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更新日:2024.08.11 / 掲載日:2024.08.11
夏の車内はアブないニャ! トヨタが「暑さで溶けるネコ」で熱中症の危険性に警鐘

トヨタは8月7日、夏場の車内熱中症の危険性について訴求するプロジェクト「トヨタのとけネコ」を同日より公開した。これに合わせて、夏場の車内熱中症の危険性を可視化したコンセプトムービー「トヨタのとけネコ」を公式Xで公開した。
1時間で原型ゼロ!「トヨタのとけネコ」が訴える夏の車内のアブなさとは

トヨタが公式Xで公開した動画では、暑さで溶ける「とけネコ」を外気温32.5度の車内に放置。わずか1時間で「とけネコ」が原型をとどめない状態まで溶けていく様子を映し、「大切なものは、車内に残さないでください」と警鐘を鳴らす。
トヨタが行った車内での熱中症についての意識調査では、1000人中で約98%の人が十分に車内での熱中症対策を行えていない事が判明。さらに「自動車内でエアコンを切っても熱中症にならないのは何分までだと思いますか。」という調査では4割以上の人が10分以上と回答。これに対し、同社の実証実験では、エアコンのスイッチをオフにしたわずか5分後に、熱中症発症リスクの高まる指数を表すWBGT(湿球黒球温度)が警戒レベルに達する結果となり、熱中症リスクの認知がまだ薄いことが課題として浮き彫りになったとしている。
8月8日(木)から8月18日(日)まで、トヨタ公式Xでは外出時のシチュエーションに合わせて溶ける様子を描いた「#今日のとけネコ」を投稿。夏場の車内熱中症の危険性について注意を呼び掛けていく。
夏の車内はエアコンオフ後、5分で警戒レベルに!

トヨタが行った車内の熱中症対策についての意識調査では、対象の1,000人に熱中症対策として各項目ごとに実施状況を聞いたところ、「完璧に出来ている」と回答したのは1.7%(17人)に留まり、全体の98.3%が十分に対策を行えていないと感じていることがわかった。特に車体温度を下げるのに効果的な車体への散水は、85.6%が「どちらかといえばできていない」「全くできていない」と回答する結果となった。


また、「自動車内でエアコンを切っても熱中症にならない時間が何分以内か」の質問では、39.8%が10分以上を選択。実証実験で、エアコンを切った5分後に熱中症発症リスクの高まる指数(WBGT)が警戒レベルに達する結果が得られ、半数近い方がリスクが高まる時間について知らなかったことが判明した。

「トヨタのとけネコ」動画概要
タイトル:「トヨタのとけネコ」
公開日時:2024年8月7日(水)
動画URL(X):
https://x.com/TOYOTA_PR/status/1820973129801363851
「車内の熱中症対策についての意識調査」概要
調査タイトル:車内の熱中症対策についての意識調査
調査期間:2024年7月23日(火)~2024年7月25日(木)
調査方法:インターネット調査
調査対象者:自動車を日常的に運転する20~60代の男女
調査人数:1,000人
トヨタ公式HP:
https://toyota.jp/