車のニュース
更新日:2023.09.29 / 掲載日:2023.09.29
グーネット 中古車価格「支払総額」表示スタート

プロトコーポレーションは2023年9月27日より、クルマ総合サイト「グーネット」、「グーネット」アプリ及び輸入車総合サイト「グーワールド」のWebサイト並びに中古車情報誌「グー」及び輸入車情報誌「グーワールド」において、中古車の価格表示を「支払総額」表示に変更しました。
これは、一般社団法人自動車公正取引協議会が定める「自動車公正競争規約」の改正を受けたもので、2023年10月1日より改正規約が施行されます。
「支払総額」表示とは
「支払総額」表示とは、「車両価格」に当該中古車を購入する際に最低限必要な「諸費用」を加えた価格を、「支払総額」の名称を用いて販売価格を表示することです。
この表示は、「不当な価格表示」の常態化、「不適切な販売行為」の横行、「不適切な諸費用」の請求といった従来の中古車販売における問題点を解決するための対応策として、約9割の消費者が支持する対応です。
健全な中古車業界を目指して ユーザーに必要な情報の開示を推進
今回の「支払総額」表示と合わせて、「グーネット」、「グーネット」アプリ、「グーワールド」並びに中古車情報誌「グー」及び輸入車情報誌「グーワールド」では、ユーザーに必要な情報の開示を推進してまいります。
消費者の不安解消のために、消費者にとって必要な情報開示を推し進めることで、メディアとしての責任を果たすと共に中古車業界に貢献してまいります。
1. 「支払総額」表示の適正運用の支援推進

今回の規約改正に対応し、中古車の販売価格について「支払総額」「車両本体価格」「諸費用」を示した新たな表示方法に変更しました。
また、「法定整備」と「保証」について有無を表示。「保証」については「保証付」の場合、「保証期間」「保証走行距離」が明瞭に分かる表示にしています。
「リサイクル料金」は「支払総額」の右下に、「リ済込(リサイクル料金は預託済、預託金相当額が支払総額に含まれる)」、「リ未(リサイクル料金未預託のため、廃棄時にリサイクル料金の支払いが必要)」、「リ追(廃棄時にリサイクル料金の追加が必要な装備が含まれている)」の3種類で表示しています。
「諸費用」とは
「諸費用」の内容は保険料、税金、登録等に伴う費用(登録等手続代行費用)に限られます。また、任意保険料や希望ナンバー申請費用、納車費用などは「諸費用」として適切ですが、ユーザーにより必要の有無が異なるものは、グーネット掲載時は「支払総額」に含まれません。
「諸費用」を含まない「支払総額」を表示しながら「諸費用」を別途請求した場合や、表示された価格で購入することができない場合は「不当な価格表示」となり、厳罰の対象となります。
2. 「車両状態情報」開示サービス「グー鑑定」の普及促進

中古車の状態を、第三者の鑑定師がチェックを行う「グー鑑定」の普及促進を進めてまいります。
第三者機関の日本自動車鑑定協会(JAAA)の鑑定師が中古車を公正に鑑定し、鑑定した外装・内装・機関・修復歴のそれぞれについて評価を定めた鑑定証を発行することで、車両状態情報についての信頼性向上に努めます。
3. 「車載式故障診断装置」を活用した故障診断の普及促進

自動車の進化(電動化・自動運転など)に伴って、2021年10月に12カ月点検基準が改正されており、電子制御装置の状態が点検できるように「車載式故障診断装置(OBD)の診断の結果」が追加されました。
これに合わせて、クルマメンテナンスメディア「グーネットピット」掲載店でユーザーの保有する車の状態を簡単に診断できる「グー故障診断」をスタートしています。
「グー故障診断」ではユーザーの保有する車の状態が一目でわかる診断書を発行し、検査結果を元に保有する車のメンテナンス提案を「グーネットピット」掲載店からユーザーに行ってまいります。
目視点検で見えない部分も“クルマの健康診断”によって“見える化”を促進します。
・説明ページURL:https://www.goo-net.com/lp/search/2023_information