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更新日:2023.09.12 / 掲載日:2023.09.12
JAF「エンジンルームに猫」1か月で343件救援要請 寒さより子猫に注意

JAF(日本自動車連盟)が9月11日、6月1日~30日にかけて発生した“猫がクルマに入り込んだことによるトラブル”の救援要請件数を発表。これからの季節に増える事が予測される猫トラブルへの注意を呼び掛けている。
エンジンルームに猫が入り込むトラブル6月は343件に
6月1日~30日の1か月間で、ドライバーから「エンジンルームに猫が入り込んでしまった」とロードサービスの要請を受けた件数は全国で343件あったという。
JAFは同様の調査を1月にも実施しており、その際は1か月間で19件。6月の343件はその約18倍にあたり冬よりも春の方が猫がクルマに入り込むトラブルが多いことがわかった。
猫は日照時間の長い2月~4月や、暖かい6月~9月の間に発情期を迎えるため、春や秋に出産が多いと言われている。今回調査した6月はちょうど春生まれの子猫が活発に動き始める時期であり、トラブルの件数が多かったと考えられるとした。
エンジン始動後の要請は全体の約2割 乗車前の確認を呼びかけ

また、6月に救援要請のあった343件のうち、約2割が「エンジン始動後」に連絡を受けたという。
猫が入り込んでいることに気づかずエンジンをかけてしまうとエンジンベルトなどに巻き込まれる場合がある。猫が命の危険にさらされるのはもちろんのこと、クルマの故障(ベルトの切れ、外れなど)にもつながる。
このほか、猫以外に数例ながらヘビや鳥が入り込んでいたという事例も。確認の際に不用意に手を入れて噛まれた場合、ケガや感染症のおそれもある。
JAFは、「乗車の前はボンネットなどエンジンルーム付近をやさしくたたき、乗車後はエンジンをかける前に数秒静止し猫の気配がしないか確認するなど、できることを実践しましょう」と呼びかけている。
JAF 公式HP:
https://jaf.or.jp/
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