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更新日:2023.11.15 / 掲載日:2023.09.23
[2023年版]EVの補助金ってどのくらいもらえるの?【電気自動車の基礎知識】

これからクルマを購入する場合、EV(電気自動車)は選択肢のひとつになっています。その理由は、近い将来内燃機関の自動車の生産が終了し、電動化モデルに置き換わっていくことが挙げられるでしょう。いまのうちにEVに慣れておきたいというユーザーは多いはず。そこで気になるのは、補助金について。EVは一般的に高額なクルマがほとんどですが、補助金を利用することで内燃機関車との差は少なくなります。今回は、日産リーフを代表例に考えてみましょう。
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CEV補助金ってなに?
CEVとは、Clean Energy Vehicleの略。CEV補助金は、クリーンエネルギー自動車を新車で購入する際に受けられる補助金制度です(中古車は対象外)。対象となるのは、BEV(バッテリー電気自動車)、PHEV(プラグインハイブリッド車)、FCV(燃料電池車)。BEVのみ受けられると思われがちですが、意外と補助金対象となる車両が多いのです。
2023年9月時点において、国または地方自治体からCEV補助金を受給できますが、これには期限までの申請が必要になります。例えば国からの補助金は、現時点で初度登録(届出)期間は2024年2月1日まで、交付申請書受付期間は2024年2月13日までとなっています。また、たとえ期限内に申請した場合でも、予算額に達した場合は受給できません。あくまで予算の中で先着順に補助金が受けられる制度ということを覚えておきましょう。補助金制度は定期的に更新され、交付条件などが変更されることもあります。
国と地方自治体を併用して補助金が受けられる

CEV補助金を受給する場合、国と地方自治体それぞれに申請するのが基本。国からの補助金は、EVの上限額が85万円、軽EVやPHEVの上限額が55万円となっています。一方、地方自治体からの補助金はエリアによってさまざまですが、例えば東京都の場合、EV、PHEVともに45万円が交付されます。ただし、給電機能の有無で補助額が異なるケースがあるので、申請前に確認しておきましょう。
日産リーフの場合、どのくらい安くなるか?
ここでは日産 リーフ(e+ G/60kWh車両)をモデルケースにして考えてみましょう。日産 リーフは基本的に全て給電機能を備えているので、より多くの補助金が受け取れます。
車両本体価格:583万4400円
CEV補助金(国):85万円
CEV補助金(東京都):45万円
差し引き後の支払額:453万4400円(この金額は一例で、条件によって異なるケースがあります)
日産リーフ(e+ G/60kWh車両)の場合、130万円もの補助金が給付されることになるので、申請は必須といえるでしょう。
国への申請書は、一般社団法人 次世代自動車振興センターのサイト(下記参照)より入手可能です。詳細な方法もこのサイトで確認可能なので、ひととおりチェックしておきましょう。
まとめ

EVやPHEVは、CEV補助金のほかにもグリーン化特例により自動車税が軽減されるほか、エコカー減税により重量税の負担も軽くなります。車両価格は内燃機関車よりも高額ですが、補助金や減税をうまく利用することでその差を少なくできます。かなり大きなメリットなので、電動化モデルに乗るなら必ず申請しておきましょう。