BMW、最上級ラグジュアリーの新型SUV「X7」を発売

エクステリアは、全長5165×全幅2000×全高1835mmの迫力あるボディに、SUVらしい力強い印象を際立たせる縦型形状のキドニー グリル、フラットでモダンなヘッドライトのフロントマスク、クローム加飾が施されたガーニッシュを備えた優美なサイドビュー、フラッグシップセダン「7シリーズ」のデザインを取り入れたリヤエンドなど、高級感溢れるスタイルで、さらに「X7 M50i」はセリウム グレー キドニー グリル、ミラー キャップ、エア ブリーザーなどを採用して、スポーティなデザインとなっている。

インテリアは、3105mmのホイールベースにより実現した広い室内空間に、12.3インチのコントロールディスプレイとフルデジタル式メーターパネル、セレクトレバーなどに透明度の高いクリスタルを採用した上品な操作パネルを備えたセンターコンソールを組み合わせた新しいコクピットデザイン、長距離ドライブでも快適に過ごすことができる厳選した牛革を使用したBMW Individual メリノ レザーのシートなど、最高級の演出とともに、標準装備の3ピース式の電動パノラマ ガラス ルーフにより、光溢れる開放的な空間を実現している。

パワートレーンは、「X7 xDrive 35d」「X7 xDrive 35d デザイン ピュア エクセレンス」「X7 xDrive 35d Mスポーツ」が3.0L直6DOHCディーゼルターボエンジン（最高出力265PS、最大トルク63.2kg・m）、「X7 M50i」が新開発の4.4L V8DOHCツインターボエンジン（最高出力530PS、最大トルク76.5kg・m）で、全車とも8速ステップトロニックトランスミッション（8速AT）を組み合わせる。

足回りは、路面状況を各ホイールのセンサーで感知して、上下40mmの間で車高を自動調整する「4輪アダプティブ エア サスペンション」、カメラで進行方向の路面状況を詳しく確認し、サスペンション、ダンパー調整、ロール回避を最適化する「エグゼクティブ ドライブ プロ」などを採用することで、空を飛んでいるかのような滑らかな乗り心地を実現している。

標準で7人乗り仕様のシートは、2列目シートを2席の独立したコンフォート シートにした6人乗り仕様をメーカーオプションで用意する。運転席から助手席と2列目シートの前後スライド調整が可能で、ラゲッジルームからも2列目シートの前後スライド調整をすることができる。テールゲートは、電動で開閉操作ができる2分割式で、3列目使用時のラゲッジルームスペースは326L、2＆3列目シートを倒した場合は最大2120Lとなっている。

先進装備は、高速道路の渋滞時にドライバーが常に前方を注視して交通状況などに応じてハンドルを確実に操作できる状態にある場合に、ハンドルに手をそえないで走行することができる「ハンズ オフ機能付き渋滞運転支援機能（オーナーの要望に応じて7月からこの機能を使用できるようにするソフトウェアを提供する予定）」、35km/h以下での走行時に直近の50m走行を記憶し、通った道を自動で後退できる「リバース アシスト」、BMW初の「トラフィック サイン アシスト（速度制限認識）機能」など、最新の運転支援システムを採用している。

エンターテインメント装備は、自然対話式音声認識機能を備えたボイスコントロール、AIによる学習機能などを備えた対話型AI音声会話システム「BMW インテリジェント パーソナル アシスタント」のほか、DCM（車載通信機）を標準装備し、BMW SOS コール、スマホで車両を遠隔操作＆確認できる「リモート サービス」などのコネクテッドサービス「BMW コネクテッド ドライブ」を利用することができる。

X7 xDrive 35d
●全長×全幅×全高（mm）：5165×2000×1835●ホイールベース（mm）：3105●車両重量（kg）：2420●駆動方式：4WD●パワートレーン：2992cc直6DOHCディーゼルターボエンジン（265PS／63.2kg・m）●トランスミッション：8速ステップトロニックトランスミッション（8速AT）

「X7 M50i」
●全長×全幅×全高（mm）：5165×2000×1835●ホイールベース（mm）：3105●車両重量（kg）：2580●駆動方式：4WD●パワートレーン：4395ccV8DOHCツインターボエンジン（530PS／76.5kg・m）●トランスミッション：8速ステップトロニックトランスミッション（8速AT）