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更新日:2019.02.08 / 掲載日:2019.02.08
BMW、電気自動車「i3」の新型バッテリー搭載モデル 最大航続距離は466km

BMW i3新型バッテリー(120Ah)
BMWは2月6日、電気自動車「i3」に約30%容量を拡大させた新型バッテリー搭載の「i3新型バッテリー(120Ah)」を発売した。価格は、i3が543万円、発電用のエンジンを搭載したレンジエクステンダー装備車は592万円。

i3はBMWのサブブランド「BMWi」が2014年4月に発売した電気自動車で、量産車として初めてCFRP(カーボン・ファイバー強化樹脂)を基本骨格に採用するほか、革新的なテクノロジーを数々導入している。
容量を約30%拡大した新型バッテリー搭載
今回発売された、i3新型バッテリー(120Ah)には約30%容量拡大した120Ah新型リチウムイオン・バッテリーが搭載され、総電力量は33kWhから42kWhに増加している。電気モーターによる後輪駆動システムで最高出力125kW/170PS、最大トルク250Nmを発揮し、時速100kmまで7.3秒(ヨーロッパ仕様車値)で加速するスポーティな走りを実現。ピュアEVモデルのフル充電時の走行可能距離はWLTCモードで360kmで、レンジエクステンダー装備車では466kmを達成している。

バッテリーの総電力量は33kWhから42kWhに増加。

インテリア
インテリアは、ダークなカラーリングのアラガツ・グレーシートに、シートサイドとステアリングホイールのブルーアクセントが組み合わされ、クールなイメージにまとめられた「ATELIER(アトリエ)」が標準装備となる。インスツルメントパネルのベースサポートとドア部のパネルには天然素材のケナフ麻繊維を使用し、ナチュラルな印象を演出している。オプションには、アースカラーをベースに暖かみのある印象を与える「LODGE(ロッジ)」とラグジュアリーな空間を生み出す「SUITE(スイート)」が用意される。LODGEのシートには、ソラリック・ブラウンのウール地とナチュラルレザーが組み合わされ、インテリアトリムには自然のままの風合いを持つユーカリ材を使用。モダンでナチュラルな室内空間を提供する。SUITEには、シートとダッシュボードにダーク・トリュフ/カーボン・ブラックのヴァーネスカ・レザーを新採用。美しい曲線をもつオーク材のインテリアトリムとのコンビネーションで、高級感にあふれる印象を作り上げている。
[LODGE]
[SUITE]
主要諸元
<BMW i3>
全長4,020mm、全幅1,775mm、全高1,550mm、ホイールベース2,570mm、車両重量1,320kg、車両総重量1,540kg、一充電走行距離(WLTCモード)360km、最高出力170PS(125kW)/5,200rpm、最大トルク250Nm/100-4,800rpm
<BMW i3レンジ・エクステンダー装備車>
全長4,020mm、全幅1,775mm、全高1,550mm、ホイールベース2,570mm、車両重量1,660kg、車両総重量1,660kg、直列2気筒DOHC(発電用エンジン)、最高出力170PS(125kW)/5,200rpm、最大トルク250Nm/100-4,800rpm
