車のニュース
更新日:2023.09.28 / 掲載日:2023.09.28
日産セレナ(C26系)など約4万8000台にリコール 電気装置に不具合

国土交通省では、日産自動車株式会社が9月28日に届け出た、日産・セレナおよびスズキ・ランディの計2車種・48,360台のリコール情報(5379)を掲載している。
リコールの対象となるのは平成22(2010)年~平成28(2016)年に販売された車両。これまでに252件の不具合件数が確認されており、部分焼損が2件発生しているという。
改善措置として、対象の全車両について、該当の部品を対策品に交換するとしている。
リコール届出 詳細
■リコール届出番号:5379
■リコール開始日:令和5年9月29日
■届出者の氏名又は名称:
・日産自動車株式会社/代表執行役社長兼最高経営責任者 内田 誠
・問い合わせ先:お客さま相談室:TEL 0120-315-232
■不具合の部位(部品名):電気装置(発電機)
■基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因:
アイドリングストップ機能無し車のオルタネータ(発電機)において、プーリーの内部機構(ワンウェイクラッチ)に封入されているグリスの耐熱性能が不足していたため、使用過程でグリスが熱劣化しプーリーのワンウェイクラッチが摩耗することで破損することがある。
そのため、異音の発生や充電警告灯が点灯し、そのまま使用を続けるとプーリーが空転して発電不良となりエンジンが停止するおそれがある。また、空転したプーリーが摩擦熱により高温になった状態でシャフトから抜けて、エンジンルーム内に脱落し周辺部品の可燃物に接触すると、最悪の場合、火災に至るおそれがある。
■改善措置の内容:
全車両、発電機を対策品に交換する。
■不具合件数:252件
■事故の有無:部分焼損2件
■発見の動機:市場からの情報による。
■自動車使用者及び自動車特定整備事業者に周知させるための措置:
・使用者:ダイレクトメール等で通知する。
・自動車特定整備事業者等:日整連発行の機関誌に掲載する。
・各社のインターネットホームページに掲載する。


問い合わせ:
国土交通省自動車局審査・リコール課 リコール監理室
TEL:(03)5253-8111 (内線42361)
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