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更新日:2018.11.08 / 掲載日:2014.09.02
【トヨタ】ピクシス軽トラックをフルモデルチェンジを発売2014

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
2011年に誕生したトヨタの軽商用車「ピクシス トラック」がフルモデルチェンジされた。2代目となる新型のピクシス トラックは、現代のクルマらしく環境性能、安全性能も重視。積載能力と使い勝手という商用車には欠かせないスペックを損なうことなく、着実に進化を遂げた。
価格は、2WD(FR)車が65万3400円(スタンダード エアコン・パワステレス 5速MT)~104万7600円(エクストラ 4速AT)、4WD車が80万4600円(スタンダード エアコン・パワステレス 5速MT)~119万8800円(エクストラ 4速AT)。
以下が新型ピクシス トラックのおもな特徴だ。
<高い積載性と取り回しのよさ>
ボディサイズは先代と変わらないが、荷台のフロア長はクラス最高水準の2030mmと先代からくらべて10mm長くになっている。一方で1945mmのガードフレーム荷台長や荷台への張り出しをなくした薄型の角形ガードフレームに変更はなく、使い勝手がいっそう向上した。
最小回転半径は、先代から0.1m小さい3.6mに。取り回しがよくなったことで、狭いあぜ道や街中でも切り返しの回数を減らすことができる。
<居住性の高さ>
居住性も改善されている。プラットフォームを一新し、フロントガラスを前方に出したことで室内空間を拡大。ステアリング角度を見直し、運転席のシートスライド量を140mmに増やしたことで、大柄なドライバーでも運転しやすくなっている。リクライニングも可能なシートの背後には前後長175mmのスペースがあるため、荷物を置くこともできる。
また、フロントサスペンションアームの構造とリヤサスペンションのショックアブソーバー特性を最適化することで、空荷時でも積載時でも快適な乗り心地を実現した。
<防錆性能の高さ>
防錆性能の改善も図られている。キャビン、ドア、荷台などアッパーボディ表面積の100%とフレームに防錆鋼板を採用し、さらに塗装を3層重ねた構造。ボディから下回りまで全体に防錆性能が高く、ボディ表面の錆保証は3年、ボディ外板穴あき錆保証は5年に、それぞれ延長された(ただし、使用状況によっては保証の対象とならない場合もある)。フロントパネルには、軽トラックとしてははじめて樹脂製の部品を採用。塗装がはがれた場合でも錆びることがないうえ、車体の軽量化にもつながった。
<実用性と経済性の高さ>
先代では3速ATだったオートマチック車のトランスミッションは4速ATに。燃費の向上と静かな走りを両立させた。エンジンは、先代に搭載していた660cc直3DOHCのKFエンジンを改良して圧縮比を高め、実用性と経済性を追求。駆動損失も低減させることで、2WD(FR)車のJC08モード走行燃費は5速MTモデルで19.6km/L、4速ATモデルで18.4km/Lという低燃費を実現している。