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更新日:2024.03.13 / 掲載日:2024.03.13
ランドクルーザーが3年連続で盗難被害ワースト1に 「盗難事故実態調査結果」損保協会

一般社団法人 日本損害保険協会は3月12日、25回目となる「自動車盗難事故実態調査」を実施、その調査結果を発表した。
同調査は、損害保険会社21社を対象に2021年1月1日~2023年12月31日の期間で実施したもの。
盗難被害ランドクルーザーが3年連続でワースト1、アルファードも増加傾向に

2023年の車両本体盗難の車名別盗難状況は、3年連続でランドクルーザー(383件)がワースト1となった。
2位はアルファード(364件)。車両本体盗難全体に占める割合は、2022年の6.9%から2023年の14.0%と増加傾向にあり、特定の車種に盗難被害が集中する傾向が続いているという。

車両本体盗難1件あたりの平均支払保険金については、2021年から2023年にかけてほぼ横ばい傾向となっている。
2023年の車両本体盗難の発生時間帯では、「深夜~朝(22~9時)」が58.4%を占め、最も多くなっている。この時間帯の割合は2022年と比較すると1.3%増加しており、窃盗犯は深夜から朝にかけて薄暗い場所で窃盗に及ぶ傾向があると考えられる。

盗難等防止対策について、普段から「バー式ハンドルロックや警報装置などの盗難防止機器を使用する」「防犯設備が充実した駐車場を利用する」「貴重品は車内に放置しない」など、複数の防犯対策を講じることが有効だという。
また、自宅の駐車場でも安心せずに、防犯カメラや防犯灯などを利用して窃盗犯が心理的・物理的に侵入しづらくすることも重要だとしている。
実施概要
・調査期間:2021年1月1日~2023年12月31日
・調査対象:損害保険会社21社(損保協会非会員会社を含む)
・対象事案:全国で発生した自動車の車両本体盗難事故および車上ねらい(部品盗難含む)事故で、調査期間内に自動車盗難事故が発生し、保険金の支払いを行った事案
※代車等費用保険金のみ支払った事案なども含まれる。
・対象事案数:2023年・・・車両本体盗難:2,597件、車上ねらい:921件
2022年・・・車両本体盗難:2,656件、車上ねらい:971件
2021年・・・車両本体盗難:2,425件、車上ねらい:931件
自動車盗難事故実態調査結果:
https://www.sonpo.or.jp/about/useful/jidoshatounan/index.html
日本損害保険協会:
https://www.sonpo.or.jp/index.html
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