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更新日:2025.04.04 / 掲載日:2025.04.04
新型登場で安くなる!? 先代フォレスター中古車バイヤーズガイド

スバルの人気SUV、フォレスターがいよいよフルモデルチェンジする。6代目となる新型は、見た目も性能もリニューアルし魅力を増した。しかし、ここで注目するのは先代モデル。新型が登場したことで、高値で推移していた先代がグッと買いやすくなるからだ。今回は、中古車動向を掘り下げながら相場をリサーチ。買いのグレードや年式をお届けしたい。
新型フォレスターってどう進化したの?

中古車相場を見る前に、新しくなったフォレスターにも少しだけ触れておこう。まず注目すべきは洗練されたエクステリア。ヘッドランプとグリルの処理を連続させることでワイド感を演出。サイドビューは、フェンダーを強調し、SUVらしい力強さを出したことも見どころだ。室内は、インパネ中央に大きなモニターを配置したほか、多角形モチーフを多用して力強さを表現している。他メーカーのSUVは乗用車のような上品な仕立てが多いなか、本格クロスカントリーのような無骨な仕上げはフォレスターならではのキャラクターを引き立てている。

メカニズムを見ると、先代の2.0Lのハイブリッド(e-BOXER)が2.5Lの2モーター式ストロングハイブリッドに置き換わった。パワーとトルクを向上しつつ、WLTCモード燃費は最大18.8km/Lへと大幅アップ(先代は最大14.0km/L)。このほか、「スポーツ」グレードには1.8L 直噴ターボエンジンも設定。こちらは先代モデルでも設定されており、スペックも据え置きとなっている。駆動方式は全車AWDとなるので、安定感のある走りは期待できそうだ。
先代フォレスターってどんなクルマ?

2018年6月にフルモデルチェンジを受け、5代目となったフォレスター。従来型と見た目は似ているものの、スバル・グローバル・プラットフォームを導入することで車体やメカニズムは一新されている。パワートレインは、従来の水平対向4気筒「FB20」から排気量を拡大した「FB25」を搭載することで、4WDと組み合わせることで力強い走りを実現したことも特徴。これに加え、「FB20」にモーターを組み合わせたフォレスター初のハイブリッド「e-BOXER」の設定も大きなトピックだろう。こちらはWLTCモード燃費で14.0km/Lを実現している。

このほか、スバル初となる乗員認識技術「ドライバーモニタリングシステム」の採用も見どころ。これは、ドライバーが車内に乗り込むと専用カメラが顔認識を行い、脇見や居眠りをしているかを検知。システムが危険と判断した場合はドライバーに注意を促すというシステムである。そのほか、歩行者保護エアバッグやアイサイト・ツーリングアシストを全車標準装備するなど、安全面も盤石。走り、燃費、安全性が揃った万能の1台となっている。
データで読み解くフォレスターの中古車相場

それでは、具体的に中古車の全体像を見ていこう。現在の中古車価格帯と中古車平均価格は次のとおり。
中古車価格帯:170万円~400万円
中古車平均価格:285万円
デビュー当時の新車価格が280万8000円~309万9600円だったので、およそ7年で100万円ほど相場が下がっている。極端に下がっていないのは中古車として高い需要があるから。このクラスの国産SUVはモデル末期まで高値をキープすることが多く、フォレスターも例外ではない。とはいえ、最低価格は100万円台なので選び方によってはリーズナブルに入手できる。
グレード別中古車物件比率

先代フォレスターでは、発売当初は「ツーリング」、「Xブレイク」、「プレミアム」の3グレードが展開され、いずれも2.5Lエンジンを搭載。2カ月後には2.0Lのハイブリッド「e-BOXER」を搭載した「アドバンス」も登場し、以降はこの4グレードを軸に販売された。2020年10月には1.8Lターボの「スポーツ」、2022年8月には1.8Lターボとスポーティな装備を盛り込んだ「STIスポーツ」も設定されている。グラフを見ると、最も多いのが「アドバンス」で半数を占める結果となった。
走行距離別中古車物件比率

実用的なミニバンやSUVは、一般的に中古車の走行距離が伸びやすい傾向にある。フォレスターもそんなクルマの1台で、発売から7年が経ったことを考えると相応に走行距離が伸びたものが目立つ。とはいえ、全体のおよそ4割が走行距離3割以下なので、低走行車にこだわった車選びは十分可能だ。また、多走行車でも走行距離は10万km以下のものが大半となっている。
年式別中古車物件比率

先代フォレスターは、2021年9月にマイナーチェンジを受けており、それ以降のものは後期型と呼ばれている。具体的にはフロントまわりのデザインが改良されたほか、新デザインの18インチホイールを装着。また、アイサイトが新世代となったほか、2.5Lエンジン搭載車は2.0Lハイブリッド(e-BOXER)に置き換えられるなど、中古車を選ぶ上で押さえておきたい改良点も多い。それを踏まえてグラフを見ると、物件の多くは前期型。特にマイナーチェンジ前の2019年式と2020年式が全体の半数近くを占めている。とはいえ、物件全体のボリュームが多いため後期型も十分ねらえる。
買いやすいのは前期型のハイブリッド

物件豊富な先代フォレスターは、現在どのグレードも入手しやすい状況となっている。しかし、最も買いやすいのはハイブリッドの「アドバンス」。低燃費かつランニングコスト面でも優秀で、なおかつ物件数が多いのが魅力だ。走行距離は低走行にこだわると高年式の高額な物件が中心となるので、予算を抑えるなら走行距離3万~5万kmを中心に考えよう。前期型ならば250万円が予算の目安。フルモデルチェンジによって相場がさらに下がる可能性も高いので、今後の動向にも要注目だ。