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更新日:2018.12.17 / 掲載日:2018.11.28
レクサス、新型コンパクトクロスオーバー「UX」を発売
新型コンパクトクロスオーバー「UX」
トヨタの高級車ブランド・レクサスは11月27日、新型コンパクトクロスオーバー「UX」を発売した。新型モデルのUXは、都会派コンパクトクロスオーバー。「Creative Urban Explorer」をコンセプトに掲げており、都会的で洗練されたイメージを展開するモデルのようだ。エンジンは、ガソリン仕様とハイブリッド仕様を用意。ガソリンモデルは2WD(FF)のみとなり、ハイブリッドモデルは2WD(FF)と4WDを各グレードに設定する。
エクステリアは、クロスオーバーらしいシルエットに仕上げており、フロントまわりでは3眼LEDヘッドライトの上部にアローヘッド形状のクリアランスランプを配置。スピンドルグリルはブロックメッシュ形状を採用し、角度によって表情を変える趣向が凝らされている。サイドは強く張り出し、リアに向かってキックアップする上下2つのキャラクターラインが躍動感を高め、整流効果の高いアーチモール形状を採用する。
UXは、都会派コンパクトクロスオーバー
インテリアは、ドライビングの高揚感を演出するコクピットと視覚的な開放感を両立したデザインを採用。低いドライビングポジションやステアリングを中心に配置した操作系を採用し、ドライビング時に高揚感が得られるように工夫されている。インストルメントパネルは、内側と外側の視界をあいまいにする日本の建築思想に着想を得ている。ショルダー部やセンターコンソール、ドアアームレストなどは、力強い骨格をイメージするデザインを採用する。
フロントシートは、伝統的な刺繍技法である「刺し子」をモチーフにしたキルティングを施した
フロントシートは、伝統的な刺繍技法である「刺し子」をモチーフにしたキルティングを施し、ベンチレーション機能を持つパーフォレーションを採用。磁界共振方式の非接触給電技術を車載部品として初めて採用。奥行き感のある発光により、先進性を表現したエアコンレジスターノブが注目ポイントになる。インテリアカラーは、スポーティさとファッショナブルさを併せ持つ「コバルト」と、先進的でモダンな空間をイメージした「ホワイトアッシュ」など合計9色を用意し、豊富なラインナップとしている。
プラットフォームは、GA-Cプラットフォームを採用
パワートレーンは、ガソリンモデルが2.0リッター直列4気筒直噴「M20A-FKS」型エンジンにCVT(ギヤ機構付自動無段変速機)を採用。ハイブリッドモデルは2.0リッター直列4気筒直噴「M20A-FXS」型エンジンに「3NM」型モーター、電気式無段変速機が組み合わされる。2.0リッター直列4気筒エンジンは、動力性能と環境性能を両立させたエンジン。高回転域まで軽快にまわる加速フィーリングと心地よいエンジンサウンドも実現する。レーザークラッドバルブシートの採用により、シリンダー内の空気の渦と吸気流量を強化するなど高速燃焼を追求。世界トップレベルの熱効率を実現するという。ピストンの側面にレーザーでクロスハッチ状の細い溝を付けて保油性を向上させる世界初となる技術や、レースエンジンの開発で培った技術を採用するなど、ハイテク技術を惜しみなく投入している。
新開発のハイブリッドシステムは、モーターによるアシストとエンジン回転数を最適化し、高い燃費性能と気持ちよい加速フィーリングを実現。ドライバーの運転行動やナビゲーションの地図情報をもとに、実際の走行に沿ってハイブリッドバッテリーの充放電を最適に制御する「先読みエコドライブ機能」を搭載する。「先読みエコドライブ機能」は、「先読み減速支援」、「先読みSOC制御」の機能を装備。「先読み減速支援」はナビゲーションがドライバーによる日々の運転行動から、どこで減速・停止するかを予測してデータを蓄積。蓄積された地点に接近すると、アクセルOFF後に回生拡大制御を行なう。「先読みSOC制御」は、ナビゲーションでの経路案内中にのみ、「下り坂SOC制御」、「渋滞SOC制御」を行なう機能になる。
メーカー希望小売価格は、ガソリンモデルの「UX200」が390万円~474万円(税込)、ハイブリッドモデルの「UX250h」が425万円~535万円(税込)