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更新日:2024.03.04 / 掲載日:2024.03.04
BYD ドルフィン「ジャパンEVオブザイヤー2023」グランプリに輝く
エネルギープラットフォーム事業を主に手掛けているエネチェンジ(東京都中央区)は3月1日、「ジャパンEVオブザイヤー2023」の結果を発表、グランプリにBYD「DOLPHIN(ドルフィン)」が決定したと発表した。優秀賞には、ヒョンデ「KONA(コナ)」とBYD「ATTO 3」が選ばれた。
ジャパンEVオブザイヤーは、社会が求める魅力的な電気自動車を選出するプロジェクトとして、EV充電器の普及でサステナブルな社会の実現を目指すエネチェンジと、電気自動車情報を発信してきたEVsmartブログが共同で開催。
ウェブメディアを中心に電気自動車についての情報発信を続けているエバンジェリストと、一般投票によりその年の顔となるEVを選出する。
第2回となる今回は、2023年12月4日から2024年1月31日までインターネット上で投票を呼び掛け、263名が一般投票に参加。EV情報を発信するメディアの代表者やEV関連企業のキーパーソンなど27名がエバンジェリストとして投票した。
投票の結果、第1位は241ポイントを獲得したBYD「ドルフィン」、第2位が151ポイントのヒョンデ「コナ」、第3位は145ポイントでBYD「ATTO 3」となった。
上位3車種は300万~400万円台の手の届きやすい価格でありながらEVとしての高い性能を備えており、車両を選ぶうえで、価格と性能のバランスが重視されていることがうかがえる。
グランプリ「BYD/ドルフィン」241ポイント
得票内訳:一般投票97ポイント/エバンジェリスト投票144ポイント
授賞理由
BYDによる第2弾の電気自動車として日本市場に登場。バッテリー容量44.9kWhのスタンダードモデルが、363万円。
バッテリーが58.56kWhと大容量で出力やトルクも高めたロングレンジモデルは407万円でありながら、先進運転支援機能のような装備も充実しており、コストパフォーマンスの高さが多くの方に評価されました。
このほか、グローバルモデルの車高が1570mmだったものを、日本の立体駐車場に入れやすい1550mmに下げており、国内市場に合わせた丁寧なローカライズを施している点も好評でした。
優秀賞「ヒョンデ/コナ」151ポイント
得票内訳:一般投票62ポイント/エバンジェリスト投票89ポイント
授賞理由
ヒョンデが日本市場に送り出す第2弾の電気自動車で、しっかりと室内空間を確保した使い勝手のいいコンパクトSUV。
バッテリー容量48.6kWhのエントリーグレードである「Casual」では399万円3000円と400万円以下を実現し、バッテリー容量64.8kWhで充実装備の上級グレード「Lounge」でも489万5000円と、日本の一般EVユーザーにも手の届きやすい価格帯で発売されたことが高く評価されました。
コナのEVは2代目のモデルとなり、自動車として、またEVとして進化を遂げた走りや快適さが、とくにジャーナリストなどからの高評価に繋がりました。
優秀賞「BYD/ATTO 3」145ポイント
得票内訳:一般投票96ポイント/エバンジェリスト投票49ポイント
授賞理由
BYDの日本進出第1弾で投入されたコンパクトSUVタイプの電気自動車です。バッテリー容量58.56kWh、先進運転支援機能や電動パワーシートなどの快適装備がほぼフル装備で、価格は440万円。
国のCEV補助金が発売当初は65万円だったものを、型式認定を取得し85万円に増額しており、BYDが日本市場に賭ける「本気」を示す1台であり、充実装備とコストパフォーマンスのインパクトが多くの支持を集めました。
ジャパンEVオブザイヤー公式サイト:
https://japan-ev-of-the-year.enechange.jp/
エネチェンジ:
https://enechange.co.jp
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