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更新日:2018.10.26 / 掲載日:2015.02.25
【トヨタ】パーソナルモビリティ・シェアリングサービスの実証実験を開始

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
トヨタが、「タイムズ」などを運営する「パーク24」と共同で、パーソナル実証実験を開始する。実証実験を行うのは、パーク24が展開中の「タイムズカープラス」と、トヨタが豊田市で実証運用する都市交通システム「ハーモ」で活用中のシステムおよび1人乗りの電気自動車「トヨタ i-ROAD」を組み合わせたシェアリングサービスで、4月10日(金)から9月末までの約6か月間、東京都心部を中心に実施する。
実証実験は、商業施設や観光スポットなどへの移動を中心とする利用の状況、実際に利用したユーザーの声をもとにサービスの有用性を検証するもの。i-ROADの貸し出しをパーク24が管理する「タイムズステーション有楽町イトシア」で行い、貸し出し地もしくは東京タワーや浅草、お台場パレットタウン、東京ドームシティの計5か所に返却できるワンウェイ型の利用となる。
シェアリングサービスの利用対象は、「タイムズカープラス」の法人会員と一部の個人会員。i-ROADの空き状況を検索と予約を会員向けのWeb予約画面から行い、最大2時間30分まで利用できる。料金は15分412円で、初回乗車時のみ事前講習がある。
パーク24は、国内最大規模の駐車場ネットワークを活用し、24時間いつでも必要な時間だけクルマを利用できるカーシェアリングサービス「タイムズカープラス」で快適なクルマ社会の実現を目指している。貸出車両としてコンパクトカーから輸入車、ワンボックスカーなど多彩なラインナップを用意し、会員数は43万人にのぼる。
交通渋滞の緩和や大気汚染の解消など人にも街にも社会にもやさしい移動の実現を目指すトヨタは、2012年10月より豊田市周辺の主要駅や公共施設などにステーションを設置し、クルマをはじめとするパーソナルな乗り物と公共交通機関を連携させる交通サポートシステム、ハーモの実証運用を行っている。今回の実証実験では、公共交通機関が発達している大都市にハーモの一部を試行的に導入。利用者のニーズを探るとともに、パーソナルモビリティの使い勝手や利用者の行動パターンの変化など都市部における新しいモビリティの適正を検証していく。