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更新日:2018.11.11 / 掲載日:2016.12.20
メルセデス・ベンツ、「AMG GT R」がニュルアタックで好記録
好記録をマークしたメルセデスAMG GT R
メルセデス・ベンツの高性能車部門、メルセデスAMGは「AMG GT R」がドイツ・ニュルブルクリンク北コースにおいて、7分10秒9のラップタイムを計測したと発表。今回記録された7分10秒9のラップタイムは日産「GT-R NISMO」が持つ7分8秒679に迫り「Sport Auto」誌が過去にニュルブルクリンク北コースでタイムアタックを行った後輪駆動車の中では、最速タイムを記録となる。
サスペンションやブレーキなども強化されている
今回好記録をマークした「メルセデスAMG GT R」は、スポーツモデル「メルセデスAMG GT」シリーズの頂点に立つハイパワーグレード。ベース車両の「S」グレードでは、直噴4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを採用。最大出力510hp/6250rpm、最大トルク66.3kgm/1750-4750rpmを発生する。動力性能は、0-100km/h加速が3.8秒、最高速は310km/h。
パワーアップしたエンジンや車両制御・吸排気システムなど
ここから更に、ブースト圧を変更した新しいターボチャージャーの装着、吸排気系やエンジンコンピュータなどを最適化などを行い、最大出力が585hp/6250rpm、最大トルクは71.4gm/1900-5500rpmと大幅にパワーアップ。
新開発のアクティブエアロなど、エアロダイナミクス性能も引き上げられた
トランスミッションは、7速デュアルクラッチの「AMGスピードシフトDCT 7」を組み合わせる。新開発のアクティブエアロやエアロダイナミクスの強化などにより動力性能は、0-100km/h加速が3.6秒、最高速が318km/h。ベースモデルと比較すると、0-100km/h加速は0.2秒短縮。最高速は8km/h上回っている。
サスペンション・ブレーキの強化やレース専用車であるGT3と同様の縦格子のフロントグリル。フロントバンパー、リアウイング、そしてフロア下の整流効果まで計算された空力ボディで圧倒的な力強さを感じさせる。日本導入は未定となっている。