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更新日:2018.11.12 / 掲載日:2015.02.25
【メルセデス・ベンツ】新ブランド「メルセデス・マイバッハ」販売2015【価格】

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
メルセデス・ベンツに新しいブランド「メルセデス・マイバッハ」が導入され、第一弾モデルとしての「メルセデス・マイバッハSクラス」の販売が2月25日より開始された。導入されるモデルは、4.7L V8 DOHC直噴ターボエンジンと9速ATを搭載する「メルセデス・マイバッハS550」と6.0L V12 DOHCターボエンジンと7速ATを搭載する「メルセデス・マイバッハS600」の2車種。いずれも左ハンドル仕様で、価格はS550が2200万円、S600が2600万円。
1920年代から贅を尽くした最上のモデルとして製造されてきた「マイバッハ」が、最新のテクノロジーと究極のエクスクルーシブ性を兼ね備えた「メルセデス・マイバッハ」として、メルセデス・ベンツブランドの傘下で新たな歴史を刻むこととなった。第一弾として投入されたのが、メルセデス・マイバッハSクラスの2モデルだ。
メルセデス・マイバッハSクラスは、デザイン的にはメルセデス・ベンツのフラッグシップ「Sクラス」を踏襲しながらSクラスのロングモデルよりもさらに20cm長いホイールベースを持つショーファーカーだ。Cピラーには、角を丸めたトライアングルの中にふたつのMをデザインした「マイバッハ・マヌファクトゥーア」エンブレムを装着し、専用の20インチ鍛造アルミホイールを架装している。
ホイールベースが延長されたぶんはすべて後席の居住スペースとなり、リアシートをよりゆったりとした余裕のある空間に仕立てている。リアのドアは幅を66mm狭め、三角窓をCピラーに移設。リアシートはリアドア開口部よりも後方に位置することになり、車外からの視線を遮りながら快適な居住空間となっている。リアシートの左右両席に採用された「エグゼクティブシート」は、スイッチ操作でバックレストを43.5度までリクライニングすることができ、座面の下からせり上がるレッグレストやホットストーン式マッサージ機能を含む6種類のマッサージプログラムも装備。また、後席からも助手席を前方にスライドしながら倒すことが可能で、ヘッドレストを折り畳んだショーファーポジション機能も備えている。
インテリアは、シートやウッドトリムはもちろん、リアシートに備えられた格納式テーブルの表面に筆記作業がしやすいように張られたレザー最高の素材を最上のクラフトマンシップで仕上げられている。リアシートのアームレスト後端にはサーモスタット制御のクーリングボックスを備え、ドイツの歴史ある高級銀食器ブランド「ロベ&バーキング社」がマイバッハ専用に制作したシャンパングラスも用意。左右フロントシート背面に設置された10インチの大型モニター、ドイツのハイエンドオーディオ専門ブランド「ブルメスター社」と共同開発したサウンドシステムなど、リアエンターテインメントシステムも充実している。
安全面では、ステレオマルチパーパスカメラとミリ波レーダーセンサーなどで構成する車両の周囲を360度カバーする複合的なセンサーシステムを備えている。センサー類から得られたローデータをコントロールユニットで融合させてデータを作成し、高度なアルゴリズムで解析することで、先行車両や後方車両、横切る車両、対向車、歩行者などを検出、位置を特定。状況に応じてアクセルやブレーキ、ステアリングの操作を自動でアシストする「レーダーセーフティパッケージ」を装備する。
レーダーセーフティパッケージには、前を走行する車両との車間距離を維持しながら車線のカーブに合わせてステアリング操作をサポートする「ディストロニック・プラス」、前方を横切るクルマや歩行者の飛び出しを検知した場合にドライバーに警告し、ブレーキを踏むと衝突を回避するための強力な制動力を発揮する「ブレーキアシストプラス」とブレーキ操作を行わなかった場合に自動で緊急ブレーキを作動させる「プレセーフブレーキ」、後方からの衝突の危険を検知した場合、後続車両に警告すると同時にブレーキ圧を高めて自車をロックし、二次被害を軽減する「リアCPA(被害軽減ブレーキ付後方衝突警告システム)」など、最新の安全運転支援システムが含まれる。
室内はまさに贅沢なくつろぎの移動空間となっている。高級素材にクラフトマンシップが息づく。
シャンパンを車内で楽しめるよう、マイバッハ専用に制作されたシャンパングラスが備わる。