車のニュース
更新日:2025.01.27 / 掲載日:2025.01.23
《2025ベストモデルガイド》クラウンスポーツ
国産9ブランドの狙い目はコレだ!
今回の企画では新車購入を強力サポート! 国産各ブランドの強みや魅力を解説しつつ、狙い目モデルをピックアップ。さらに各車のおすすめグレードも紹介する。どのモデルのどのグレードが“買い”なのか、購入計画の参考にしていただければ幸いだ。
●文:横田 晃/渡辺陽一郎
TOYOTA ブランド解説
高効率経営と幅広いラインナップで一人勝ち状態だ
コンスタントに世界で年間1000万台のクルマを売る世界最大の自動車メーカー、トヨタは、日本経済の大黒柱といっても過言ではないだろう。ここ数年はコロナ禍や半導体不足、認証不正などの問題が続き、今なお受注停止状態のモデルもあるが、それでもなお、最新の2025年3月期第2四半期(4〜9月)決算では、前年同期並みとなる2兆4642億円もの営業利益を確保している。
それを可能としているのは、徹底的な原価低減や、生産技術を始めとするあらゆる現場のカイゼンを柱とした超効率的な経営と、世界中の客層にマッチする商品をフルラインナップする、緻密な商品計画&商品企画。「トヨタを選んでおけば間違いない」という盤石の信頼に加えて、近年は「これが欲しい」と指名される価値や個性を巧みに表現したモデルも増えた。得意のハイブリッドから水素エンジン、BEVにPHEVにFCEVまで、次世代車や次世代電池の研究も全方位で進めている。

TOYOTAの狙い目!>>>クラウンスポーツ

新世代クラウンの走りと使い勝手を味わえる
現在のクラウンは、海外も含めて販売面を強化する必要があり、SUVを中心に複数のタイプをそろえる。エンジンとモーター駆動の相乗効果によるシステム最高出力は、ハイブリッドは234PSで、実用回転域の駆動力に余裕があって運転しやすい。プラグインハイブリッドは306PSに達して、実用域の駆動力がさらに向上する。乗り心地は少し硬いが走行安定性は良好だ。峠道でも良く曲がり後輪の接地性も高い。後席はクラウンクロスオーバーよりは狭いが4名で乗車しても快適。ファミリーカーとしても使いやすい。


BEST OF BEST《おすすめグレード》
Z(4WD) ●価格:590万円
プラグインハイブリッドのRSはハイブリッドのZに比べて175万円高い。国から交付される補助金の55万円を引いても120万円は上まわる。プリウスではプラグインとハイブリッドの価格差は70万円で補助金を差し引くと15万円だ。クラウンスポーツではZが買い得。