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更新日:2019.06.10 / 掲載日:2018.06.07
メルセデス・ベンツ、「Gクラス」を初のフルモデルチェンジ
約40年ぶりのフルモデルチェンジとなった高級クロスカントリー「Gクラス」
メルセデス・ベンツ日本は、高級クロスカントリー「Gクラス」を1979年の登場以来初となるフルモデルチェンジを行い、6月6より日本での受注を開始した。納車は8月下旬以降の予定。当初用意するのは「G550」と「AMG G63」の2グレードとなる。なお、しばらくは旧型も継続販売される。今回のフルモデルチェンジは、初登場から約40年経って実施された。エクステリアデザインはキープコンセプトだが、改良点は細部にわたっている。
メーターパネルはEクラスやSクラスなどと同様に、フル液晶メーターに変更
インテリアは、現代風の最新装備に変更が施されている。メーターパネルはEクラスやSクラスなどと同様に、フル液晶メーターに変更。最新のテレマティクスサービス「Mercedes me connect」も標準装備とする。その一方で、助手席前方のグラブハンドルや、3つのディファレンシャルロックを操作するスイッチなどGクラスの伝統も残している。ボディサイズの拡大にともない居住性も向上。前席レッグルーム/後席レッグルームは、それぞれ先代モデルより38mm/150mm拡大している。
ボディサイズは、全長が53mm拡大して4817mmとなった
例えば、テールゲート外側のスペアタイア、ボディ外側に設置したドアヒンジ、ボンネット上のウインカーなど、Gクラスを象徴するデザインはそのまま採用しているが、フロントグリルやバンパー、LEDヘッドライト/リア・コンビランプなどは新デザインを採用し、Gクラスを現代風にイメージチェンジしている。なお、ボディサイズは、全長が53mm拡大して4817mm、全幅が64mm拡大して1931mmとなっている。
AMG G63
新設計のラダーフレームやメルセデスAMG社と共同で開発した専用サスペンションなどを装備
そのほか、新設計のラダーフレームやメルセデスAMG社と共同で開発した専用サスペンション、新型9速オートマチックを採用。ステアリングは従来のボール&ナット形式から電動機械式ラック&ピニオン式のステアリングに変更し、ドライビングフィールを向上させている。また、ステアリングが電動機械式なので、パーキングアシストやレーンキーピングアシストなど、操舵支援系の運転支援システムも搭載可能になっている。
エンジンは、G550がM176型 4.0リッターV8DOHCツインターボ(最高出力422ps、最大トルク610Nm)を搭載。気筒休止システムを採用したことで、燃費効率を向上させている。AMG G63はG550のエンジンをベースにメルセデスAMG社がチューンしたM177型 4.0リッターV8DOHCツインターボ(最高出力585ps、最大トルク850Nm)を搭載。大パワーに対応するため、AMG強化ブレーキや専用スポーツサスペンションを装備する。
メーカー希望小売価格は、G550が1562万円、AMG G63が2035万円(税込)
Gクラス(メルセデス・ベンツ)購入ガイド~新型「G550」・「Mercedes-AMG G63」と旧型「G350d」を徹底解説