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更新日:2024.02.02 / 掲載日:2024.02.02
マツダ ロータリーエンジン開発グループ復活!新時代のRE研究開発を加速
マツダは2月1日、新しい時代に適合したロータリーエンジン(RE)の研究開発を加速させるため、パワートレイン開発本部パワートレイン技術開発部に「RE開発グループ」を復活させたと発表した。

ロータリーエンジンは、三角形のローターが回転することによって動力を生む独自の構造をもつエンジンで、1967年に導入した「コスモスポーツ」に初めて搭載された。
その後も長年にわたりロータリーエンジンを量産する唯一の自動車メーカーとして、出力、排気ガス浄化、燃費、耐久性などの性能向上に取り組んできた。
2023年6月には、2012年に「RX-8」の生産を終了して以来約11年ぶりに、ロータリーエンジン搭載車の量産を再開。現在、12車種目のロータリーエンジン搭載車種の「MX-30 ロータリーEV」を日本や欧州に導入している。

新生RE開発グループでは、ロータリーエンジンを発電機用として継続的に進化させ、主要市場での規制対応やカーボンニュートラル燃料対応などの研究開発に取り組むという。
今回の発表に際し、取締役専務執行役員兼CTO(最高技術責任者)の廣瀬一郎氏は「今日までの約6年間、RE技術者は最先端の内燃機関の機能開発や究極の効率改善を掲げるエンジン開発の組織に属し、エンジン方式の垣根を越えてその視座を広げ、またマツダの強みの一つである『モデルベース開発』の使い手として鍛錬してきました。」
「このたび36人の技術者が一つのグループに集結し、REの研究開発でさまざまな壁をブレークスルーするスタートを切ります。電動化時代そしてカーボンニュートラル社会においても、『飽くなき挑戦』でお客さまにワクワクしていただける魅力的なクルマをお届けすることをお約束します」と述べた。
マツダ 公式HP:
https://www.mazda.co.jp/
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