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更新日:2018.11.12 / 掲載日:2015.10.28
【メルセデス・ベンツ】新型スマート「フォーツー」と「フォーフォー」が発売【価格・装備】

ユニット・コンパス/Goo-net編集部
メルセデス・ベンツのシティコミューター「スマート」のニューモデル日本導入が発表された。昨年、16年ぶりにフルモデルチェンジを受けた3代目モデルで、4人乗り仕様の「スマート・フォーフォー」が新たにラインナップされる一方、2人乗りの「スマート・フォーツー」は通常モデルを用意せず限定モデルを年に数回展開していく。スマート・フォーフォーは10月28日に受注を開始、2016年1月に発売。スマート・フォーツーの限定モデル第1弾「スマート・フォーツー エディション1」は、440台限定で10月28日より販売される。駆動方式は全車RR仕様。
モデル展開と価格は、スマート・フォーフォーが内装の異なる2モデル展開で、ファブリック内装の「パッション」が209万円、本革内装の「プライム」が229万円。スマート・フォーツー エディション1はボディカラーの異なる2タイプ展開で「ラパオレンジ」が199万円、「ミッドナイトブルー」が204万円、各色220台限定となる。
■スマート・フォーフォー、スマート・フォーツー共通
鋼鉄製のトリディオンセーフティシェルと樹脂製のボディパネルを組み合わせる構造は、新型スマートにも引き継がれている。エクステリアデザイン上も、トリディオンセーフティシェルとボディパネルの2色のコントラストが特徴となっている。テールランプは、キューブ型のLEDライトを採用。多くの立体駐車場に対応するため、全高は1550mm未満に抑えられている。
また、エンジンをリアに搭載した後輪駆動のRRレイアウトにより、コンパクトなボディながら広いスペースを確保した。インテリアには、ヘッドレスト一体型のスポーティなシートやメッシュファブリックのダッシュボード&ドアパネル、フロントグリル同様のハニカムパターンを用いたスピーカーやツイーターなど、スマートのポップなキャラクターを強調する色や素材、デザインが採用されている。
パワートレインは、最高出力71ps、最大トルク9.3kg-mの性能を発揮する新開発の1.0L 直3 エンジンと6速DCTを搭載。アイドリングストップ機能を備え、スイッチひとつで「エコ」と「スポーツ」の2モードの切り替えができるほか、Dレンジではマニュアル操作も可能となる。
サスペンションは、フロントが新型のマクファーソン式、リアは改良を施したド・ディオン式。スプリングストロークを拡大することで、快適性をアップ。また、先代同様タイヤは前後で異なるサイズを採用した。フロントにリアに比べて細いタイヤを装着することで外輪の切れ角が大きくなり、最小回転半径の小さな小回りの利く仕上がりとなっている。
安全面では、コンパクトモデルながら独自の発想と最新技術で高い安全性を発揮。高強度のスチール製骨格「トリディオンセーフティセル」でコンパートメントを保護しながら、よりいっそう安全性を高めるため燃料タンクをクラッシャブルゾーンからはずしリアアクスルの前方に配置している。レーダーセンサーによる衝突警告機能、強い横風を突然に受けた場合でも安定した直進をサポートする「クロスウインドアシスト」など予防安全装備も採用した。
快適装備としては、レインセンサー、クルーズコントロールなどを備える。半円形のインストルメントクラスターには3.5インチTFTカラーディスプレイを標準で装備。ナビゲーションは、7インチディスプレイを備える純正アクセサリー「ポータブルナビ」のほか、スマートフォンをナビゲーションとして活用できるiPhone/Android対応の無料アプリ「スマート・クロス コネクト」を2015年内にリリースする予定。スマート・クロス コネクトでは、検索した目的地までの地図および音声によるルート案内、標準装備のオーディオの操作、ハンズフリー通話が行える。また、車外では運行経路やガソリン消費量、運転履歴などの情報を閲覧することも可能。
■スマート・フォーフォー
RRレイアウトを採用することで、通常時でも185Lの荷室容量を確保。50:50分割可倒式の後席バックレストをすべて倒すと、荷室の床面は1285×996mmとなり、最大730Lの容量まで広げることができる。
モデルバリエーションは、内装がファブリック仕様となる「パッション」と本革仕様の「プライム」の2種類。オプションとして、パッションには、シートヒーター、プライバシーガラス、パークトロニック(リア)、iPadホルダー取付ソケットをパッケージ化した「ベーシックパッケージ」と「メタリックペイント」の2種類を設定。プライムにはメタリックペイントのみが設定される。
ボディカラーとトリディオンセーフティセルの組み合わせで、全8種類のコンビネーションを用意。「クリスタルホワイト」、「ディープブラック」のほか、「ミッドナイトブルー」、「ラパオレンジ」、「サファイアレッド」、「イエロー」、「クールシルバー」などポップなカラーもラインナップする。
■スマート・フォーツー
限定モデルのみを定期的に展開。第1弾は、新型の発売を記念したエディション1で、ラパオレンジのボディパネルにブラックのトリディオンセーフティセルを組み合わせた「ラパオレンジ」とミッドナイトブルーのボディパネルにホワイトのトリディオンセーフティセルを組み合わせた「ミッドナイトブルー」の2タイプがラインナップされる。各モデル、限定220台。
最小回転半径は、現在販売されている乗用車のなかでもっとも小さい3.3m。JC08モード燃費は21.9km/L。
スマート・フォーフォーのインテリア。
スマート・フォーツーのリヤスタイル。
スマート・フォーツーのインテリア。