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更新日:2018.10.28 / 掲載日:2017.12.26
トヨタ、「アルファード」「ヴェルファイア」をマイナーチェンジ
マイナーチェンジが施された上級ミニバン「アルファード」
トヨタは、上級ミニバン「アルファード」「ヴェルファイア」をマイナーチェンジして、来年の1月8日に発売する。今回の主なマイナーチェンジは、単眼カメラとミリ波レーダーの性能を向上させた、第2世代の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を標準装備としたことが挙げられる。
単眼カメラとミリ波レーダーの性能を向上させた第2世代の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を標準装備
インテリアは、メーター加飾やシート表皮、木目の色を変更して高級感を高めている。昼間の自転車や夜間の歩行も検知可能となった「プリクラッシュセーフティ」や、前方にいる車両との車間距離を一定に保つ「レーダークルーズコントロール」の作動時に、車線維持に必要なステアリング操作を支援する「レーントレーシングアシスト」を搭載。道路脇にある「制限速度」、「一時停止」、「進入禁止」、「はみ出し禁止」などの交通標識をメーター内のディスプレイに表示する「RSA」(ロードサインアシスト)も装備する。
「アルファード HYBRID Executive Lounge」のインテリア
後退する際に左右後方から接近してくる車両を検知すると、ドアミラー内のインジケーター点滅とブザーにより警告する「リヤクロストラフィックアラート」や、ドアミラーで確認しにくい側後方エリアや後方から急接近してくる車両を検知して、ドアミラーに設置されたLEDインジケーターで注意喚起を行なう「ブラインドスポットモニター」を採用。予防安全装備を充実させ、安全運転支援を強化している。
「アルファード HYBRID Executive Lounge」のエクステリア
エクステリアは、ヘッドライト、フロントグリル、フロントバンパー、バックドアガーニッシュ、リアコンビネーションランプのデザインを変更。パワートレーンは、3.5リッターV型6気筒DOHC直噴エンジン搭載モデルでは、トランスミッションを、6速ATから8速ATの「Direct Shift-8AT」に変更している。構造用接着剤の適応範囲拡大や高剛性ガラス接着剤を使用し、ボディ剛性を高めて操縦安定性と乗り心地を向上させている。
VELLFIRE ZG
最上級グレード「Executive Lounge S」をアルファードに、「Executive Lounge Z」をヴェルファイアに設定。エアロ仕様としてゆとりのあるセカンドシートを備えるのが特徴となる。また、専用インテリアとして、「ブラック&ホワイト」の内装色を採用し、シルバー木目調の専用加飾や防汚処理加工を施したホワイト色のプレミアムナッパ本革シートを採用。ハイブリッドモデルは、エアロ仕様のエントリーグレードとして、アルファードでは「S」、ヴェルファイアは「Z」を設定する。
メーカー希望小売価格は、ガソリンモデルが335万4,480円~737万7,480円(税込)、ハイブリッドモデルが436万3,200円~750万8,160円(税込)
ALPHARD Welcab X
福祉車両「ウェルキャブ」も、ベース車と同様のマイナーチェンジを実施。ベース車に“サイドリフトアップチルトシート装着車”を設定する。チルト機構によりシートを前傾させ、シートへの着座、立ち上がりをサポートすることで介助者の負担を軽減する。また、車外へのシートの張り出しを少なくして、乗降に必要なスペースを約55cmに抑えて、狭いスペースでの乗降を可能としている。
ウェルキャブのメーカー希望小売価格は、357万1,000円~563万2,000円(消費税非課税)