブラック(M)
・モハーベシルバー(M)
・ハイテックシルバー(M)
・エメラルドグリーン(M)
・セレナイトグレー(M)
・ヒヤシンスレッド(M)
・ダイヤモンドホワイト(M)
この中では、ラメ塗装の入った白色の「ダイヤモンドホワイト(M)」が人気です。
※(M)とはメタリックペイントを意味します。
ボディサイズは、全長5210mm×全幅1955mm×全高1825mm
日本では5.5L V8ガソリンエンジン搭載の 「GL550」のみが導入されています。その圧倒的な存在感とパワーに魅了されたファンも多いでしょう。
その後、2代目GLクラスとなるメルセデス・ベンツX166が2012年にデビューし、2016年4月にマイナーチェンジされたタイミングで従来のGLクラスから現行のGLSクラスに名称変更されました。
2019年4月、ニューヨーク国際オートショーで発表された2代目GLSは、翌年の2020年3月に日本に上陸しています。導入当初は「GLS 400 d 4MATIC」と「GLS 580 4MATIC スポーツ」の2モデル構成でした。
2020年12月からはチューニングされた4Lツインターボエンジン搭載で、MAX612psを誇るハイパフォーマンスモデルの「Mercedes-AMG GLS 63 4MATIC+」が追加されています。
初代GLSは、堂々たるボディが生み出す圧倒的な存在感とゆったり感、そしてオンロード・オフロードを問わない優れた走行性能を前身であるGLクラスから引き継いでいます。
そして、以下の4グレードがラインナップされていました。
・GLS 350 d 4MATIC(ベーシックモデル・受注生産)
・GLS 350 d 4MATIC Sports
・GLS 550 4MATIC Sports
・メルセデス-AMG GLS 63 4MATIC
特徴的なAMGデザインや随所にクロームルックのエクステリアパーツを取り入れることで、メルセデスのフラッグシップモデルとしてのラグジュアリーさと風格を感じさせるデザインに仕上げています。
また、安全性においても、360°カメラシステムやレーダーセーフティパッケージやなどといった、最新の安全運転支援 システムを搭載していました。
2代目(現行モデル):2019年~
GLSとして初のモデルチェンジとなったこの世代では、「Sensual Purity(官能的純粋)」という最新のメルセデスベンツ各モデルに採用されているデザイン思想が反映されています。
具体的には、2本のパワードームを備えたボンネットや8角形の大型ラジエーターグリル、クローム仕上げのアンダーガードがフルサイズSUVらしいタフさと高級感を両立しています。
インテリアは上品で落ち着いた雰囲気ながら、ダッシュボードには12.3インチサイズの液晶パネルが2枚並べて配置してあったり、対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を搭載したりするなど、高度なデジタル技術の融合が図られています
メルセデスベンツ GLSの中古車を探す

そんな中、ライバルであるアウディとメルセデスが先行していたフルサイズSUVの分野へ、BMWが2019年3月に満を持して投入したのが、このX7です。
全長5165mm・全幅2000mmという堂々たるボディですが、ホイールに設置されたセンサーが路面状況と荷重を監視し車高の自動調整を行う「4輪アダプティブ・エア・サスペンション」を採用しているため、走行安定性は抜群です。
なお、2019年6月の日本登場時には、3L直列6気筒ディーゼルターボエンジン(最高出力265ps)を搭載した「xDrive35d」と、4.4LV8ガソリンツインターボ(最高出力530ps)の「M50i」の2モデルがラインナップされました。
<年式:予算目安>
2019年式:758万円~1087万円
2020年式:798万円~1250万円
2021年式:948万円~1320万円
2022年式:1198万円~1370万円
2023年式:1025万円~1418万円
BMW X7の中古車は、現時点で中古車市場に全グレードトータルで95台以上が流通しています。
同年式であっても、グレードと走行距離によってかなり販売価格に差があります。なお、X7は2022年11月に大幅改良を行っており、以降モデルは販売価格がかなり高めです。
なお、アイポイントの高さ確保や悪路走破性・乗降性向上などを望める最低地上高は220mmで、乗車定員は6または7名です。
グレードやモデルによって標準装備されている用品が異なりますが、「駐車経路自動誘導機能」や国内で初めて国土交通省からの認可を取得した「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」などは標準装備です。
他にも、手持ちのiPhoneにダウンロードした対応アプリを車内ディスプレイで表示・操作できる「スマートフォン・インテグレーション」や、キーを使用せずともドア及び荷室ロック・ロック解除可能な「コンフォートアクセス」など、便利な先進装備が搭載されています。
さらに、快適装備として2運転席・助手席・2列目左右・3列目で個別に空調を調整できる「5ウェイ・オートマチック・エア・コンディショナー」も完備しています。
ただし、3列目シートを格納すれば「最大2120L」に達する広大なラゲッジスペースが現れるため、かなりの長尺物でも積み込むことができます。
また、純正アクセサリーである520Lの容量を有する「ルーフ・ボックス」や、コートなどの衣類を折り目をつけることなく座席後部にすっきりとかけることができる「トラベル&コンフォート・システム」を追加すれば、より利便性が上がります。
2018年11月に開催されたロサンゼルスモーターショーで初お目見えした初代X7は、日本では翌年9月に販売がスタートしました。
安全装備としてADAS(先進運転支援システム)が採用されているほか、運転席のスイッチで車高を通常より40mmずつ上げ下げできるなど、プレミアムSUVと呼ぶにふさわしいモデルでした。
初代後期(現行モデル):2022年~
現行のX7も初代モデルには違いありませんが、2022年11月にビックマイナーチェンジが施されたモデルが発表され、翌月に販売がスタートしています。その際「xDrive35d」は「xDrive40d」に、「M50i」は「M60i」へとグレード名も変更されています。
エクステリアにもかなり手が加えられていて、上部がウインカーとデイライト、下部がLEDヘッドライトとなる上下2分割のヘッドライトに変更されたため、顔つきが一層引き締まって見えるようになりました。
また、BMWのアイデンティティであるキドニーグリルも、暗闇できらりと光る「アイコニック・グロー・キドニー・グリル」に変更されています。
全グレードに48Vマイルドハイブリッドを搭載したため燃費性能が向上しているほか、シフトレバーを廃止し全車にパドルシフトを採用した点も大きな変更点です。
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2018年6月に中国で開催された「アウディ ブランドサミット」において初公開され、日本では翌年9月から販売されています。
四輪操舵システムであるAWS(オールホイールステアリング)や、センターディファレンシャルタイプの「quattro(4輪駆動システム)」などといった最新技術の採用により、フルサイズSUVとは思えない軽快な走行性能を持っているのが特徴です。
また、スムーズな走行と燃料消費の低減を可能とする48Vマイルドハイブリッドシステムを全車搭載しています。
<年式:予算目安>
2019年式:620万円~868万円
2020年式:599万円~946万円
2021年式:879万円~977万円
2022年式:948万円~1281万円
2023年式:流通量希少のため算出不可
アウディ Q8の中古車は、現時点で中古車市場に全グレードトータルで70台以上が流通しています。
比較的新しいモデルなので、最も古い2019年式でも走行距離5万kmを超えている車はあまり見かけないかもしれません。また、新車価格1000万円オーバーの超高級車なので、外装・内装ともに手入れに余念がなく、きれいな状態を保った車体が多いです。
・グレイシアホワイト メタリック
・サテライトシルバー メタリック
・ドラゴンオレンジ メタリック
・ナバーラブルー メタリック
・ミトスブラック メタリック
・ワイトモブルー メタリック
・デイトナグレー パールエフェクト
アウディ Q8のイメージカラーは、国産車のカラーリングとはひと味違う雰囲気を楽しめる「ドラゴンオレンジ メタリック」となっています。
ボディサイズは、全長4995mm×全幅1995mm×全高1705mm(エアサス車:1690mm)
また、アウディQシリーズの最新モデルとあって、走行性能だけではなくインテリアにもデジタル技術が採用されています。
例えば、同社のラグジュアリー4ドアクーペモデルである「A8」同様、タッチパネルを操作すると触感と音による様々なフィードバックが提供される「MMIタッチレスポンス」が搭載されています。
また、運転席のメーター中央に配置された大型カラーディスプレイに地図情報や観光情報など各種データを表示する「バーチャルコックピット」は、ステアリングについているスイッチにより親指一本で操作可能です。
なお、2019年6月には最高出力435ps・最大トルク91.8kgmを発揮する、新開発の4.0L V型8気筒ツインターボディーゼルエンジンを搭載したアウディQ8のトップモデル「RSQ8」が発表されています。
この数値だけを見ると、さすがにミドルサイズやコンパクトサイズが主流となっている国産SUV陣には及びません。
しかし、48Vマイルドハイブリッドシステムや、状況に応じてエンジンの一部のシリンダーを休止させる「シリンダーオンデマンド」を搭載しているため、競合するフルサイズ高級SUVの中では燃費が良い部類に入ります。
アウディ Q8を購入したときの維持費は、まず毎年4月1日時点の所有者に対して課せられる自動車税が「50,000円/年」必要です。
また、継続車検時に支払うことになる重量税と自賠責保険料については、重量税が「20,500円/年」、自賠責保険料は「12,260円/年」となります。
これらに、日ごろのメンテナンス代や消耗品費、車検時の追加整備料や部品代、駐車場代や燃料代などを加えたものが、アウディ Q8の維持費となってきます。
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北欧神話に登場する「雷神トール」が巨人を倒す際に用いたハンマーがモチーフとされるそのデザインは評価が高く、世界各国で100以上もの賞を受賞しています。
<年式:予算目安>
2016年式:249万円~498万円
2017年式:335万円~599万円
2018年式:298万円~685万円
2019年式:445万円~648万円
2020年式:478万円~828万円
2021年式:549万円~899万円
2022年式:629万円~999万円
2023年式:699万円~
ボルボ XC90の中古車は、現時点で中古車市場に260台程度が流通しています。
すでに販売開始から8年以上経過しているモデルのため、走行距離の長さや車両状態にはかなりの差がありますし、それに合わせて価格帯も様々です。
また、2L直4ガソリンターボエンジンに電気モーターを組み合わせて、システム出力407psをたたき出す最高レンジの「T8」は、年式問わず軒並み高額な販売価格がつけられています。
・クリスタルホワイト
・オニキスブラック
・サンダーグレー
・プラチナグレー
・シルバードーン
・ブライトダスク
この中では、「オニキスブラック」と「クリスタルホワイト」が人気です。
ボディサイズは、全長4950mm×全幅1930mm×全高1775mm
※グレードがPlus B5 AWDの場合のスペック
「北米トラック・オブ・ザ・イヤー」をはじめ、数々の賞を受賞すると、これまで振るわなかった北米市場で人気を博しました。
その後、ヤマハ製の4.4L V8エンジンを搭載した日本仕様モデルも投入されましたが、エンジン位置の関係で当時は左ハンドル設定しかありませんでした。
なお、初代XC90は中国でも生産・販売されており、現地では「XCクラシック」という名前で親しまれていました。
2007年と2013年に2度のマイナーチェンジをした初代モデルは、2015年に2代目モデルへとバトンタッチします。
2016年1月には日本仕様車も発表され、3列シートを備えるなどミニバンとSUVの良さを併せ持つ珍しいタイプの高級外車SUVとして現在も根強い人気を誇っています。
初登場時の搭載エンジンは、2.5L直列5気筒シングルターボ(209ps)と3.2L直列6気筒ツインターボ(238ps)の2本立てでした。その後、新開発の4.4LV8エンジン(315ps)が追加されます。
また、この初代モデルには屋根を超高張力鋼板で補強し、横転時に助手席が倒れるのを防止する「ROPS」という安全システムが採用されており、安全性の高さは折り紙付きです。
2代目(現行モデル):2015年~
2代目は、先代より全長・全幅が拡大されたものの20mm程度全高が低くなったことで、かえって引き締まった雰囲気になっています。
また、搭載エンジンが大幅にダウンサイズされた上でPHEVモデルも追加されるなど、省燃費・省エネ性能を求める現代の風潮に沿うよう進化しています。
しかし、最も向上したのは安全性能です。例えば、車線逸脱時に車が危険を自動で察知し、シートベルトによる固定と衝撃緩和機能により乗員の姿勢を守って衝撃を緩和する「ランオフロードプロテクション」や、渋滞時に先行車を自動追従する「アダプティブクルーズコントロール」などを搭載しています。
さらに、ドライバーが不意に対向車の前に曲がった際、車が自動ブレーキをかける予防安全技術を世界で初めて採用しています。
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大人が5人乗っても余裕と優雅さを感じさせる広々とした車内空間と、悪路をものともしないオフロード性能、そしていかにもポルシェらしいきびきびとしたハンドリング性能を高いレベルで持ち合わせているのが特徴です。
<年式:予算目安>
2018年式:758万円~1208万円
2019年式:738万円~1498万円
2020年式:758万円~1790万円
2021年式:1078万円~1320万円
2022年式:1300万円~1870万円
2023年式:流通量希少のため算出不可
ポルシェ カイエンの中古車は、現時点で中古車市場に50台以上が流通しています。
稀に走行距離の多い車体もありますが、年式の割には走行していないものがほとんどです。また、超高級スポーツSUVだけあって、手入れが行き届いていて状態のきれいなものが多くなっています。
ボディサイズは、全長4930mm×全幅1983mm×全高1698mm
標準装備されているものはグレードやモデルによって異なりますが、「アクティブパーキングサポート」や「レーンキーピングアシスト」などの予防安全装備は全てのグレードに標準装備されています。
他にも、アダプティブクルーズコントロールやレーンチェンジアシストなども搭載されています。
また、「ポルシェ トランスポートシステム」使用時のルーフ最大許容積載量は100kgです。
初代モデルは、ポルシェ史上初の5ドアSUVとしてポルシェ伝統のV型8気筒エンジンを縦置き搭載し、2002年9月にデビューしました。
先行して販売されたのは上位グレードの新開発されたMAX340psの「カイエンS」とターボ搭載で100km/hまで5.4秒しかかからないという最上位グレードの「カイエン・ターボ」で、ベースグレードの投入は翌年からです。
2代目:2010年~2018年
この世代から、3L V6スーパーチャージャー付きエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドモデルが追加されました。また、3L V6ディーゼルターボを搭載したモデルも存在しています。
日本には正規輸入されていないため印象は薄いものの、ポルシェの本場ドイツではこのディーゼルモデルが主力となっています。
3代目(現行モデル):2018年~
3代目では、先代より全長が63mm長く、全幅は25mm広くなり車内空間により余裕が生まれ、素材の見直しや構造の最適化により65kgもの軽量化を実現しています。
また、インテリアに搭載した12.3インチのタッチスクリーンは、音声コントロールにも対応するなどデジタル化が進んでいるほか、リアアクスルステアリングといった新技術も数多く採用されています。
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初代モデルが誕生した1970年当初から、高級車・ステーションワゴン・クロカン・スポーツカーの4つの役目を1代でこなすと称される、ハイパフォーマンス高級クロスオーバーSUVの草分け的存在となっています。
<年式:予算目安>
2021年11月販売モデル:2180万円~ASK
ランドローバー レンジローバーの中古車は、現時点で中古車市場に4台程度しか流通していません。
販売価格も2,000万円以上もしくは「要相談」というケースもあります。
【ソリッドペイント】
・フジホワイト
【メタリックペイント】
・サントリーニブラック
・アイガーグレイ
・ハクバシルバー
・ベルグレイヴィアグリーン
・ヴァレジネブルー
・オストゥーニパールホワイト
【プレミアムメタリックペイント】
・カルパチアングレイ
・バトゥミゴールド
・シャラントグレー
この中では、ソリッド・メタリック問わず、ホワイト系が人気です。また、この他にも「SV特注カラー」と呼ばれるスペシャルカラーリングも選択可能です。
ボディサイズは、全長4999mm×全幅1983mm×全高1835mm
ランドローバーならではの耐久性と悪路走破性はもちろん、高級車と遜色ない快適性を持つSUVとして話題を集め、2代目モデルにバトンタッチするまで実に26年間にわたりロングランセールスを記録しました。
高級フルサイズSUVという新ジャンルを切り開いた初代に続き、1995年日本に上陸した2代目レンジローバーは、ファンから「セカンドレンジ」と呼ばれる人気モデルです。
ラダーフレーム構造の本格的なクロカンテイストを受け継ぎつつも、高級車の証である本革シート・電動シート・サンルーフ・ウッドパネルなどを標準装備しています。
3代目は、ランドローバーが身売りされた関係で当初はBMWが開発していましたが、後にフォードに引き継がれたモデルです。
そのせいか、クロカンテイストが強かった2代目に比べ外装・内装ともに豪華になり、当時最先端だったカーナビの装着を前提としたインテリアデザインになっていました。
4代目:2013年~2021年
この世代から、歴代レンジローバーでは初となる総アルミ製のモノコック構造が採用されました。その結果、3代目モデルと比較してサイズに大きな差はないものの、車両重量は実に420kgも軽くなっています。
5代目(現行モデル):2021年~
2021年11月、7年ぶりのモデルチェンジを受けデビューした現行モデルも、「SUVの姿をした高級車」と称される初代から続くコンセプトをしっかりと受け継いでいます。
ただし、時代の流れに合わせて電動化が進められており、電気での航続距離が100kmに達するPHEVモデルが設定されています。また、2024年にはランドローバー初のバッテリーEV(BEV)もラインナップされる予定です。
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ジープが販売して人気を得ていたフルサイズSUV「チェロキー」の上級版として1993年に登場したのが始まりで、2021年にデビューした現行モデルは5代目となっています。
<年式:予算目安>
2021年モデル:682万円~804万円
グランドチェロキーの中古車は、現時点で9台程度とあまり出回っていません。購入候補はおのずと限られてしまいますが、その多くが新車同様の低走行車で、車両状態も良いものばかりです。
車両寸法は以下のようになっています。
・全長:4900mm
・全幅:1980mm
・全高:1810mm
室内空間の広さを左右するホイールベースは2965mmで、乗車定員は5名です。
それぞれのグレードによって標準装備されている用品が異なりますが、「アクティブ レーン マネジメント」や「アドバンストブレーキアシスト」などの予防安全装備は全てのグレードに標準装備されています。
他にも、エレクトロニック・スタビリティ・コントロールやタイヤプレッシャーモニタリングシステムなども搭載されています。
グレードによってアクティブドライビングアシストやパークアシストといった次世代型の運転支援装備が採用されているのも、グランドチェロキーの特徴です。
また、センターコンソールボックス ・ドアポケット ・イルミネーテッドカップホルダー ・コートフック ・オーバーヘッド コンソールなど、細かいものや衣服を収納するスペースが標準装備されています。
ジープといえばオフロード性能にこだわってきたきたイメージですが、この世代からは購入層の拡大を狙ってオンロード性能の向上にも力を入れています。
その結果、良くも悪くもオフロード車らしい走行時の騒音や振動が緩和されたため、日本国内でも人気が出てよく売れたのがこの世代です。
4代目:2010年~2021年
ジープブランドを周遊するクライスラーはダイムラー・ベンツと合併していたため、このモデルに採用されているプラットフォームは3代目メルセデスベンツMクラスと同じものです。
オンロードでの乗り心地をさらに向上するため、ジープ車としては初のエアサスペンションが採用されています。
5代目(現行モデル):2021年~
この世代では、V6 3.6Lエンジンモデルとクライスラー伝統のHEMI・V8 5.7Lエンジンモデルに加え、2L直列4気筒DOHCターボエンジンを搭載するPHEVモデルがグランドチェロキーとして初めて設定されています。
2022年10月に販売開始された日本仕様車は国内の道路事情を考慮し、全長とホイールベースが大幅に短縮された5人乗りのみとなっています。
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※本記事は、2023年5月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
そこで今回は、高級感あふれる人気の外車SUVを紹介した上で、それぞれのスペックや特徴、中古車相場などを比較していきます。
高級な外車SUVが人気の理由
まずは、高級外車SUVが新車・中古車問わず高い人気を博しているのはなぜなのか、その主な理由について見ていきましょう。1.国産車にはないパワーと迫力がある
SUVに限らず国産車はユーザーのニーズに合わせて、どちらかと言えば燃費性能や利便性を重視しています。一方、外車(特に高級外車)は直線が長く道幅も広い海外特有の道路事情もあり、パワーや走行性能を重視する傾向にあります。SUVは搭載されているエンジンの排気量が大きく最大出力も高いため、持ち味であるスポーティさを求めるにはうってつけです。
また、高級外車SUVはどれも押し出しの強い、個性的で迫力満点のデザインをしています。
このように、高級外車SUVには国産SUVでは得られないパワーと迫力があるため、根強い人気を誇っているのです。
2.インテリアの質感が非常に高い
車で数十分走れば目的地に到着することも多い国内に比べて、海外では隣の家まで車で数時間かかかってしまう、といったことも珍しくありません。そのため、海外の高級自動車メーカーは、シートの座り心地やホールド感、内装カラーの統一感や内張りの材質選定など細部に至るまでインテリアの質感を上げる工夫を凝らしています。
インテリアの質感が高いと、ロングドライブも楽しく快適になります。この点も、高級外車SUVが人気を得ている理由の1つです。
3.安全性能もかなり優れている
車は単なる移動手段だから走りさえすれば問題ない、という考え方も間違いではありません。しかし、大切なドライバーや同乗者の命を乗せているため、やはり安全装備は必要です。そのため、現在の車には数多くの安全装備や予防安全技術が搭載されています。
高級外車SUVはどれも販売価格が段違いに高い分、製造コストもふんだんに使われているため、最先端の安全装備や予防安全技術はもちろん、材料費のかさむ強度の高い鋼材などが随所に採用されています。
通常価格帯のSUVを上回る値段に見合った高い安全性能を持っていて、万が一の際は命を守ることができるのも高級外車SUVが人気を博している理由です。
メルセデスベンツ GLS

メルセデスベンツ GLSの特徴
ドイツの超高級自動車メーカーのメルセデス・ベンツにおいて、最上級に位置するSUVがこのGLSです。最大の特徴は見る者を圧倒するその巨大なボディで、ワンランク下のGLAが全長4430mm、全幅1805mmなのに対し、GLSは全長890mm、全幅225mmも上回ります。
また、ホイールベースが3135mmもある上、通常グレードの「GLS 400 d 4MATIC」でも搭載エンジンの最高出力は330psです。そのため、現在海外で人気上昇中となっています。
GLSは「3列・7人乗りSUV」ですが、満員の7人乗っても室内スペースには十分のゆとりを感じ、走りがもたつくなんてこともありません。
メルセデスベンツはGLSを「ファーストクラスSUV」と称しています。その名に恥じない最上級の乗り心地と迫力、さらにパワーを感じさせる高級外車SUVとなっています。
メルセデスベンツ GLSの中古車相場
メルセデスベンツ GLSを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2020年式:949万円~1498万円
2021年式:1000万円~1530万円
2022年式:1178万円~1545万円
2023年式:1498万円~1538万円
メルセデスベンツ GLSの中古車は、現時点の中古車市場には全グレードトータルで65台以上が流通しています。
最上級SUVだけあって、最低でも949万円と中古でも簡単に手の届く価格ではありません。ただし、状態は良いものばかりですし、走行距離も5万kmを超えている車体は稀です。
人気のボディカラー
メルセデスベンツ GLSのボディカラーは、下記の7色が設定されています。・オブシディアンブラック(M)
・モハーベシルバー(M)
・ハイテックシルバー(M)
・エメラルドグリーン(M)
・セレナイトグレー(M)
・ヒヤシンスレッド(M)
・ダイヤモンドホワイト(M)
この中では、ラメ塗装の入った白色の「ダイヤモンドホワイト(M)」が人気です。
※(M)とはメタリックペイントを意味します。
スペック
エンジンは、3L直列6気筒DOHCディーゼルターボ最高出力330psボディサイズは、全長5210mm×全幅1955mm×全高1825mm
歴代のメルセデスベンツ GLS
GLSの源流であるGLクラスは、2006年1月にデトロイトで開催されたモーターショーで初お目見えしました。日本では5.5L V8ガソリンエンジン搭載の 「GL550」のみが導入されています。その圧倒的な存在感とパワーに魅了されたファンも多いでしょう。
その後、2代目GLクラスとなるメルセデス・ベンツX166が2012年にデビューし、2016年4月にマイナーチェンジされたタイミングで従来のGLクラスから現行のGLSクラスに名称変更されました。
2019年4月、ニューヨーク国際オートショーで発表された2代目GLSは、翌年の2020年3月に日本に上陸しています。導入当初は「GLS 400 d 4MATIC」と「GLS 580 4MATIC スポーツ」の2モデル構成でした。
2020年12月からはチューニングされた4Lツインターボエンジン搭載で、MAX612psを誇るハイパフォーマンスモデルの「Mercedes-AMG GLS 63 4MATIC+」が追加されています。
先代モデルとの比較
初代:2015年~2019年初代GLSは、堂々たるボディが生み出す圧倒的な存在感とゆったり感、そしてオンロード・オフロードを問わない優れた走行性能を前身であるGLクラスから引き継いでいます。
そして、以下の4グレードがラインナップされていました。
・GLS 350 d 4MATIC(ベーシックモデル・受注生産)
・GLS 350 d 4MATIC Sports
・GLS 550 4MATIC Sports
・メルセデス-AMG GLS 63 4MATIC
特徴的なAMGデザインや随所にクロームルックのエクステリアパーツを取り入れることで、メルセデスのフラッグシップモデルとしてのラグジュアリーさと風格を感じさせるデザインに仕上げています。
また、安全性においても、360°カメラシステムやレーダーセーフティパッケージやなどといった、最新の安全運転支援 システムを搭載していました。
2代目(現行モデル):2019年~
GLSとして初のモデルチェンジとなったこの世代では、「Sensual Purity(官能的純粋)」という最新のメルセデスベンツ各モデルに採用されているデザイン思想が反映されています。
具体的には、2本のパワードームを備えたボンネットや8角形の大型ラジエーターグリル、クローム仕上げのアンダーガードがフルサイズSUVらしいタフさと高級感を両立しています。
インテリアは上品で落ち着いた雰囲気ながら、ダッシュボードには12.3インチサイズの液晶パネルが2枚並べて配置してあったり、対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を搭載したりするなど、高度なデジタル技術の融合が図られています
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BMW X7

BMW X7の特徴
BMWは、自社初のSUVである「X5」を2000年に、「X1」を2004年にリリースし成功を収めました。そんな中、ライバルであるアウディとメルセデスが先行していたフルサイズSUVの分野へ、BMWが2019年3月に満を持して投入したのが、このX7です。
全長5165mm・全幅2000mmという堂々たるボディですが、ホイールに設置されたセンサーが路面状況と荷重を監視し車高の自動調整を行う「4輪アダプティブ・エア・サスペンション」を採用しているため、走行安定性は抜群です。
なお、2019年6月の日本登場時には、3L直列6気筒ディーゼルターボエンジン(最高出力265ps)を搭載した「xDrive35d」と、4.4LV8ガソリンツインターボ(最高出力530ps)の「M50i」の2モデルがラインナップされました。
BMW X7の中古車相場
BMW X7を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2019年式:758万円~1087万円
2020年式:798万円~1250万円
2021年式:948万円~1320万円
2022年式:1198万円~1370万円
2023年式:1025万円~1418万円
BMW X7の中古車は、現時点で中古車市場に全グレードトータルで95台以上が流通しています。
同年式であっても、グレードと走行距離によってかなり販売価格に差があります。なお、X7は2022年11月に大幅改良を行っており、以降モデルは販売価格がかなり高めです。
車内の広さ
X7は、BMWのSUVラインナップ史上初の3列シートを採用したモデルで、3㎡を優に超えるホイールベースが生み出す広大な室内スペースが売りの1つですが、室内寸法については公式にアナウンスされていません。なお、アイポイントの高さ確保や悪路走破性・乗降性向上などを望める最低地上高は220mmで、乗車定員は6または7名です。
装備
BMW X7には、ディーゼルターボモデルとガソリンツインターボモデルの2つのタイプがあります。グレードやモデルによって標準装備されている用品が異なりますが、「駐車経路自動誘導機能」や国内で初めて国土交通省からの認可を取得した「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」などは標準装備です。
他にも、手持ちのiPhoneにダウンロードした対応アプリを車内ディスプレイで表示・操作できる「スマートフォン・インテグレーション」や、キーを使用せずともドア及び荷室ロック・ロック解除可能な「コンフォートアクセス」など、便利な先進装備が搭載されています。
さらに、快適装備として2運転席・助手席・2列目左右・3列目で個別に空調を調整できる「5ウェイ・オートマチック・エア・コンディショナー」も完備しています。
トランクルーム・ラゲッジスペースの広さ
BMW X7のラゲッジスペース容量は、通常時「326L」とフルサイズSUVとして特に広いというわけではありません。ただし、3列目シートを格納すれば「最大2120L」に達する広大なラゲッジスペースが現れるため、かなりの長尺物でも積み込むことができます。
また、純正アクセサリーである520Lの容量を有する「ルーフ・ボックス」や、コートなどの衣類を折り目をつけることなく座席後部にすっきりとかけることができる「トラベル&コンフォート・システム」を追加すれば、より利便性が上がります。
先代モデルとの比較
初代前期:2019年~2022年2018年11月に開催されたロサンゼルスモーターショーで初お目見えした初代X7は、日本では翌年9月に販売がスタートしました。
安全装備としてADAS(先進運転支援システム)が採用されているほか、運転席のスイッチで車高を通常より40mmずつ上げ下げできるなど、プレミアムSUVと呼ぶにふさわしいモデルでした。
初代後期(現行モデル):2022年~
現行のX7も初代モデルには違いありませんが、2022年11月にビックマイナーチェンジが施されたモデルが発表され、翌月に販売がスタートしています。その際「xDrive35d」は「xDrive40d」に、「M50i」は「M60i」へとグレード名も変更されています。
エクステリアにもかなり手が加えられていて、上部がウインカーとデイライト、下部がLEDヘッドライトとなる上下2分割のヘッドライトに変更されたため、顔つきが一層引き締まって見えるようになりました。
また、BMWのアイデンティティであるキドニーグリルも、暗闇できらりと光る「アイコニック・グロー・キドニー・グリル」に変更されています。
全グレードに48Vマイルドハイブリッドを搭載したため燃費性能が向上しているほか、シフトレバーを廃止し全車にパドルシフトを採用した点も大きな変更点です。
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アウディ Q8

アウディ Q8の特徴
アウディには2種類の高級フルサイズSUVが存在します。やや車高が高く室内空間も広め、オプションで7名乗り設定も可能なQ7に対し、このQ8はクーぺの要素を取り入れた、スタイリッシュかつスポーティなアウディQシリーズのフラッグシップSUVです。2018年6月に中国で開催された「アウディ ブランドサミット」において初公開され、日本では翌年9月から販売されています。
四輪操舵システムであるAWS(オールホイールステアリング)や、センターディファレンシャルタイプの「quattro(4輪駆動システム)」などといった最新技術の採用により、フルサイズSUVとは思えない軽快な走行性能を持っているのが特徴です。
また、スムーズな走行と燃料消費の低減を可能とする48Vマイルドハイブリッドシステムを全車搭載しています。
アウディ Q8の中古車相場
アウディ Q8を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2019年式:620万円~868万円
2020年式:599万円~946万円
2021年式:879万円~977万円
2022年式:948万円~1281万円
2023年式:流通量希少のため算出不可
アウディ Q8の中古車は、現時点で中古車市場に全グレードトータルで70台以上が流通しています。
比較的新しいモデルなので、最も古い2019年式でも走行距離5万kmを超えている車はあまり見かけないかもしれません。また、新車価格1000万円オーバーの超高級車なので、外装・内装ともに手入れに余念がなく、きれいな状態を保った車体が多いです。
人気のボディカラー
アウディ Q8のボディカラーは、下記の7色と「Audi exclusive」と呼ばれるスペシャルカラーの、計8バリエーションが設定されています。・グレイシアホワイト メタリック
・サテライトシルバー メタリック
・ドラゴンオレンジ メタリック
・ナバーラブルー メタリック
・ミトスブラック メタリック
・ワイトモブルー メタリック
・デイトナグレー パールエフェクト
アウディ Q8のイメージカラーは、国産車のカラーリングとはひと味違う雰囲気を楽しめる「ドラゴンオレンジ メタリック」となっています。
スペック
エンジンは、3L V6 DOHC直噴ガソリンターボ最高出力340psボディサイズは、全長4995mm×全幅1995mm×全高1705mm(エアサス車:1690mm)
歴代のアウディ Q8
基本設計を共有するQ7よりも幅広く短く、そして何より低いプロポーションとなっているQ8は、ライバルであるベンツ・BMWのフルサイズ高級フルサイズSUVでは感じられないスポーティさとスタイリッシュさが魅力です。また、アウディQシリーズの最新モデルとあって、走行性能だけではなくインテリアにもデジタル技術が採用されています。
例えば、同社のラグジュアリー4ドアクーペモデルである「A8」同様、タッチパネルを操作すると触感と音による様々なフィードバックが提供される「MMIタッチレスポンス」が搭載されています。
また、運転席のメーター中央に配置された大型カラーディスプレイに地図情報や観光情報など各種データを表示する「バーチャルコックピット」は、ステアリングについているスイッチにより親指一本で操作可能です。
なお、2019年6月には最高出力435ps・最大トルク91.8kgmを発揮する、新開発の4.0L V型8気筒ツインターボディーゼルエンジンを搭載したアウディQ8のトップモデル「RSQ8」が発表されています。
アウディ Q8の燃費・維持費
アウディ Q8のカタログ燃費(4WD・WLTCモード)は、「9.2km/L」です。この数値だけを見ると、さすがにミドルサイズやコンパクトサイズが主流となっている国産SUV陣には及びません。
しかし、48Vマイルドハイブリッドシステムや、状況に応じてエンジンの一部のシリンダーを休止させる「シリンダーオンデマンド」を搭載しているため、競合するフルサイズ高級SUVの中では燃費が良い部類に入ります。
アウディ Q8を購入したときの維持費は、まず毎年4月1日時点の所有者に対して課せられる自動車税が「50,000円/年」必要です。
また、継続車検時に支払うことになる重量税と自賠責保険料については、重量税が「20,500円/年」、自賠責保険料は「12,260円/年」となります。
これらに、日ごろのメンテナンス代や消耗品費、車検時の追加整備料や部品代、駐車場代や燃料代などを加えたものが、アウディ Q8の維持費となってきます。
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ボルボ XC90

ボルボ XC90の特徴
ボルボ XC90は、まもなく誕生100周年を迎えるスウェーデンの自動車メーカー「ボルボ・カーズ」が製造・販売している高級フルサイズSUVです。北欧神話に登場する「雷神トール」が巨人を倒す際に用いたハンマーがモチーフとされるそのデザインは評価が高く、世界各国で100以上もの賞を受賞しています。
ボルボ XC90の中古車相場
ボルボ XC90を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2016年式:249万円~498万円
2017年式:335万円~599万円
2018年式:298万円~685万円
2019年式:445万円~648万円
2020年式:478万円~828万円
2021年式:549万円~899万円
2022年式:629万円~999万円
2023年式:699万円~
ボルボ XC90の中古車は、現時点で中古車市場に260台程度が流通しています。
すでに販売開始から8年以上経過しているモデルのため、走行距離の長さや車両状態にはかなりの差がありますし、それに合わせて価格帯も様々です。
また、2L直4ガソリンターボエンジンに電気モーターを組み合わせて、システム出力407psをたたき出す最高レンジの「T8」は、年式問わず軒並み高額な販売価格がつけられています。
人気のボディカラー
ボルボ XC90のボディカラーは、下記の6色が設定されています。・クリスタルホワイト
・オニキスブラック
・サンダーグレー
・プラチナグレー
・シルバードーン
・ブライトダスク
この中では、「オニキスブラック」と「クリスタルホワイト」が人気です。
スペック
エンジンは、2.0L直列四気筒ガソリンターボ最高出力250psボディサイズは、全長4950mm×全幅1930mm×全高1775mm
※グレードがPlus B5 AWDの場合のスペック
歴代のボルボ XC90
2001年1月、北米国際オートショーにコンセプトカーとして出展され、市場の手ごたえを感じたボルボが自社初のSUVとして、その翌年から販売開始したのが初代XC90です。「北米トラック・オブ・ザ・イヤー」をはじめ、数々の賞を受賞すると、これまで振るわなかった北米市場で人気を博しました。
その後、ヤマハ製の4.4L V8エンジンを搭載した日本仕様モデルも投入されましたが、エンジン位置の関係で当時は左ハンドル設定しかありませんでした。
なお、初代XC90は中国でも生産・販売されており、現地では「XCクラシック」という名前で親しまれていました。
2007年と2013年に2度のマイナーチェンジをした初代モデルは、2015年に2代目モデルへとバトンタッチします。
2016年1月には日本仕様車も発表され、3列シートを備えるなどミニバンとSUVの良さを併せ持つ珍しいタイプの高級外車SUVとして現在も根強い人気を誇っています。
先代モデルとの比較
初代:2002年~2014年初登場時の搭載エンジンは、2.5L直列5気筒シングルターボ(209ps)と3.2L直列6気筒ツインターボ(238ps)の2本立てでした。その後、新開発の4.4LV8エンジン(315ps)が追加されます。
また、この初代モデルには屋根を超高張力鋼板で補強し、横転時に助手席が倒れるのを防止する「ROPS」という安全システムが採用されており、安全性の高さは折り紙付きです。
2代目(現行モデル):2015年~
2代目は、先代より全長・全幅が拡大されたものの20mm程度全高が低くなったことで、かえって引き締まった雰囲気になっています。
また、搭載エンジンが大幅にダウンサイズされた上でPHEVモデルも追加されるなど、省燃費・省エネ性能を求める現代の風潮に沿うよう進化しています。
しかし、最も向上したのは安全性能です。例えば、車線逸脱時に車が危険を自動で察知し、シートベルトによる固定と衝撃緩和機能により乗員の姿勢を守って衝撃を緩和する「ランオフロードプロテクション」や、渋滞時に先行車を自動追従する「アダプティブクルーズコントロール」などを搭載しています。
さらに、ドライバーが不意に対向車の前に曲がった際、車が自動ブレーキをかける予防安全技術を世界で初めて採用しています。
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ポルシェ カイエン

ポルシェ カイエンの特徴
カイエンは、四輪駆動スポーツカーブランドとして名高いポルシェが長年培ってきた技術と、そのポルシェをはじめ多数の自動車ブランドを傘下に従えるフォルクスワーゲンのノウハウが融合し生み出された、他に類を見ないタイプの高級SUVです。大人が5人乗っても余裕と優雅さを感じさせる広々とした車内空間と、悪路をものともしないオフロード性能、そしていかにもポルシェらしいきびきびとしたハンドリング性能を高いレベルで持ち合わせているのが特徴です。
ポルシェ カイエンの中古車相場
ポルシェ カイエンを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2018年式:758万円~1208万円
2019年式:738万円~1498万円
2020年式:758万円~1790万円
2021年式:1078万円~1320万円
2022年式:1300万円~1870万円
2023年式:流通量希少のため算出不可
ポルシェ カイエンの中古車は、現時点で中古車市場に50台以上が流通しています。
稀に走行距離の多い車体もありますが、年式の割には走行していないものがほとんどです。また、超高級スポーツSUVだけあって、手入れが行き届いていて状態のきれいなものが多くなっています。
スペック
エンジンは、3.0L V型6気筒ターボエンジン最高出力353psボディサイズは、全長4930mm×全幅1983mm×全高1698mm
装備
ポルシェ カイエンには、ベースグレードである「カイエン」、上位グレードである「カイエンS 」、最高出力176psのハイパワー電動モーターを有する「カイエンE-ハイブリッド」という3つのタイプがあります。標準装備されているものはグレードやモデルによって異なりますが、「アクティブパーキングサポート」や「レーンキーピングアシスト」などの予防安全装備は全てのグレードに標準装備されています。
他にも、アダプティブクルーズコントロールやレーンチェンジアシストなども搭載されています。
トランクルーム・ラゲッジスペースの広さ
ポルシェ カイエンのラゲッジスペース容量は後席使用時770L、後席を折りたたむと最大1710Lまで拡大します。また、「ポルシェ トランスポートシステム」使用時のルーフ最大許容積載量は100kgです。
先代モデルとの比較
初代:2002年~2010年初代モデルは、ポルシェ史上初の5ドアSUVとしてポルシェ伝統のV型8気筒エンジンを縦置き搭載し、2002年9月にデビューしました。
先行して販売されたのは上位グレードの新開発されたMAX340psの「カイエンS」とターボ搭載で100km/hまで5.4秒しかかからないという最上位グレードの「カイエン・ターボ」で、ベースグレードの投入は翌年からです。
2代目:2010年~2018年
この世代から、3L V6スーパーチャージャー付きエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドモデルが追加されました。また、3L V6ディーゼルターボを搭載したモデルも存在しています。
日本には正規輸入されていないため印象は薄いものの、ポルシェの本場ドイツではこのディーゼルモデルが主力となっています。
3代目(現行モデル):2018年~
3代目では、先代より全長が63mm長く、全幅は25mm広くなり車内空間により余裕が生まれ、素材の見直しや構造の最適化により65kgもの軽量化を実現しています。
また、インテリアに搭載した12.3インチのタッチスクリーンは、音声コントロールにも対応するなどデジタル化が進んでいるほか、リアアクスルステアリングといった新技術も数多く採用されています。
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ランドローバー レンジローバー

ランドローバー レンジローバーの特徴
レンジローバーは、現在インド最大の自動車会社であるタタ自動車の傘下にある、英・ランドローバーが生産・販売している高級フルサイズSUVです。初代モデルが誕生した1970年当初から、高級車・ステーションワゴン・クロカン・スポーツカーの4つの役目を1代でこなすと称される、ハイパフォーマンス高級クロスオーバーSUVの草分け的存在となっています。
ランドローバー レンジローバーの中古車相場
ランドローバー レンジローバーを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2021年11月販売モデル:2180万円~ASK
ランドローバー レンジローバーの中古車は、現時点で中古車市場に4台程度しか流通していません。
販売価格も2,000万円以上もしくは「要相談」というケースもあります。
人気のボディカラー
ランドローバー レンジローバーのボディカラーは、下記の10色が設定されています。【ソリッドペイント】
・フジホワイト
【メタリックペイント】
・サントリーニブラック
・アイガーグレイ
・ハクバシルバー
・ベルグレイヴィアグリーン
・ヴァレジネブルー
・オストゥーニパールホワイト
【プレミアムメタリックペイント】
・カルパチアングレイ
・バトゥミゴールド
・シャラントグレー
この中では、ソリッド・メタリック問わず、ホワイト系が人気です。また、この他にも「SV特注カラー」と呼ばれるスペシャルカラーリングも選択可能です。
スペック
エンジンは、3L V型6気筒24バルブディーゼルツインターボ最高出力258psボディサイズは、全長4999mm×全幅1983mm×全高1835mm
歴代のランドローバー レンジローバー
初代レンジローバーは、フルタイム4WDを搭載する「オールパーパスヴィークル(万能な車)」として1970年に登場しました。ランドローバーならではの耐久性と悪路走破性はもちろん、高級車と遜色ない快適性を持つSUVとして話題を集め、2代目モデルにバトンタッチするまで実に26年間にわたりロングランセールスを記録しました。
高級フルサイズSUVという新ジャンルを切り開いた初代に続き、1995年日本に上陸した2代目レンジローバーは、ファンから「セカンドレンジ」と呼ばれる人気モデルです。
ラダーフレーム構造の本格的なクロカンテイストを受け継ぎつつも、高級車の証である本革シート・電動シート・サンルーフ・ウッドパネルなどを標準装備しています。
先代モデルとの比較
3代目:2002年~2013年3代目は、ランドローバーが身売りされた関係で当初はBMWが開発していましたが、後にフォードに引き継がれたモデルです。
そのせいか、クロカンテイストが強かった2代目に比べ外装・内装ともに豪華になり、当時最先端だったカーナビの装着を前提としたインテリアデザインになっていました。
4代目:2013年~2021年
この世代から、歴代レンジローバーでは初となる総アルミ製のモノコック構造が採用されました。その結果、3代目モデルと比較してサイズに大きな差はないものの、車両重量は実に420kgも軽くなっています。
5代目(現行モデル):2021年~
2021年11月、7年ぶりのモデルチェンジを受けデビューした現行モデルも、「SUVの姿をした高級車」と称される初代から続くコンセプトをしっかりと受け継いでいます。
ただし、時代の流れに合わせて電動化が進められており、電気での航続距離が100kmに達するPHEVモデルが設定されています。また、2024年にはランドローバー初のバッテリーEV(BEV)もラインナップされる予定です。
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ジープ グランドチェロキー

ジープ グランドチェロキーの特徴
グランドチェロキーは、4WD車ブランドとして世界的に有名な「ジープ」名義で販売されているクライスラーの高級SUVです。ジープが販売して人気を得ていたフルサイズSUV「チェロキー」の上級版として1993年に登場したのが始まりで、2021年にデビューした現行モデルは5代目となっています。
ジープ グランドチェロキーの中古車相場
ジープ グランドチェロキーを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2021年モデル:682万円~804万円
グランドチェロキーの中古車は、現時点で9台程度とあまり出回っていません。購入候補はおのずと限られてしまいますが、その多くが新車同様の低走行車で、車両状態も良いものばかりです。
車両寸法
グランドチェロキーは、ジープブランドならではの強靭なボディと悪路をものともしない走破性、そして巨大なボディが生み出す広々とした室内空間による余裕と安心感を高次元で併せ持っているが魅力です。車両寸法は以下のようになっています。
・全長:4900mm
・全幅:1980mm
・全高:1810mm
室内空間の広さを左右するホイールベースは2965mmで、乗車定員は5名です。
装備
グランドチェロキーには「Limited」「Limited 4xe」「Summit Reserve 4xe」という3つのグレードがあります。それぞれのグレードによって標準装備されている用品が異なりますが、「アクティブ レーン マネジメント」や「アドバンストブレーキアシスト」などの予防安全装備は全てのグレードに標準装備されています。
他にも、エレクトロニック・スタビリティ・コントロールやタイヤプレッシャーモニタリングシステムなども搭載されています。
グレードによってアクティブドライビングアシストやパークアシストといった次世代型の運転支援装備が採用されているのも、グランドチェロキーの特徴です。
トランクルーム・ラゲッジスペースの広さ
グランドチェロキーのラゲッジスペース容量は3列目を倒すと「約1328L」、2列目まで倒すと「2395L」です。(いずれもメーカー計測値)また、センターコンソールボックス ・ドアポケット ・イルミネーテッドカップホルダー ・コートフック ・オーバーヘッド コンソールなど、細かいものや衣服を収納するスペースが標準装備されています。
先代モデルとの比較
3代目:2005年~2010年ジープといえばオフロード性能にこだわってきたきたイメージですが、この世代からは購入層の拡大を狙ってオンロード性能の向上にも力を入れています。
その結果、良くも悪くもオフロード車らしい走行時の騒音や振動が緩和されたため、日本国内でも人気が出てよく売れたのがこの世代です。
4代目:2010年~2021年
ジープブランドを周遊するクライスラーはダイムラー・ベンツと合併していたため、このモデルに採用されているプラットフォームは3代目メルセデスベンツMクラスと同じものです。
オンロードでの乗り心地をさらに向上するため、ジープ車としては初のエアサスペンションが採用されています。
5代目(現行モデル):2021年~
この世代では、V6 3.6Lエンジンモデルとクライスラー伝統のHEMI・V8 5.7Lエンジンモデルに加え、2L直列4気筒DOHCターボエンジンを搭載するPHEVモデルがグランドチェロキーとして初めて設定されています。
2022年10月に販売開始された日本仕様車は国内の道路事情を考慮し、全長とホイールベースが大幅に短縮された5人乗りのみとなっています。
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※本記事は、2023年5月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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